下津井城跡|春は約300本の桜、石垣や散策路あり【倉敷市】

下津井城跡 城・史跡・遺跡
下津井城跡

岡山県倉敷市下津井地区にある「下津井城跡(しもついじょうせき)」は、下津井港の背後にある標高89メートルの城山跡です。

下津井城跡の石碑

下津井は古来瀬戸内の軍事・海運の要衝として知られていて、16世紀の終わり頃にはすでに宇喜多氏の城が存在していたと言われています。

下津井城跡の広場

現在、下津井城跡は、瀬戸大橋架橋記念公園の一画として散策路などが整備され、地域の歴史に触れながら美しい景色も楽しめるようになっています。

下津井城跡の看板

下津井城跡のおすすめポイント

  • 春には約300本のソメイヨシノやヤマザクラが咲き、お花見を楽しめます。
  • 史跡内の散策路が整備されているので、地域の歴史に触れながら美しい瀬戸内の風景も楽しめる場です。

下津井城跡の歴史

慶長8年(1603年)に岡山藩の家老である池田長政が城主になり、現在見ることができるような全面石垣の近世的な城に整備しました。

しかし、寛永16年(1639年)に廃城となり、わずか36年という短い期間しか続きませんでした。

下津井城跡の石垣2

城址は東西に伸びる尾根を利用した細長い連郭式の構造で、本丸を中心に南側に二の丸、西側に西の丸、東側に三の丸が配置されています。

さらに、三の丸の東には堀切をはさんで中出丸があり、そのさらに東には東出丸など、宇喜多時代のものと思われる郭が残されています。

下津井城跡の石垣

下津井城跡の様子・口コミ

下津井港のすぐ裏手にある連郭式の平山城です。初めに宇喜多氏が築城し、その後池田氏が入って近世城郭風に石垣や天守を設けました。
しかし、一国一城令により寛永16年(1639年)に廃城となり、城代の池田由成(岡山藩家老)は天城の陣屋へ移り、歴代で3万2千石を領していました。横長の郭で天守台は粗末ですが、駐車場の近くにある馬場や二の丸の石垣などの保存状態は良好です。
地図上では瀬戸大橋架橋記念公園となっており、分かりづらいですが、城跡はその公園内にあります。

バス停「下津井城跡入口」から歩いて10分です。戦国時代ではなく、近世の城なので、防御力はそれほど高くなく、簡単に城に登ることができます。 東西に細長い地形で、平らなスペースが狭くて小さいため、居住性はあまり高くありません。天守台も非常に小さく、実際に天守が存在したかどうかは不確かです。もし存在していたとしても、火の見櫓ぐらいの大きさだったと思われます。 一国一城令によって短期間で破壊され、約40年で廃城になったようですが、使い勝手が悪かったため、明治時代まで持たなかったのではないでしょうか。

素晴らしい山城跡です。多重の曲輪があり、そこからの景色は飽きることがありません。素晴らしいです。下津井の町や漁港も見下ろせます。塩飽諸島、讃岐富士、瀬戸大橋も見えます。絶景です。天守からの眺めは最高だったでしょう。江戸時代には、歴代の城主が城の整備に力を入れたことでしょう。城の破壊は残念です。

下津井城跡の詳細情報

施設詳細情報
施設名 下津井城跡
(読み方:しもついじょうせき、または しもついじょうあと)
所在地 〒711-0927 岡山県倉敷市下津井
交通アクセス 瀬戸中央自動車道児島ICから車で約8分
JR児島駅からタクシー(車)で約10分
バス停「下津井城跡入口」から徒歩10分
駐車場 普通車15台
営業時間 特になし
利用料金 無料
問合せ先 086-473-1116(倉敷市児島支所建設課)
公式サイト 倉敷市WEBサイト
備考

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