邑久長島大橋(人間回復の橋)|ハンセン病療養所のある長島と本土をつなぐ橋【瀬戸内市邑久町】

邑久長島大橋/人間回復の橋 お出かけ
邑久長島大橋/人間回復の橋

岡山県瀬戸内市邑久町にある「邑久長島大橋(人間回復の橋)」は、1998年(昭和63年)に完成した邑久町と長島の海峡にかかる長さ185mほどの橋です。

この橋は島と本土を結び、ハンセン病に対する正しい理解を促し、らい予防法も廃止されました。

邑久長島大橋/人間回復の橋正面

橋のかかる長島は、人権の島とも呼ばれており、ハンセン病の国立療養所として90年近い歴史を刻んできました。

かつて国のハンセン病患者隔離政策の下、1930年代に長島愛生園邑久光明園が相次いで開園した長島は長い間、隔離の島として知られ、ハンセン病が治る病気であることがわかったあとも、入所者の差別などが相次ぎました。

邑久長島大橋/人間回復の橋の上

邑久長島大橋(人間回復の橋)はハンセン病の歴史を物語る場所であり、療養所入居者と島外の人々の交流となる架け橋となっています。

日中に訪れると、釣りを楽しんだり、日の出を見たりすることができ、ゆっくりとくつろぐのに適した場所です。

邑久長島大橋/人間回復の橋の景色

邑久長島大橋/人間回復の橋のおすすめポイント

  • 2024年で長島と本土を結んで36年を迎えました。
  • 橋を渡ったところに管理棟とトイレ、駐車スペースが完備しています。
  • 袂では釣りをしたり、日の出を拝んだりという楽しみ方ができます。

邑久長島大橋/人間回復の橋のレビュー・口コミ

多くの橋を見てきましたが、こんなに悲しい橋が他にあるでしょうか?この橋は確かに隔離政策の終わりを告げる、いわば人間回復の架け橋ですが、なぜかとても悲しく、悔しい気持ちになります。

架橋計画は1969年に隣の邑久光明園で提案されました。最初は幅30メートルの海峡に歩道橋を架ける計画でしたが、愛生園との協議で大型バスも通れる橋にする計画へと変わりました。厚生省や国会議員に陳情し、世論に訴えかけるなどの活動を20年近く続け、1988年5月9日に橋が開通しました。現在、橋を渡った所には「職員の詰所(1名):管理室」と、その左側には綺麗なトイレが設置され、数台の駐車スペースがあります。

この地域は穏やかで、景色も素晴らしいです。朝焼けは特に美しいでしょう。歩いて橋を渡ってみましたが、「人間回復の橋」と書かれていて、多くのことを考えさせられる場所でした。

邑久長島大橋/人間回復の橋の詳細情報

施設詳細情報
施設名 邑久長島大橋/人間回復の橋
(おくながしまおおはし/にんげんかいふくのはし)
所在地 岡山県瀬戸内市邑久町虫明
交通アクセス 虫明ICより車で約5分
駐車場 あり
営業時間 常時利用可能
休業日 なし
利用料金 無料
問合せ先 不明
公式サイト 不明
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

瀬戸内市には「邑久長島大橋/人間回復の橋」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました