高梁市武家屋敷 旧埴原家|市指定重要文化財、江戸時代に近習役や番頭役などを務めた武士の住宅【高梁市石火矢町】

高梁市武家屋敷 旧埴原家 城・史跡・遺跡
高梁市武家屋敷 旧埴原家

岡山県高梁市石火矢町にある「高梁市武家屋敷 旧埴原家たかはししぶけやしき・きゅうはいばらけ」は、岡山県高梁市石火矢町ふるさと村の観光名所の一つです。

南北に通る上家中屋敷地の石火矢町にある武家屋敷、旧埴原家は、江戸時代中期から後期にかけて、120石から150石を与えられ、近習役や番頭役を務めた武士の住宅です。

高梁市武家屋敷 旧埴原家外観

旧埴原家は、木造の建築物で、松山城下の武家屋敷としては寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造りで、市の重要文化財に指定されています。

屋敷内部には、式台上部の水引き虹棟には若葉を施し、蟇股には雲と梅鉢の家紋彫刻していたり、玄関には幅二間の式台を設け、玄関の間の正面には一間半の棚を設けているなど当時の面影を感じることができますよ。

高梁市武家屋敷 旧埴原家内部

館内には2024年から備中松山城の猫城主さんじゅーろーあしあと記念館があります。

高梁市武家屋敷 旧埴原家資料館

高梁市武家屋敷 旧埴原家のおすすめポイント

  • 備中松山城下の武家屋敷としては、寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しい造りになっています。
  • 入館料もリーズナブルで、武家屋敷2館共通券になっていますので旧折井家と合わせて観光を楽しむことができます。
  • 庭先も趣きがあり、落着いた風情を感じます。
  • 折井家と比べると豪華な造りで、違い棚の書院造などもみられます。
  • 館内には2024年から備中松山城の猫城主さんじゅーろーあしあと記念館があります。

高梁市武家屋敷 旧埴原家のレビュー・口コミ

旧折井家から4軒隣に位置しています。2つの建物を合わせて500円で見学できます。この建物は、江戸後期に建てられた平屋建てで、桟瓦葺き、箕甲・入母屋造りの特徴を持ち、玄関には大ぶりな三ツ花懸魚が取り付けられています。また、玄関には幅二間の式台があり、その正面には一間半の棚が設置されています。さらに、式台の上部には若葉の装飾が施され、蟇股には雲と梅鉢の家紋が彫られています。十二畳の座敷には本床造りがあり、違い棚には天袋、付書院には火燈窓(花頭窓)が残っています。数寄屋造りの面影を残した贅沢な造りで、市の重要文化財に指定されています。

駅前の観光協会で購入できる三館入場券(1,000円)の対象です。自動で動く人形には、貼り紙があったにもかかわらず驚きました。この屋敷は、藩主が母親のために建てたものだそうです。特に季節ごとの庭があるわけではありませんが、この日は芍薬展が開催されていて、大輪の芍薬の花が至るところに飾られていました。

この武家屋敷は、江戸時代中期から後期にかけて、番頭役などを務めた武士の住宅です。座敷には、数寄屋造りの贅沢な趣が残されています。また、藩主勝政公の生母の実家でもあり、当時の家具や備品から歴史を感じることができます。庭も趣があり、落ち着いた雰囲気を味わうことができ、市の重要文化財に指定されています。

高梁市武家屋敷 旧埴原家の詳細情報

施設詳細情報
施設名 高梁市武家屋敷 旧埴原家(きゅうはいばらけ)
所在地 岡山県高梁市石火矢町27
交通アクセス 岡山自動車道賀陽ICから約20分
JR備中高梁駅から徒歩約15分
駐車場 7台あり
営業時間 4月~9月:10:00~17:00、10月~3月:10:00~16:00
休業日 12月29日~1月3日
利用料金 旧折井家・旧埴原家共通券 大人500円/ 小中学生250円/団体割引あり 30人以上1割引 100人以上2割引 ※障がい者手帳をお持ちの人は無料
【お得な共通券】3館共通券1,000円(備中松山城・武家屋敷館・頼久寺)/5館共通券1,500円(備中松山城・武家屋敷館・頼久寺・郷土資料館・山田方谷記念館)
問合せ先 0866-23-1330
公式サイト 高梁市観光協会公式ホームページ
備考

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