岡山市北区丸の内に位置する「岡山城」は、宇喜多秀家によって1597年に岡山後楽園に沿う形で建立された岡山県を代表するお城です。
秀家はあの豊臣秀吉に厚遇されていたので、このお城も秀吉に指導を受けて築城したといわれています。
そして時代の移り変わりによって、宇喜多家から小早川、池田家へと城主が移りました。
この頃の時代の特徴で、外壁に黒漆が塗られており、太陽に照らされると烏の濡れ羽色のように見えるため「烏城」とも呼ばれ、「白鷺城」と呼ばれる姫路城と対比されることもあります。
天守閣は太平洋戦争で焼失しましたが、1966年に再建され、最近では2020年の令和の大改修を経て現在に至ります。最上階の6階は展望室になっており岡山市街を360°一望する景色が楽しめます。
後楽園から石山公園~烏城公園~岡山城まで整備されており市民の憩いの場としても利用されています。
岡山城(烏城)の基本情報
施設名 | 岡山城(烏城) |
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所在地 | 〒700-0823 岡山県岡山市北区丸の内2-3-1 |
交通アクセス | JR岡山駅から路面電車東山行き約5分、「城下」下車、徒歩約10分 または、岡電高屋行き・東山経由西大寺行きバス「県庁前」下車、徒歩約5分 |
駐車場 | 烏城公園駐車場、岡山県立図書館駐車場、後楽園駐車場を利用 料金:1時間100~300円 ※割引:岡山城天守閣の入場者は、駐車料金が150円割引になります。 駐車券を岡山城天守閣受付にご提示ください。 |
利用料金 | 大人(15歳以上/高校生以上)400円、65歳以上140円、小人(小・中学生)100円 ※未就学児は入場無料 20名以上の団体料金一人当たり80円引き |
岡山城(烏城)のおすすめポイント
- 岡山城の天守台は全国的にも珍しい五角形です。お城マニアじゃなくとも魅力を感じる迫力と美しさがあります。
- 春、夏、秋の季節ごとに岡山城天守閣とその周辺をライトアップした「烏城灯源郷」が開催されています。提灯や灯篭で彩られており、日中に見る勇ましいお城とは違い、とても美しいお城へと変わります。
- お城の外には備前焼工房があり、子どもから大人まで、初心者でも気軽に土ひねり体験が楽しめます。
岡山城(烏城)は子どもも楽しめる!
岡山城の内部は、プロジェクションマッピングを使った仕掛けや実物の日本刀の重さを体験できるコンテンツもあり、子どもから大人まで楽しめる展示がいくつもありますよ。
岡山城の最上階、天守閣からは岡山市街地が一望できます。
岡山城内の紹介
まずは岡山城に入ってすぐ受付で料金を支払います。ここはB1Fです。
入場料金は以下のようになっています。後楽園とセットのチケットがお得に販売されています。
岡山城のマップは以下のようになっています。1フロアの面積はそこまで広くはないですが7フロアあるので全部しっかり見ようとすると1時間では足りません。
ざーっと見れば30分程度です。
岡山城のB1F「よみがえる岡山城本丸」
岡山城の出入り口があるのがB1F(地下1階)になります。
フロア中央にあるのが、岡山城の当時の様子を完全再現したジオラマです。
現在よりもかなり広く多くの家屋があったことがわかりますね。
実際に過去の岡山城で使用されていた出土品等も展示されています。
岡山城建立から現在までの時系列を見ることができます。
岡山城の解説が各所にあります。
エレベーターを挟んで反対方向に、忍者コーナーもあります。
フラッシュ撮影をすると、忍者が浮かび上がります!不思議な仕掛けでした!
