岡山県瀬戸内市にある「国立療養所 邑久光明園(おくこうみょうえん)」は、日本に13あるハンセン病(元らい病)患者のサナトリウムの一つでした。
1909(明治42)年に大阪府に設立された「外島保養院」が室戸台風で多数の死者を出し壊滅したことにより、1938(昭和13)年にこの地に光明園と改称して再建されました。
2018年には長島愛生園と共に国の登録有形文化財に登録されました。
園内にある「社会交流会館・資料展示室」では、邑久光明園とハンセン病に関する歴史資料の数々が展示されています。
偏見・差別のない世界をつくりあげていくために、ハンセン病の歴史から学べる施設です。
国立療養所 邑久光明園のおすすめポイント
- 事前予約をすれば無料でガイド付きの見学が可能です。園長または医師のお話を受けたり、入所者との交流をしたり、園内見学または社会交流館資料展示室見学ができたりします。
- 瀬戸内海の温暖な気候と四季折々の美しい自然に恵まれた環境の中で、療養に最適の地とされました。
- 国の登録有形文化財に登録されている日本初の国立ハンセン病療養所です。
国立療養所 邑久光明園の様子・口コミ
国立療養所邑久光明園を慰問しました。日本にある12の元らい病患者のサナトリウムの一つで、ショーの後に学芸員の方が丁寧に解説してくださいました。今回は高校時代の連れに誘われての訪問でしたが、まだまだ自国の歴史を知らないことを痛感しました。ショーは歓声が上がり、喜んで頂けました。 pic.twitter.com/6O5Xy259mP
— 冠まさてる 尾道市議会議員 / Capo(カポ) (@CapoHarakirini) June 11, 2019
国立療養所 邑久光明園監禁室(実態は牢屋)内に残されたハンセン病患者さん(当時)の落書き。芸術的。#邑久光明園 pic.twitter.com/rbOrPbBt5L
— スギムラ シンジ (@burakunokurasi) November 12, 2019
国立療養所邑久光明園を見学。昔、ハンセン病の方を隔離してたって聞いた事やテレビでも観てたけど実際、見学出来るとは知らんかった。
行ってみると、療養所は、めっちゃ綺麗で景色もええ(人物以外の撮影許可済み)
でも、少し離れたら、監禁室が有り、間違った政策で酷い目に遭った方が居たんやと! pic.twitter.com/x53fNki7tp— 旧のぶりん (@0iWhh) January 6, 2018
しかし、少し離れた場所には監禁室があり、間違った政策でひどい目に遭った方がいたことを知りました。
国立療養所 邑久光明園の詳細情報
施設名 | 国立療養所 邑久光明園 (読み方:おくこうみょうえん) |
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所在地 | 〒701-4501 岡山県瀬戸内市邑久町虫明6253 |
交通アクセス | 岡山ブルーライン虫明ICから約10分 JR邑久駅から長島愛生園行きバスで約50分「光明園」で下車 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 10:00~16:00 |
休業日 | 土・日曜日、祝日、年末年始(12月28日~1月5日) |
利用料金 | 無料 ※園内の見学・講演などは1ヶ月前までに申込が必要 |
問合せ先 | 0869-25-0011(国立療養所邑久光明園 庶務課) |
公式サイト | 国立療養所邑久光明園 |
備考 |
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