岡山市東区の犬島に位置する「犬島精錬所美術館」は、1909年からわずか10年間のみ操業された銅の精錬所をリノベーションした、”遺産・建築・アート・環境”をテーマにした美術館です。
精錬所の跡地が100年経った今でも産業遺産として遺され、2007年には、経済産業省 地域活性化のための「近代化産業遺産群33」に認定されました。
自然エネルギーを活用し、犬島で採れる石やカラミレンガを使って環境に負荷をかけず設計されています。
内部には、日本の近代化に警鐘を鳴らした三島由紀夫を題材とした作品を展開しており、三島由起夫をモチーフにした美術館となっています。
犬島精錬所美術館のおすすめポイント
- 70年近く放置され老朽化した精錬所の外観は所々自然に飲み込まれ廃墟感もありますがどこか神秘的な雰囲気を感じられます。
- 電気の空調を使用しておらず、太陽や地熱といった自然エネルギーを活かしたエコな美術館です。
- 休日には美術館出口のショップに、島の語り部ガイドさんがいます。犬島や美術館に関するさまざまな話を無料で聞かせてくれます。
犬島精錬所美術館の様子・口コミ
一般的な美術館と比べると、展示作品は少ないかもしれませんが、現代建築と近代化産業遺産を融合させた素晴らしい空間が広がっており、敷地全体が壮大な作品です。
館内の展示作品も素晴らしいものでした。鑑賞料は犬島家プロジェクトと共通なので、高額ではないと思います。
なお、屋外での撮影は可能ですが、館内では撮影が禁止されています。
#みんなの煙突が見たい @犬島精錬所美術館 pic.twitter.com/vTCV2frABy
— またたび研究所/また旅しよう。 (@matatabilabo) May 21, 2022
この美術館は、実際にとても面白いです。 美術館の内部だけでなく、屋上や周囲の風景や景色も楽しむことができます。
犬島精錬所美術館は多くの方にお勧めしたい。
1909年からわずか10年間のみ操業された銅の精錬所。その跡地が100年経ったいまでも産業遺産として遺されているだけでなく、アーティスト・柳幸典と建築家・三分一博志の手によるアートサイトとして、人間の営みの儚さが伝えられている。 pic.twitter.com/SM3StcShEv
— 橋爪勇介|美術手帖 (@hashizume_y) October 1, 2022
美術館の詳細については控えますが、最後の作品には政治的な色彩が強い印象を受けました。 犬島の歴史自体が戦争に絡んで発展と衰退を繰り返してきたため、「持続可能性」というテーマについて深く考えさせられるものです。
しかし、近代遺産の方は圧倒的なスケールであり、江戸時代からわずか50年でこのようなものを建設したことに驚嘆します。 また、廃墟としても魅力的なスポットが数多く存在するため、ここでの鑑賞時間は1時間以上確保しておくことをおすすめします。
犬島精錬所美術館
暑くて🐝ブンブン飛んでたけど
めちゃめちゃ素敵で
ラピュタ感がすごかった✨直島 地中美術館
豊島 豊島美術館
犬島 精錬所美術館
訪問の夢叶う✌︎( ˘꒳˘ )✌︎イエーイおはようございます☁️ pic.twitter.com/cJcr4pOehD
— satomi@旅行好き✈️ (@satomi1070) June 9, 2022
建物の内部を回りながら直接話を聞く、という贅沢で貴重な経験は、何も知らずに鑑賞する経験とは比べ物にならないほど、感情や知識を豊かにしてくれるものであり、本当におすすめです。
精錬所に興味のある方なら、後悔することはないと思います。(予約は2週間前までに必要だそうなので、訪れる方は事前に確認してください。)
また、精錬所は非常に価値のある産業遺産だと考えるので、一人でも多くの人に知ってもらうために、持続可能な仕組みの一環として、音声ガイドの提供なども検討していただけると良いと感じました。(もちろん、直接スタッフの方に聞くのが最適です。)
直島や豊島、小豆島などを訪れた中で、個人的には犬島が一番好きな場所であり、心が躍る要素が詰まっていました。
次回またツアーに参加したいと思います。貴重な経験をありがとうございました!
犬島に着きました!晴れでぽかぽか☀️人もいなくてめちゃくちゃいい場所です!きてよかったー!
犬島精錬所美術館ダンジョンみあります🐕 pic.twitter.com/ToVViLSeNN— ウルフくん (@wolfkunnow) February 1, 2019
館内では週末にのみボランティアのおばあちゃんが説明をしてくれます。とても丁寧で分かりやすかったです!一度話し始めたら15分は覚悟をしなければなりませんでした(笑)とても学びになりました。
犬島精錬所美術館の詳細情報
施設名 | 犬島精錬所美術館(読み方:いぬじませいれんじょびじゅつかん) |
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所在地 | 岡山県岡山市東区犬島327-4 |
交通アクセス | 宝伝港から定期船あけぼの丸で約10分、犬島港から徒歩5分 定期船あけぼの丸(086-947-0912) 大人400円、小人200円 |
駐車場 | 宝伝港に駐車場あり(有料) |
営業時間 | 10:00~16:30(最終入館16:00)、チケットセンター10:00~17:00 |
定休日 | 3~11月:火曜日 ※祝日の場合は開館、翌日休館。月曜日が祝日の場合は火曜開館、翌水曜休館 12~2月:公式サイトでご確認ください。 |
利用料金 | 2,100円(犬島精錬所美術館・犬島「家プロジェクト」・犬島 くらしの植物園と共通) ※15歳以下無料 ※10名以上の場合は、要予約 |
問合せ先 | 086-947-1112(犬島精錬所美術館) |
公式サイト | 犬島精錬所美術館公式サイト |
備考 |
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岡山市には「犬島精錬所美術館」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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