本山寺|法然上人と縁が深い寺院、本堂・三重塔など国指定文化財【美咲町】

本山寺 パワースポット
本山寺
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岡山県久米郡美咲町にある「本山寺(ほんざんじ)」は、大宝元年(701年頃)に頼観上人によって創建されました。岡山県で最も大きな三重塔が現存しています。

本山寺伝によると、頼観上人が寺を開いた50年後に中国より高僧鑑真が訪れ、現在の本山寺という名前に改名されたんだそうです。

本山寺の境内

本山寺は、浄土宗の宗祖と言われる法然上人とも大変ゆかりがある寺院で、1132年に法然上人の両親である稲岡ノ庄が寺を参拝した際に子宝祈願をして誕生したのが法然上人だと言われています。

本山寺の建物

江戸時代において、この寺は津山藩の藩主である森家の菩提寺として存在し、また、森家が改易された後は松平家の祈願所となりました。そのため、霊廟には森家と松平家のご先祖様が祀られ、ご霊屋には徳川将軍家の3代目と4代目の将軍も祭られています。しかし、明治時代になると、かつての繁栄は衰退しますが、今も一山一院として存在し続けています。

本山寺の階段

4200坪の規模を誇る境内には、本堂・三重塔など国指定文化財に認定されている建物や、常行堂や仁王門など県指定文化財に認定されている歴史ある建造物が数多くあり、昔から変わることのない歴史溢れる建物を拝むことができます。

噴水のある池にはトノサマガエルやイモリが生息しています。

本山寺の噴水

本山寺の看板

本山寺のおすすめポイント

  • 境内は森厳な雰囲気に包まれており、神聖な気持ちになります。
  • 春には満開の桜、秋には色鮮やかな紅葉が見られるなど訪れる季節によって雰囲気が異なり、何度訪れても楽しむことができます。
  • 境内に、子供を連れてお参りすれば頭がよくなり、大人はボケないと言う言い伝えがあるお地蔵様がおられます。
  • 広々とした駐車場が完備されています。

本山寺の重要文化財

この寺院は、複数の国指定の重要文化財を所蔵しており、「本堂」「三重塔」「宝篋印塔」が国の指定を受けています。

本堂

本山寺の本堂

本堂は南北朝時代の1350年に建立され、屋根は檜皮葺きで、和洋折衷の寄棟造りとなっています。岡山県内では長福寺の三重塔に次ぐ、歴史の古い建物です。

三重塔

本山寺の三重塔

三重塔は1652年に津山藩主森忠政によって建てられました。檜皮葺きの屋根を持ち、岡山県内で最も大きな三重塔として知られています。力強く、バランスの取れた塔の特徴として、軒の出が十分にあります。

宝篋印塔

また、宝篋印塔は関西風の様式を持ち、特徴的な「すみかぎり」が垂直に配置され、太く長い相輪が目を引きます。建立年代は1335年で、時代考証的にも貴重な遺物とされています。

仁王門

本山寺の仁王門

最初に訪れる仁王門は、県指定の重要文化財で、建立は江戸時代の前期から中期である1686年に行われました。この仁王門も、檜皮葺きの屋根が特徴で、厳かな雰囲気を醸し出しています。

長屋門

本山寺の長屋門

長屋門は、打ち込み接ぎの石垣の上に位置し、埋め込み式の門として建てられており、城郭の門を思わせる立派な姿をしています。この門は、当時の藩主が寄進し、幕末の1845年に霊廟の番所として建設され、警備の寺侍が配置されたことで利用されました。

この門の奥には、霊廟や六角形の舎利塔などもあり、それらも県指定の重要文化財となっており、見どころがたくさんあります。

本山寺の様子・口コミ

見どころがたくさんある寺院です。国指定の重要文化財には、本堂、三重塔、宝篋印塔が含まれており、岡山県指定の重要文化財には、常行堂、霊廟、仁王門、長屋、宝篋印塔、六角形舎利塔、木造鬼面、絹本着色両界曼荼羅図2幅、板絵観世音菩薩三十三身対応原図、板絵不動・毘沙門図三十五枚が含まれています。

石段を上り、仁王門をくぐって参道を進むと、長屋や御霊屋などが見えます。そのさらに奥には、室町時代初期に建てられた重要文化財の本堂があります。本堂の奥には、木々に囲まれた中に、江戸時代初期に建てられた重要文化財の三重塔が佇んでいます。

美作地方にある最も古い寺院です。 快晴で風も心地よく、自然の中で素晴らしい森林浴を楽しむことができました。自然はやはり体を癒してくれるものですね。 石段を上ると、美しい庭園のような場所に出ます。
そこには噴水もあり、三重塔を眺めながら「岡山県にこんな素晴らしい場所があるんだな」と感じ入りました。
このお寺は静かな森の中に位置しています。ただし、国道53号線からお寺までの道路は、ほとんどが狭くありません。本堂、常行堂、三重塔など、これらの建物は見どころがたくさんあると思います。

敷地内はあまり人気がないですが、清々しい空気が漂っており、とても穏やかな雰囲気が感じられます。思っていたよりも広大で、散策に最適な場所です。
この寺院はかつて森家によって信仰され、その後松平家とも関連があったようで、葵の家紋が付いた霊廟があります。
アクセスは国道53号線側から来れば、狭い道を通る必要はありません(一方、血洗いの滝側から来るとかなり狭いのでご注意ください)。岡山の歴史的な場所の中でも、特におすすめのスポットです!

本山寺の詳細情報

施設詳細情報
施設名 天台宗 岩間山 本山寺(読み方:いわまさん ほんざんじ)
所在地 岡山県久米郡美咲町定宗403
交通アクセス 【車】中国自動車道津山ICより約30分
【電車】JR弓削駅から車で約15分
血洗の滝からもアクセスできますが、そのルートは道路の状態が悪いです。
駐車場 普通車150台、バス5台有り
営業時間 9:00〜17:00
休業日 無休
利用料金 境内自由散策
問合せ先 0868-62-1050
公式サイト wikipedia
備考

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美咲町には「本山寺」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

コメント

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