幻住寺 | 後醍醐天皇の伝説が残る曹洞宗の美しい寺院【岡山県美咲町】

幻住寺 パワースポット
幻住寺

岡山県美咲町にある「幻住寺(げんじゅうじ)」は、岡山では少ない曹洞宗の古刹です。
美作観音霊場第3番札所となっており、後醍醐天皇が命名したと言われています。作州南部の三大名刹の一つとも言われています。

幻住寺の門

また、昭和50年には「玄住寺郷土自然保護地域」に指定されており、スダジイやアカガシなどの巨大な広葉樹を中心とした自然が豊かな場所にあります。

幻住寺の硯

幻住寺に伝わる後醍醐天皇のエピソード

その昔、後醍醐天皇が隠岐島に島流しとなった出来事がありました。
島への道中で、現在の津山市に一週間滞在された際とある夜、夢に老いた僧侶が出てきて、後醍醐天皇を励まし消えたそうです。

幻住寺の鐘

天皇は翌朝目を覚ますと、さっそくこのことを従者に話し、西の髻山に向かわせたところ、古寺があり、そこに夢に出た老僧が住んでいました。

その後、天皇は島の脱出に成功し、京に戻ることが出来たのですが、これもあの老僧のおかげだと厚くもてなし、寺に菊の紋を使うことを許したと伝えられています。
現在も本堂に、この伝記を裏付ける菊の紋入りの棟瓦が使用されています。

幻住寺の様子・口コミ

隅々まで凛とした美意識に徹底されており、垣も植栽、手入れも行き届いたこのような寺院が存在することが大変嬉しくなりました。
こちらへは「幻住寺林道」を通って訪ねますが、林道というだけで広域農道と変わらない快適な道でした。

山の上にあり、非常に綺麗に手入れされていて、静かで景色もいいです。
水琴窟(すいきんくつ)があり、耳を澄ませると清らかな音色を聴くことができます。

幻住寺は、幻住寺池の東側にある道を上っていきます。
道幅は広く舗装されているので、簡単に駐車場まで辿り着きます。
山門をくぐり、少し長めの石段を登ります。花の咲く時期や、紅葉の時期に訪れるととても美しい景色を見ることができます。

11月には紅葉祭を毎年恒例で実施しており、沢山の参拝者で賑わいます。
地域の作品展も同時に開催されます。

幻住寺の詳細情報

施設詳細情報
施設名 幻住寺(読み方:げんじゅうじ)
所在地 〒709-3401 岡山県久米郡美咲町北2638
交通アクセス 車:坪井駅から2.5㎞
駐車場 あり
営業時間 拝観自由
11月上旬に道了尊祈願会&紅葉祭り
休業日 なし
利用料金 拝観無料
問合せ先 0867-27-3010
公式サイト 津山瓦版 幻住寺
備考

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美咲町には、「幻住寺」の他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。

 

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