忍者のゲームができるコーナーもありました。体を使ったりと結構難しく、大人でも楽しめる内容でしたよ。
岡山城の6F「最上階の姿」
天守閣の頂上です。四方の窓から岡山市街地を見渡すことができます。
後楽園も見えますよ。ただ、格子がちょっと邪魔でした。
岡山城の5F「今に繋がる城下町」
岡山城の天守閣に使われているしゃちほこの原寸大が展示されています。大きいですね。
豪姫など演者が語り部となり、岡山城の歴史を解説してくれるコーナーがあります。
岡山城の4F「岡山 戦国の表舞台へ」
宇喜多直家や備中高松城などについての展示があります。
岡山城の3F「それぞれの関ケ原」
岡山城に深くかかわる宇喜多秀家・池田輝政・小早川秀秋がメインのフロアです。
宇喜多秀家についての展示。
小早川秀秋についての展示。
関ヶ原の戦い当時の再現VTRが見られるミニシアターがあります。(約11分)
宇喜多秀家・池田輝政・小早川秀秋を中心に人間模様が描かれており、ちょっと感動しました。
岡山城の2F「池田光政と綱政」
江戸時代に岡山城を治めていた池田光政と綱政メインのフロアです。
居間の再現もありました。
イベント展示はこのフロアで行われていました。
岡山城の1F「体感 戦国絵巻」
子供向けのコンテンツが最も多いにぎやかなフロアです。
まず、岡山城と津山城の組み立てパズルがあります。
当時使われていた火縄銃のレプリカも触ることができます。
日本刀の実際の重さを体感できるコーナーもあります。
昔の成人男性の平均身長は155㎝だったそうです、けっこう低い。
駕籠(かご)に乗れるコーナーもあります。
プロジェクションマッピングを使ったアニメーションを見ることができます。
馬に乗れるコーナーもあります。
カフェの隣で、ボタンで選択できる解説動画も上映されています。
岡山城の外
岡山城1Fにある烏城カフェ
入口から一つ上った階、1Fに「烏城カフェ」があります。岡山城内唯一の飲食店です。
烏城カフェのメニューです。お城パフェが気になりました。(2023年7月時点の情報)
バナナジュースとコーヒーフロートを頼みました。
岡山城1Fにある金烏城商店
岡山城の入口(B1F)左手には、金烏城商店というお土産屋さんがあります。
岡山城のグッズやきびだんごなどが販売しています。
お店の面積はそれほど大きくはありませんが、所狭しと商品が並んでいます。
岡山県産のお菓子や海苔など。
岡山の地ビールなどもありました。
岡山城や岡山県に関連したグッズも色々ありました。
私は岡山の昔話を集めた本を購入しました。
岡山城ライトアップイベント「烏城灯源郷」
春・夏・秋の烏城灯源郷と題して、それぞれの期間中岡山城のライトアップイベントが開催されます。岡山後楽園で開催される幻想庭園とも時期を合わせて同時開催されます。
天守閣前の本段・中段エリアは、「華烏城(はなうじょう)」をテーマに、光の花が咲き乱れる夢の花園を演出。
旭川沿いの木々へのライトアップ「鏡の杜(もり)」、350mに及ぶ下段の石垣を照明で浮かび上がらせる「時代(とき)の礎(いしずえ)」、岡山城周辺の散策をお楽しみください。
2022年11月3日のリニューアルオープンイベントでは、石山公園等でステージも開催されました。
岡山城(烏城)の周辺スポット
岡山後楽園
岡山城下の岡山後楽園は、その美しさと歴史的価値から日本三名園の1つとして数えられており、特別名勝に指定されています。
桃ボート
後楽園と岡山城の間を流れる旭川で桃型ボートに乗って水上散歩ができます。
岡山県立博物館
地元の歴史を中心に、国宝や重要文化財を所有するなど、所蔵品の質の高さは折り紙付きです。
岡山城(烏城)の様子・口コミ
関ヶ原の戦いの前後の事が岡山城と絡めて動画で分かりやすくなっていました。
塩蔵の「フラッシュ撮影すべし」はフラッシュ撮影した時だけ美しく映る不思議な場所です。
天守閣から後楽園の眺めは美しく、後楽園からお城の眺めも素晴らしいです。
久しぶりに岡山城!
外国人観光客が多くて、日本人の方が少ない!店員さん曰く、5月頃から外国人が急に増えたとのこと。ワクチン証明撤廃で日本に来やすくなってるのかな?
国際色豊かな城巡りを堪能しました🏯☀️ pic.twitter.com/IDBwXYpxK0— 吉岡@岡山市のWEB屋 (@yosio831) July 20, 2023
博物館の展示は見やすく整理されててとてもわかりやすく、全部読みながらだと2時間でも足りないボリュームです。
烏城灯源郷.
漆黒の岡山城が艶やかに浮かび🏯
静かな空間が華やかに彩られる
テーマは
”烏城を包むやわらかな灯り“
提灯 灯篭 ろうそくが
日本の夏を鮮やかに映しだす
8月31日まで…まだ間に合います🤗#岡山城 pic.twitter.com/8u3Ien8Wnm— よしたまパパ@okayamalife (@yoshitamapapa) August 30, 2020
お子様にも楽しめる馬の模型があり、これには乗ることもできます。
展示物と同じ重さの刀は実際に手に手を取って実感が味わえたりと、老若男女楽しめる工夫がされてます。
岡山城の「夏の烏城灯源郷」後楽園の「夏の幻想庭園」が1日から始まりました。高畑勲展会場から歩いて20分ほどです。高畑勲展も午後から予約は余裕があります。高畑展のあと、夜のライトアップもお楽しみください pic.twitter.com/NZHaXAfpZs
— 高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの (@takahata_ten) August 2, 2020
岡山城は築城以来、多くの歴史が彩られて来ましたが特質とも言うべきか
無流血のお城です。
岡山城と後楽園といえばコレ!
烏城灯源郷と幻想庭園(春)#写真が好き #キリトリセカイ #ファインダー越しの私の世界 #岡山を世界に届けたい pic.twitter.com/fAGQSqjcfS— ビンたん (@micropost) April 27, 2019
岡山城内を内覧した後は近くの後楽園を散策しました。
岡山城(烏城)のよくある質問
岡山城の入場料はいくら?
大人(15歳以上/高校生以上)400円、65歳以上140円、小人(小・中学生)100円となっています。
※未就学児は入場無料
岡山城はなぜ黒いの?
壁が黒いのは、豊臣秀吉の時代に高級な黒漆を用いた城が流行したからです。
岡山城の散策時間は?
岡山城の所要時間はメインを見るだけなら約20分~30分、ゆっくり見て周るなら約一時間が目安となっています。
岡山城は誰が作った?
岡山城は1597年(慶長2年) 宇喜多秀家によって造営されたと伝えられています。
岡山城は国宝ですか?
岡山城はいったん陸軍省の所管になったあと明治23年(1890)、旧藩主池田章政に払い下げられました。 その後、池田家の提供により本丸に県立岡山第一中学校が建てられ、昭和になって残っていた天守閣など4棟の建物は全て国宝に指定されています。
岡山城(烏城)の詳細
施設名 | 岡山城(烏城) – おかやまじょう(うじょう) |
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所在地 | 〒700-0823 岡山県岡山市北区丸の内2-3-1 |
交通アクセス | JR岡山駅から路面電車東山行き約5分、「城下」下車、徒歩約10分 または、岡電高屋行き・東山経由西大寺行きバス「県庁前」下車、徒歩約5分 |
駐車場 | 烏城公園駐車場、岡山県立図書館駐車場、後楽園駐車場を利用 料金:1時間100~300円 ※割引:岡山城天守閣の入場者は、駐車料金が150円割引になります。 駐車券を岡山城天守閣受付にご提示ください。 |
利用料金 | 大人(15歳以上/高校生以上)400円、65歳以上140円、小人(小・中学生)100円 ※未就学児は入場無料 20名以上の団体料金一人当たり80円引き |
共通入場券 | 岡山後楽園 岡山城天守閣 640円 岡山後楽園 岡山城天守閣 林原美術館 1,040円 岡山後楽園 岡山城天守閣 夢二郷土美術館 1,280円 |
問合せ先 | 086-225-2096(岡山城天守閣) |
公式サイト | 岡山城公式サイト 新・岡山城PRサイト |
備考 | 令和4年11月3日リニューアルオープン 各種電子支払い利用可 |
周辺観光情報 ここもオススメ!
岡山城の周辺には他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。
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