津山洋学資料館|「解体新書」の初版本もある!日本唯一の洋学博物館【津山市】

津山洋学資料館 美術館・博物館
津山洋学資料館

岡山県津山市の城東街並み保存地区にある「津山洋学資料館(つやまようがくしりょうかん)」は、江戸時代後期~明治・大正期にかけて、西洋の学問を研究し、近代国家の礎を築いた学者達の軌跡を展示している資料館です。

津山洋学資料館の胸像

岡山県出身の政治家 津田真道や、西洋の内科医学を初めて紹介した宇田川玄随、幕末の対米露交渉に活躍した箕作阮甫など、津山ゆかりの蘭学者らの資料を展示しており、「解体新書」の初版本のほか、精巧な木製のレプリカを見ることができます。

津山洋学資料館の建物

常設展示は主に、3つのテーマ「人体に隠された科学への扉」「世界へと開かれていく眼」「日本の近代化と津山の洋学者」に分かれており、時代を追って津山の洋学を理解できるようになっています。

津山洋学資料館の館内は、オランダ伝統の絵付け技術「ヒンダローペン」で彩られていて華やかです。

津山洋学資料館の壁

また、企画展示室も設けられています。

津山洋学資料館のチラシ

津山洋学資料館敷地内には「和蘭堂」という城東観光案内所に併設されたカフェがありオススメです。

津山洋学資料館のおすすめポイント

  • 西洋の内科医学を初めて紹介した宇田川玄随や、幕末の対米露交渉に活躍した箕作阮甫など、津山ゆかりの蘭学者らの資料を展示しています。
  • 「解体新書」の初版本のほか、精巧な木製のレプリカが見られます。
  • ホールと展示室の平面は、五角形を基本として、それを巧みに組み合わせた形であり、「津山洋学五峰」をモチーフとしています。
  • 常設展示は大きく3つの部屋に分かれていて、「人体に隠された科学への扉」「世界へと開かれていく眼」「日本の近代化と津山の洋学者」のテーマで、時代を追って津山の洋学が理解できます。

津山洋学資料館の様子・口コミ

この博物館は、江戸時代の蘭学を中心に展示しています。自分にとってはあまり興味のある分野ではなかったのですが、入ってみると、内容がかなり難解でした。特に医学に関する展示は印象に残りましたが、自分には難しかったです。
建物は美しく、庭も含めて趣きのあるものでした。また、入館料が300円というのは高くはないと思います。ただし、展示物は撮影禁止でした。

以前から、緒方洪庵さんや江戸時代後期の医療に興味があり、調べていたら、宇田川玄随さんやこちらの資料館に行くことになりました。
『解体新書』や『ターヘル・アナトミア』、『種痘許可証』など当時の貴重な文献を、ショーケース越しに見ることができます。
また、さまざまな系譜を知ることもでき、思いもよらない偉人同士のつながりを知り、勉強になりました。
TBSドラマ『仁-JIN-』が好きな方にも楽しめる施設だと思います。
施設の方も親切に対応してくれました。

この施設にはコンセプトを紹介する動画があり、江戸時代末期に洋学が日本に普及した時代を、少し異なる視点で見ることができるのが良かったです。
施設は大きくありませんが、入場料が300円と手頃であり、展示物の資料を読んでいるだけでも1時間ほどかかると思います。

この資料館には、箕作阮甫が関わった『解体新書』など、日本の西洋医学に基づく蘭学の原典も展示されています。その他にも、貴重な資料が多数あります!
また、ちょうど訪れた時にはひなまつりが開催されており、箕作家の旧宅や梶村邸などには多くの雛壇が飾られていました。

津山洋学資料館の詳細情報

施設詳細情報
施設名 津山洋学資料館(つやまようがくしりょうかん)
所在地 〒708-0831 岡山県津山市西新町5
交通アクセス 中国自動車道津山ICから約10分
JR津山駅から市内循環ごんごバス、「東新町」下車、徒歩約1分
駐車場 あり
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休業日 月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12月27日~1月4日
利用料金 一般300円、高・大学生200円、小・中学生無料、65歳以上200円
問合せ先 0868-23-3324
公式サイト 津山洋学資料館
備考

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