旧矢掛脇本陣髙草家住宅|当時のまま残る国の重要文化財を間近で見よう【岡山県矢掛町】

旧矢掛脇本陣髙草家住宅 お出かけ
旧矢掛脇本陣髙草家住宅

岡山県矢掛町にある「旧矢掛脇本陣髙草家住宅(きゅうやかげわきほんじんたかくさけじゅうたく)」は、旧矢掛本陣石井家住宅から400m離れた場所にあり、本陣を補佐するための施設である脇本陣を最後に務めた髙草家の住宅です。

旧矢掛脇本陣髙草家住宅の庭園

旧山陽道の宿場町として栄えた矢掛町の中心地にある宿泊や休憩の場所であり、当時の大名や家老などが宿泊したと言われています。

旧矢掛脇本陣髙草家住宅の蔵内

旧矢掛脇本陣髙草家住宅は白壁と張瓦のコントラストが大変素晴らしい建造物です。
当時のまま保存・公開されており、歴史を感じることができますよ♪

旧矢掛脇本陣髙草家住宅の中庭

開館されているのは土日の10時~15時まで。平日は見ることができず、閉館が15時と少し早いので気を付けてくださいね。

旧矢掛脇本陣髙草家住宅の看板

旧矢掛脇本陣髙草家住宅のおすすめポイント

国の重要文化財に指定されている

旧矢掛脇本陣髙草家住宅は、本陣である旧矢掛本陣石井家住宅と肩を並べる見事な建物です。

約600坪の敷地があり、敷地内にある主屋・蔵座敷・内倉・大倉・中倉・門倉など9棟が国の重要文化財に指定されています!

旧矢掛脇本陣髙草家住宅の内倉

本陣・脇本陣ともに重要文化財なのは矢掛町だけ

また、本陣・脇本陣がどちらも残っており、ともに国の重要文化財に指定されているのは全国で矢掛町だけとなっています。

金融業で財をなした高草家が持つ蔵の貼瓦・なまこ壁の建築様式も見ごたえがあります。

旧矢掛脇本陣髙草家住宅の様子・口コミ

「旧矢掛脇本陣高草家住宅」も訪れてみました。こちらは「本陣」に空きがない際に利用された施設で、本陣に宿泊できなかった人々が泊まったという役割を持っていました。建物は立派で、本陣と比べて格落ちしているかのような印象を受けましたが、実際にはそうではなく、蔵には泥棒防止のために地下に同じ深さの石が積み重ねられていることを知って驚きました。

大名家が宿泊や休憩のために宿場町に来た場合、「本陣」が満室の場合は代わりに「脇本陣」として利用された商家がありました。この商家は、「本陣 石井家住宅」に次ぐ敷地面積である約600坪(2,000㎡)もあり、表屋や蔵座敷(松陰楼)、表門、土蔵群など、多くの建物が現存しています。

この街は宿場町として栄え、脇本陣が今も残っています。大名が本陣に泊まり、下級武士などが脇本陣に泊まったと言われていますが、脇本陣にはふさわしくないほど、とても立派な屋敷があります。
これは、金貸しの家として栄えていたとのことで、このような屋敷を構えるには、相当な商売上手であったことがわかります。この屋敷は、300円払うと見学することができます。

旧矢掛脇本陣高草家住宅の脇道は、大高草小路と名前の付いた蔵と蔵に挟まれた細い路地になっており、写真の映えスポットだと教えてもらいました。

旧矢掛脇本陣髙草家住宅の詳細情報

施設詳細情報
施設名 旧矢掛脇本陣髙草家住宅
(読み方:きゅうやかげわきほんじんたかくさけじゅうたく)
所在地 〒714-1201 岡山県小田郡矢掛町矢掛1981
交通アクセス 井原鉄道矢掛駅から徒歩約10分
山陽自動車道鴨方ICから車で約20分
駐車場 なし
開館時間 10:00~15:00
休館日 土曜日と日曜日(開館日は変更する場合があるので要問い合せ)
利用料金 大人(高以上)300円、小人(小中生)150円
※団体は20名以上で大人250円
問合せ先 0866-82-2100(矢掛町役場 教育課)
公式サイト 旧矢掛脇本陣髙草家住宅公式サイト
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

矢掛町には「旧矢掛脇本陣髙草家住宅」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました