国立療養所 邑久光明園|全国に13ある国立ハンセン病療養所の一つ、見学も可能【瀬戸内市】

国立療養所 邑久光明園 お出かけ
国立療養所 邑久光明園

岡山県瀬戸内市にある「国立療養所 邑久光明園(おくこうみょうえん)」は、日本に13あるハンセン病(元らい病)患者のサナトリウムの一つでした。

国立療養所 邑久光明園の桜

1909(明治42)年に大阪府に設立された「外島保養院」が室戸台風で多数の死者を出し壊滅したことにより、1938(昭和13)年にこの地に光明園と改称して再建されました。

国立療養所 邑久光明園の恩賜会館

恩賜会館

2018年には長島愛生園と共に国の登録有形文化財に登録されました。

邑久光明園のしのび塚

しのび塚(元火葬場)

園内にある「社会交流会館・資料展示室」では、邑久光明園とハンセン病に関する歴史資料の数々が展示されています。

邑久光明園の社会交流館資料展示室

社会交流館資料展示室

偏見・差別のない世界をつくりあげていくために、ハンセン病の歴史から学べる施設です。

邑久光明園の監禁室

邑久光明園の監禁室

国立療養所 邑久光明園マップ

国立療養所 邑久光明園マップ

国立療養所 邑久光明園のおすすめポイント

  • 事前予約をすれば無料でガイド付きの見学が可能です。園長または医師のお話を受けたり、入所者との交流をしたり、園内見学または社会交流館資料展示室見学ができたりします。
  • 瀬戸内海の温暖な気候と四季折々の美しい自然に恵まれた環境の中で、療養に最適の地とされました。
  • 国の登録有形文化財に登録されている日本初の国立ハンセン病療養所です。

国立療養所 邑久光明園の様子・口コミ

一週間前に個人見学の予約をしました。 コロナの影響で園内のすべての見学はできませんでしたが、職員さんの丁寧なガイドで主要な施設などを回ることができました。 後世に絶対に伝えてほしい遺産です。

ハンセン病療養所の医師や職員の中には、興味深い人物が何人かいます。その中の一人が、国立療養所邑久光明園の元園長・原田禹雄氏です。彼は中村哲氏が光明園で研修していた頃の園長でした。また、文学者としての顔も持ち、多くの著作を残しています。『天刑病考』や『麻痺した顔』などは、入手が困難になってきています。

国立療養所邑久光明園を見学しました。昔、ハンセン病の方を隔離していたと聞いたことがあり、テレビでも見ていましたが、実際に見学できるとは知りませんでした。 行ってみると、療養所はとても綺麗で、景色も素晴らしいです。
しかし、少し離れた場所には監禁室があり、間違った政策でひどい目に遭った方がいたことを知りました。

国立療養所 邑久光明園の詳細情報

施設詳細情報
施設名 国立療養所 邑久光明園
(読み方:おくこうみょうえん)
所在地 〒701-4501 岡山県瀬戸内市邑久町虫明6253
交通アクセス 岡山ブルーライン虫明ICから約10分
JR邑久駅から長島愛生園行きバスで約50分「光明園」で下車
駐車場 あり
営業時間 10:00~16:00
休業日 土・日曜日、祝日、年末年始(12月28日~1月5日)
利用料金 無料
※園内の見学・講演などは1ヶ月前までに申込が必要
問合せ先 0869-25-0011(国立療養所邑久光明園 庶務課)
公式サイト 国立療養所邑久光明園
備考

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