岡山県新見市にある「済渡寺(さいどうじ)」は、空海(弘法大師)が建てたとされている1200年以上の歴史を持つお寺です。
普通は真っ赤な鳥居ですが、真っ白な鳥居がいくつも連なっている様子がユニークで、フォトスポットとしても人気となっています。
花菖蒲(はなしょうぶ)と紫陽花(あじさい)の寺としても有名で、毎年6月下旬頃には花菖蒲が、7月上旬頃に11000株の紫陽花が咲き誇ります。
毎年6月最終日曜日には「子安観音大祭」が開催され、多数の参拝客と観光客で賑わいます。
済度寺のおすすめポイント
- どこまで続く可能ような連なる真っ白な鳥居は写真映え間違いなしです!
- 県北なので7月上旬ごろに、毎年11000株ものアジサイが咲き誇ります。
- 白龍様のご利益のあるブレスレットを購入することができます。
11000株ものアジサイ
11000株ものアジサイが咲き誇る7月上旬は圧巻の風景を見ることができます。
白龍殿
ここでは白龍様のご利益のあるブレスレットを購入することができます。
子安観音大祭での安産祈祷
例年6月の最終日曜日には、予約不要で安産祈祷を受けることができます。
ただし、家内安全などの祈祷も行っているため、通常よりも祈祷時間が短くなることがありますので、あらかじめご了承ください。
その場合、祈祷時間が短い代わりに、おこわなどの軽食を提供しています。
ご祈祷の品物としてお渡しするもの
- 子安観音大菩薩が描かれているお札
- 健康箸(2膳)
- 安産の肌守り(腹帯などと一緒に身に着けるお守り)
- 腹帯(さらし素材のもの)
- 財布守
- お洗米
ご持参いただくもの:祈願希望のものがあれば(持参の腹帯、赤ちゃん用品など)
祈祷可能時間:事前予約の際に調整可能です。
祈祷所要時間:15~20分
要予約:お気軽にお電話ください。0867-75-2407
済度寺の歴史
草庵を結んだ行基僧がこの地にいたのは、西暦739年(天平11年)だとされています。そして、弘仁2年(811年)の春、弘法大師(空海)はこの草庵を見つけ、それを済渡寺(さいどうじ)と命名して開創したと伝えられています。
当時、農民たちはこの法曽の地で死産や難産が多く、安産の仏様を祀って欲しいと弘法大師に頼みました。そこで、弘法大師は一刀三礼(いっとうさんらい)をしながら、安産の仏様である子安観音を創り上げ、この地に祀ったと言われています。
その後、死産や難産が無くなり、多くの信仰心のある人々がこの子安観音に参詣するようになり、今日まで続いています。
済渡寺の鳥居が白い理由
鳥居が白色になっているのは、平安時代に空海とともに唐から渡来した白龍が、陶器製造技術を伝えたことに由来しているとされています。この技術は後に「法曽焼」として発展することになります。
猪風来美術館(新見市法曽陶芸館)では1200年の歴史ある法曽焼を体験することができます。
済度寺の様子・口コミ
最初に目に入ったのは赤い鳥居でした。そこは弁財天の鳥居で、お参りをさせていただきました。次に目にしたのは白い鳥居で、なんだかワクワクと特別な気持ちになりました。歩いて進んでいくとお堂があり、お参りをさせていただきました。そしておみくじを引きました。
多くの人がそこから帰るようでしたが、私はお寺に向かいました。門の両側に立つ仁王さまを拝見し、お参りをしました。御朱印をいただきに行きました。紫陽花の絵が描かれていました。
帰りは別の道を歩いて駐車場に戻りました。 紫陽花がたくさん咲いていて、7月が見頃のようで、その時期に参拝するとさらに素晴らしいと思われます。
岡山県新見市「済渡寺(さいどうじ)」
新見旅行の〆は山奥のパワースポット⛩️
白い鳥居とアジサイで有名な寺だ、デカい数珠を落とすやつとかおみくじとか色々と楽しめる場所だった✨
ただ、15分ほど1車線の山道を進むから対向車躱わすのに疲れた…アクセスの難易度はやや高いかな pic.twitter.com/uspJwhx0dj— 吉岡洋平@岡山市のWEB屋 (@yosio831) October 11, 2023
道中は細い山道をクネクネと進むため、軽自動車をお勧めします。
白い鳥居が目を引きますが、それ以外にも、蓮池や鐘楼で平和を願ったり、良いことがあると言われる数珠落とし(2個だけ数珠を落とす形式)や、安産にご利益のある子守神社などがあります。
紫陽花の季節も素敵ですが、秋は人も少なく、のんびり散策するのに良いですよ。
噂の白い鳥居を見に行ってきました。
白龍様のご利益がありますように。
#岡山県 #新見市 #済度寺 #寺社 #鳥居 pic.twitter.com/tnu9ny9EiU— TeTsu (@T0M0K001) August 5, 2021
鳥居が白いのは、平安時代に空海が唐から日本に帰国した際、法曽焼の陶器製造技術をもたらしたとされる白龍に因んで、鳥居の色が白色になったと言われています。
お寺の敷地には、弘法大師が使ったとされる杖や数珠に使われた木があります。
第二次大戦中に接収された鐘は戦後に返還され、現在は自由に平和を願って打てるようになっています。
この寺から吹屋に行く場合は、ナビの指示に従って28km下って上がり、帰りは下り坂にある看板を右に曲がり8km進むとたどり着けます。
岡山県新見市
#済度寺 #白鳥居 pic.twitter.com/NdNyhHB8I1— マウザー (@Lich_nakakara) June 26, 2022
済渡寺までの道は曲がりくねっており、朝早かったため車も少なく気持ちよかったです。
お寺に到着してから参拝すると、参拝客がどんどん増えるため、鳥居を撮るのであれば早めに行くことをお勧めします。自由に鐘を鳴らすことができるのは、楽しかったです。
県外から電車でお越しの方は、岡山駅からレンタカーを利用する以外には行く手段はありません。タクシーよりもずっと安価です。池に映り込む光景も非常に美しいです。今月中にもう一度訪れて、御朱印をいただく予定です。
済度寺の詳細
施設名 | 女人高野 済渡寺(読み方:さいどうじ) |
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所在地 |
〒719-2552 岡山県新見市法曽661 |
交通アクセス | 電車:最寄りの駅はJR伯備線の井倉駅 車:中国道 新見ICから25分 /岡山道 賀陽ICから35分 |
駐車場 | あり(普通車100台) |
営業時間 | 参拝時間:9:00~16:00(閉門は16:30) ※なお到着時刻が16時を過ぎる場合は、事前に電話でご連絡をお願いしますとのことです。 祈祷可能時間:事前予約の際に調整可能 |
利用料金 | 見学自由 |
問合せ先 | 0867-75-2407(済渡寺) |
公式サイト | 済渡寺公式サイト |
備考 | 紫陽花(アジサイ):6月下旬~7月末 |
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新見市には「済渡寺」の他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。
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