神秘的な世界へ冒険!岡山県の鍾乳洞・洞窟まとめ【2024年最新】

岡山県の鍾乳洞 まとめ記事

岡山県には、神秘的な鍾乳洞が特に新見市~真庭市に点在しており、大自然が形成したまるで別世界に足を踏み入れたような探検ができます。
中は年中一定の温度に保たれているため、夏場は涼しく、冬は暖かさを感じます。

これらの鍾乳洞は、長い年月をかけて形成された美しい地下の景観や奇妙なたけのこ状の石筍(せきじゅん)が特徴で、訪れる人々を魅了してやみません。
幻想的な光景や迫力ある地下の絶景を眺めながら、自然の偉大さを感じることができます。

満奇洞の風景

鍾乳洞めぐりは、心を癒し、冒険心をくすぐる魅力に溢れています!
本記事では、岡山県でオススメの鍾乳洞を一挙にご紹介します。ぜひ、神秘的な世界への探検を楽しんでください。

井倉洞【岡山県新見市】

岡山県新見市には、大小200もの鍾乳洞が点在しており、その中でも「井倉洞」は、地方最大級のスケールを誇る岡山県指定天然記念物です。その全長は1200m、高低差90mに及びます。

井倉洞の入口

洞内には「銀すだれ」「瀬戸の海」「水衣」といった約30の多種多様な鍾乳石や、洞内を流れる落差50mの「地軸の滝」など、自然の生み出す神秘をたっぷり感じることができます。
銀すだれ

石灰岩を流れ落ちる水の流れが作り出した神秘的な雰囲気のある「くらげ岩」や「月ロケット」などといった個性的なネーミングの名所があります。
高さが50mもある「地軸の滝」は、洞窟内の滝としては国内最大落差を誇ります。

井倉洞の瀬戸の海

井倉洞の詳細情報

施設詳細情報
施設名 井倉洞(読み方:いくらどう)
所在地 〒719-2551 岡山県新見市井倉409
交通アクセス 中国自動車道新見ICから約20分または、
岡山自動車道賀陽ICから約40分
JR伯備線井倉駅から徒歩15分
駐車場 普通車250台、バス20台
営業時間 8:30~17:00(最終受付は16:30まで)
休業日 年中無休
利用料金 大人(高校生以上)1,000円、中学生800円、小人500円、小学生未満無料
問合せ先 0867-75-2224(井倉洞)

満奇洞【岡山県新見市】

岡山県新見市にある「満奇洞(まきどう)」は、1929(昭和4)年に歌人与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことから、その名が付いた鍾乳洞です。映画「八つ墓村」のロケ地としても有名です。

洞内は一年を通して15℃前後となっているので、夏は涼しく、冬は暖かく楽しめる観光スポットです。

洞内は、美しいつらら石やカーテン、地底湖など様々な造形が色とりどりのLEDでライトアップがされ、幻想的な雰囲気を味わえます。

満奇洞の橋

また、洞内の最奥にある恋人の聖地「恋人の泉」や、天井から吊り下がる大きな「つらら石(スタラクタイト)」、「大黒柱」と呼ばれる巨大な石柱など、日本でも屈指の壮大な鍾乳洞を散策することができます。

満奇洞の通路

満奇洞の詳細情報

施設詳細情報
施設名 満奇洞(読み方:まきどう)
所在地 〒719-2721 岡山県新見市豊永赤馬2276-2
交通アクセス JR井倉駅から満奇洞行きバス約40分、終点下車
中国自動車道 新見ICから車で約30分
中国自動車道 大佐SICから車で約30分
中国自動車道 北房ICから車で約20分
駐車場 普通車150台、バス10台
利用料金 大人(高校生以上)1,000円、中学生800円、小人500円、小学生未満無料
問合せ先 0867-74-3100(満奇洞)

備中鐘乳穴【岡山県真庭市】

備中鐘乳穴入口

岡山県真庭市、吉備高原の北端にある「備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)」は、井倉洞と並ぶ岡山の有名な鍾乳洞です。

標高300メートルにある大鍾乳洞は、白亜の殿堂と称されます。洞口は石灰岩でできており、地下に広がっています。

備中鐘乳穴の橋

洞内の最高気温は一年中9度前後で、夏はひんやり、冬は暖かいです。入り口の高さは20メートル・幅3メートルです。
照明設備や歩道など整備もされており、洞内は平坦で探検しやすいスポットです。

