岡山県津山市にある「中山神社(なかやまじんじゃ)」は文武天皇慶雲4年 (707) に創建されたと伝えられる牛馬の神として有名な、美作国の一宮の神社です。
鳥居は、角貫に木鼻がなく笠木と島木に反りをもたせてあり、他地方には例をみない中山鳥居として一形式をつくっています。
本殿はとても大きく、全国でも5本の指に入ります。
本殿裏の岸壁にある猿神社は「今昔物語」にも猿神の説話として登場しており、後白河法皇の御撰にかかる「梁塵秘抄」には関西に於ける大社として、安芸の厳島社、備中の吉備津宮などと肩を並べています。
その後、戦国時代に兵火に遭ったものを永禄2年 (1559) に、室町末に山陽から山陰を支配した戦国大名尼子晴久によって再建した本殿は「中山造り」という建築様式と呼ばれており国指定の重要文化財とされています。
中山神社のおすすめポイント
- 鳥居は中山鳥居と言われており、下の横棒(貫)が柱から出ない独特の作りとなっています。
- 本殿は入母屋屋根に三間四方の建物で、上から見ると正方形の”中山造”というこの地域独自の建築様式となており必見です。
- 境内に名木百選の樹齢500年(800年?)のムクノキがあります。
- 少し境内を奥に行くと猿田彦神社もあり、猿のぬいぐるみがたくさんあります。
中山神社の催し
田植え祭り
中山神社には「八咫鏡(やたのかがみ)」という三種の神器の一つを作ったとされる神様が祀られています。毎年4月には豊作を祈って「田植え祭り」が開催されます。
さらに中山神社の裏には「猿神社」と呼ばれるお宮があります。
昔は猿がご神体だったのですが、今は牛の神様としてうやまわれているため、農耕に関してのご利益があるとされています。
中山神社の様子・口コミ
ただ、トイレはとてもきれいでした。 この神社には神様が宿っていると感じました。
中山神社 つづき
樹齢800年のケヤキ。出雲の尼子晴久が攻めてきた戦火にも耐えたケヤキ。大国主命が祀られてました#中山神社#神社#岡山 pic.twitter.com/50LCbSCE88— ふらっと神社、はじめました (@7HFyszw10FfLSa6) October 29, 2022
参道は玉砂利で長く、やはり美しいです。 一の鳥居をくぐる前に、小さな銅牛が2つあります。珍しいですが、後から置かれたのでしょう。 そして神門をくぐると、空気がピリッとし、神気を感じます。 拝殿と本殿を囲む垣も、檜皮葺きでとても立派です。 本殿を一周すると、初めて見る中山造りの入母屋妻の屋根がありました。 修復中の部分もあり、傷みが見受けられますが、この立派な一宮が今後も保存されることを願います。
中山神社 つづき
戦国時代に山陰山陽の八か国制覇した出雲の尼子晴久が本殿を再建している。自身が美作侵略によって焼失させたのを律儀に再建したらしい。中山造という独特の構造が美しい。ここ美作は、出雲から畿内へ通じる要所であったのだろう#中山神社#神社#岡山 pic.twitter.com/eF4WxDiEE0— ふらっと神社、はじめました (@7HFyszw10FfLSa6) October 25, 2022
静かな中にも、祭祀などには多くの参拝客が訪れ、柔らかい雰囲気の中にも、重厚な神気が漂っていました。奥まで進むと、七五三参りの賑やかさがあり、神様も喜んでいるような感じがしました。
中山神社
岡山県津山市飛鳥時代(707年)創建と伝えられている美作国一の宮、中山神社を久しぶりに参拝してきました。
境内に、中山造と呼ばれる特徴的な様式で建立された本殿や、中山鳥居と呼ばれる貫が突き抜けていない大石鳥居があります。 pic.twitter.com/lpcjnTSWqQ
— gassyou (@gassyou2) October 10, 2021
岡山県津山市
美作国一之宮
中山神社⛩ 参拝
御朱印 拝受#御朱印#中山神社 pic.twitter.com/xAB19ITdX4— 旅人 収集屋 (@NEWsyusyuya) October 9, 2021
屋根の修復が終わり綺麗になっています。
中山神社の詳細情報
施設名 | 中山神社(なかやまじんじゃ) |
---|---|
所在地 | 〒708-0815 岡山県津山市一宮695 |
交通アクセス | JR津山駅から北へ5km |
駐車場 | あり大鳥居横の駐車場(3台程度)、駐車場脇の坂を上ったところに広い駐車場 |
利用料金 | 見学自由 |
問合せ先 | 0868-27-0051 |
公式サイト | 岡山神社庁 |
備考 |
周辺観光情報 ここもオススメ!
津山市には「中山神社」の他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。
コメント