旧片山家住宅・郷土館|国の重要文化財に指定、吹屋の歴史を体験できる【高梁市】

旧片山家住宅・郷土館 お出かけ
旧片山家住宅・郷土館

岡山県高梁市にある「旧片山家住宅(きゅうかたやまけじゅうたく)」は、弁柄屋としての店構えを残す主屋とともに、弁柄製造にかかわる付属屋が立ち並ぶ「近世弁柄商家の典型」と高く評価され、平成18年に国の重要文化財に指定されました。向かいに郷土館もあります。

旧片山家住宅・郷土館の街並み

ベンガラ染めで富を築いた豪商の家を見学できます。入場料は郷土館と共通で500円です。

旧片山家住宅・郷土館の広間

内部を見ることで、当時の屋敷の様子がよく理解できます。瓦屋根や波板壁が美しく、格子から外の通りも見え、まるで時代を遡ったかのような感覚を味わえます。

旧片山家住宅・郷土館の窓

1759年の創業以来、200年余に渡って弁柄(ベンガラ)の製造・販売を手がけてきました。
そして現在でも弁柄が栄えた江戸時代末から明治時代の屋敷構えを残し、吹屋の町並景観で欠くことのできない存在となっています。

旧片山家住宅・郷土館の縁側

高梁市は、山の中にある赤い町並み「吹屋ふるさと村」が有名観光スポットとなっています。
江戸時代、赤の顔料「ベンガラ」の産地として栄えた独特な街並みと歴史を体験してみてください。

旧片山家住宅・郷土館のベンガラ工場

旧片山家住宅のおすすめポイント

  • 国の重要文化財に指定されています。旧片山家住宅・郷土館の客室
  • ベンガラ染めで財をなした豪商の家屋を見学することができます。旧片山家住宅・郷土館の寝室
  • 郷土館では、ベンガラ作りの工程をわかりやすく説明しています。

旧片山家住宅と郷土館について

旧片山家住宅

旧片山家住宅

主屋が弁柄屋(ベンガラ屋)としての構えを保持し、弁柄製造に関連する付属建物が並ぶ「近世弁柄商家の典型」として高い評価を受け、平成18年12月に国の重要文化財に指定されました。

旧片山家住宅・郷土館の大広間

郷土館

郷土館外観

ベンガラの窯元である片山浅次郎家の総支配人だった片山嘉吉(当時の吹屋戸長)が分家し、明治7年頃から計画を立て、本家の材木倉から良質な材料を運び出し、石州の宮大工である島田網吉の手によって明治12年3月に完成されました。

郷土館

旧片山家住宅の様子・口コミ

恋に落ちた女性が輝いて見える男性と、3人の女子大学生が登場する映画「恋は光」のロケ地となった住宅です。入場料は500円で、当時の暮らしを想像しながら見学できる、格式ある住まいです。

向かいにある郷土館と共通チケットで大人500円です。重要文化財としてふさわしく、江戸時代後期から明治時代の豪商の邸宅です。一階は店舗や接客スペース、二階には寝室や女中の部屋があります。急な階段なので、手すりを持って安心して上り下りできます。
庭には借景を活かし、小さなスペースでも四季を感じることができます。ベンガラ蔵、道具蔵、玄米蔵があり、波板壁のデザインが美しいです。花めぐりの生花が、この美しい住宅と相まって見事です。

ベンガラ製造の工程が分かりやすく学べて、楽しい体験でした。奥にある蔵の波板壁の模様が少しずつ異なり、興味深いものでした。個人的に印象的だったのは、住居の二階にある「当主夫婦の寝室」で、天井が息苦しく感じるほど低く、床が前室よりも約50センチ高くなっている点でした。

旧片山家住宅の詳細情報

施設詳細情報
施設名 旧片山家住宅(読み方:きゅうかたやまけじゅうたく)
郷土館
所在地 〒719-2341 岡山県高梁市成羽町吹屋
交通アクセス 岡山自動車道賀陽ICから約55分
中国自動車道新見ICから約40分
駐車場 普通車20台
営業時間 旧片山家住宅 9:00~17:00(12~3月は10:00~16:00)
※郷土館は土日月祝のみ開館
休業日 12月29日~31日
利用料金 大人500円、小人250円、団体割引 20人以上1割引(郷土館と共通)
含む5施設共通周遊券 大人1000円 小人500円
ベンガラ館広兼邸吹屋銅山笹畝坑道
問合せ先 0866-29-2205(高梁市観光協会吹屋支部)
公式サイト 高梁市観光ガイド
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

高梁市には「旧片山家住宅」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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