平安時代の『日本三大実録』に記された日本最古の鍾乳洞として知られ、全長約800mのうち、現在は約300mが観光洞として公開されています。

備中鐘乳穴の天井

鍾乳洞内には、「夢の宮殿」と称される大広間や、巨大な石筍「洞内富士」、22階層から成る「五重の塔」といった多様で変化に富んだ壮大な景観が広がっています。

備中鐘乳穴の詳細情報

施設詳細情報
施設名 備中鐘乳穴(読み方:びっちゅうかなちあな)
所在地 〒716-1411 岡山県真庭市上水田8854-1
交通アクセス 中国自動車道北房ICから約15分
駐車場 普通車160台、バス20台
営業時間 10:00~17:00(冬期11月~3月は16:00まで営業)
※ 1月、2月は日,祝祭日のみ営業
休日 不定休
利用料金 大人700円、中・高生500円、小人(5歳以上)350円
問合せ先 0866-52-2962(備中鐘乳穴 北房鐘乳洞観光株式会社)

諏訪洞(諏訪の穴)【岡山県真庭市】

諏訪洞(諏訪の穴)

岡山県真庭市にある「諏訪洞/諏訪の穴」は、岡山県の指定天然記念物で、鍾乳洞の下を大量の水が流れ、滝を形成する鍾乳洞です。
北房ほたる公園駐車場の川向かいにありアクセスしやすい立地にあります。

洞内は90年代の調査で全長約1750mと判明していますが、現在見学できるのは手前約10mまでです。

諏訪洞(諏訪の穴)の風景

鍾乳洞から流れ落ちる水の音や水車の回る音が、1996年環境庁の「日本の音風景百選」に選ばれました。

諏訪洞(諏訪の穴)の詳細情報

施設詳細情報
施設名 諏訪洞(諏訪の穴)
所在地 岡山県真庭市下呰部(あざえ)1203-1(北房ほたる公園向かい)
交通アクセス 中国自動車道 北房ICから車で10分(5km)
※車のナビは北房ほたる公園にセットしてください
駐車場 あり 20台(北房ほたる公園駐車場)
営業時間 午後7時以降は照明が切れます
休業日 特になし
利用料金 無料
問合せ先 0866-52-2111(真庭市役所北房振興局)

神庭鬼の穴【岡山県真庭市】

神庭の滝全体

岡山県真庭市にある「神庭の滝自然公園」は、日本百景日本の滝百選に選ばれており、西日本一とも称される高さ110m、幅20mの”神庭の滝”があります。

勝山町並み保存地区から車で約10分のアクセスの良さで、綺麗に整備された遊歩道を約5分ほど歩いて滝下へ行くことができます。

園内に入って左側の山側に入る登山道を行くと「神庭の鬼の穴」という約50m程度入れる鍾乳洞にいくことができます。

神庭の鬼の穴(鍾乳洞)

往復30分〜40分程度の険しい山道となり、体力に自信がない人には非推奨です。
神庭の滝自然公園の敷地内にあるので、公園入場料が必要です。

神庭の滝自然公園の詳細情報

施設詳細情報
施設名 神庭の滝自然公園(読み方:かんばのたきしぜんこうえん)
所在地 岡山県真庭市神庭
交通アクセス 中国自動車道落合ICから車で約40分
米子自動車道久世IC・湯原ICから車で約30分
料金 一般(高校生以上)300円、小・中学生150円
※20名以上で2割引となります。
営業時間 午前8時30分~午後5時15分
定休日 年末年始
駐車場 普通車94台、バス9台
問合せ先 0867-44-2701(神庭の滝自然公園)

岡山にはその他にも無数の鍾乳洞がある

岡山県の新見市・高梁市・真庭市のあたりは石灰岩で出来たカルスト台地で、大小無数の鍾乳洞(洞窟)があります。

入洞禁止になったので入ることはできませんが「日咩坂鐘乳穴(ひめさかかなちあな)」「磐窟洞(いわやどう)」や神庭の鬼の穴の近くにある「神代の鬼の穴」など。

また、高梁市にある大地の造形美が美しい「羽山渓(はやまけい)」には”羽山第二トンネル”など石灰岩の岩肌むき出しのトンネルがあります。(岡山県道300号)

羽山第二トンネル内

その他、吹屋ふるさと村には、鍾乳洞ではありませんが、「吹屋銅山笹畝坑道(ふきやどうざんささうねこうどう)」で洞窟体験ができます。

吹屋銅山笹畝坑道の様子

さいごに

岡山県の鍾乳洞は、中国山地の壮大な地下の景観や神秘的な雰囲気によって、大昔から多くの人々を魅了してきました。
岡山県の鍾乳洞めぐりは、自然の神秘の探検の旅へと誘ってくれます。

以下の鍾乳洞を紹介しました。

是非、岡山県の鍾乳洞を訪れ、思い出に残る貴重な体験をしてみてください。
鍾乳石や地底湖の美しさに、まるで異世界に足を踏み入れたかのような体験ができるでしょう。

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