岡山市立オリエント美術館|古代の文化や美術を鑑賞・体験しよう【岡山駅周辺】

岡山市立オリエント美術館 お出かけ
岡山市立オリエント美術館

岡山市北区天神町にある「岡山市立オリエント美術館」は、オリエント世界の考古・美術・民俗資料を展示し、古代から現代にいたるオリエンタルに関するさまざまなトピックを紹介する美術館です。
近隣には岡山城岡山後楽園岡山県立美術館などもありカルチャーゾーンを形成しています。

岡山市立オリエント美術館の展示

寄贈や寄託を含め、4,942点以上もの資料・収蔵品が収蔵されており、分かりやすく解説されています。
1階の展示はテーマごとに分かれており、生活用品の壺や皿をはじめ、古銭や刀剣なども展示されています。イランのガラス壺やガンダーラの仏像、そしてエジプトのミイラの埋蔵品も見ることができます。
2階では古代中国を中心にした展示があり、青銅器や唐三彩などが見られます。

岡山市立オリエント美術館のお手洗い

まとまった数のオリエント・コレクションを観覧できる美術館は、東京池袋にある1館と岡山市立オリエント美術館だけです。

館内の喫茶店イブリクでは濃厚なアラビックコーヒーを味わうことができますよ。

岡山市立オリエント美術館のおすすめポイント

岡山市立オリエント美術館はただ鑑賞するだけでなく、様々な体験ができます。

体験型ワークショップ

岡山市立オリエント美術館では、オリエントの美術や工芸文化を体感できる体験型ワークショップを随時開始しています。月に2回開かれる「オリエン太のアトリエ」の体験メニューは子どもから大人まで楽しめます。

ギャラリートーク

月に2回学芸員による1時間程度のツアーが開催されています。展示を鑑賞しながら、お喋りしながら、楽しく館内を回ることができます。

ギャラリー・コンサート

プロのアーティストによる音楽コンサートなどが開催されることがあります。大理石の床・コンクリートの壁・30メートルの吹き抜けが素晴らしい音響をもたらしますよ。

岡山市立オリエント美術館の施設紹介

オリエント美術館の喫茶室イブリク

美術館内にある喫茶室は、喫茶だけでもご利用いただけます。
このお店の名物は中東料理屋でしか普段お目にかかることのない「アラビック・コーヒー」です。

エジプトや西アジアでは、これが一般的なコーヒーのスタイルです。ドリップコーヒーなどはあまり見かけません。

アラビック・コーヒー

極細挽きのコーヒーに甘い香りのするカルダモンを調合した粉を、イブリークと呼ばれる小さな手鍋に入れ、水を注いで砂糖を加えながら煮立てます。デミタスカップくらいの小さなカップに粉ごと注ぎ、しばし待ちます。
粉が底に沈んだ頃、ゆっくりとカップの取手をつまみ、独特の甘い薫りと共に、コーヒーの上澄みをそっと啜ります。濃厚でありながら、爽やかな後味です。

本場の人々は、飲み終わったカップの内側にくっついた粉の形を見て占いをするそうです。「イブリク」では、占いの一例も紹介しています。
秘伝レシピの自家製チーズケーキもおすすめです。

喫茶室イブリク

ミュージアムショップ

オリエント美術館の展示品をモチーフにした商品や、オリエント各地から取り寄せた、エキゾチックなアイテムが満載です。通常のミュージアムショップでは見られない、独特で謎めいたグッズもたくさんあります。

オリエント美術館ミュージアムショップ

エジプトの香水瓶、エジプト雑貨、ヒエログリフマスキングテープ、トンボ玉ネックレスなどオススメです。

岡山市立オリエント美術館の様子・口コミ

入ってすぐにはシリアのモザイク画が展示されています。左手に進むとシリアの石像があります。まずはこの展示が非常に美しいです。
1階の展示は、それぞれテーマごとに分かれています。生活用品の壺や皿をはじめ、古銭や刀剣なども展示されています。イランのガラス壺やガンダーラの仏像、そしてエジプトのミイラの埋蔵品も見ることができます。
2階では古代中国を中心にした展示があり、青銅器や唐三彩などが見られます。
展示品はもちろん素晴らしいですが、館内の雰囲気も言葉に尽くしがたいくらい素晴らしいです。トイレの手洗い場にもおしゃれなサービスがあります。さまざまな美術館や博物館に行ったことがありますが、このような美術館は初めてです。
じっくりと展示物を鑑賞するなら、2時間は確保したいところです。
岡山市にこれほど充実したコレクションがある理由は、岡山市出身の日本有数のコレクターや元市長もコレクターであったことに加えています。また、「オリエント」という看板を掲げた美術館や博物館と言えば、東京の池袋にある古代オリエント博物館がありますが、こちらの美術館は規模や展示内容においても比較にならないほど充実しています。こんな素晴らしい展示をたったの310円で観ることができるとは感動です。
もし館内で写真撮影が許可されているならば、言うことなしです。

平日の午前中に訪れました。 こじんまりとした美術館ですが、全国的にも珍しいオリエント地域の考古美術品を展示しています。入館料も310円と手ごろな価格です。
気軽に貴重な美術品を鑑賞することができます。また、落ち着いた雰囲気の喫茶店もあります。
車椅子を借りることができました。エレベーターに乗るためには、立ち入り禁止の扉の向こうに進む必要があるため、エレベーターを利用する際にはスタッフに声をかける必要があります。
展示物はどれも興味深いものばかりで、期間限定の展示物の中には、大量の鈴を使用したものもありました。11時と15時にはスタッフがその作品でパフォーマンスを行っており、とても素晴らしかったです。

普段の入館料は310円ですが、岡山芸術交流2022の開催中は現代アートの展示も行われていたため、入館料が510円でした。
車の運転で疲れたので、喫茶室イブリクでアラビックコーヒーとチーズケーキのセットを楽しみました。イブリクで淹れられたカルダモンと砂糖のたっぷり入った濃厚なコーヒーとチーズケーキの味わいは相変わらず素晴らしかったです。
展示品の説明は以前よりもイラストや漫画を使ってわかりやすくなっていました。おそらく、小学生などの体験学習にも利用されているのでしょう。
ミュージアムショップの品揃えは以前の方が充実していたような印象ですが…
現代アートの展示も楽しめて、予定時間を大幅に超えて観覧してしまいました。

岡山に何度も訪れているにもかかわらず、初めて入館しました。こんな素晴らしい内容だとは思いもしませんでした。オリエント美術に興味がある人もない人も、展示物の魅力と古さに驚かされるでしょう。ミイラの作り方を説明した漫画などもあり、初心者にも親切な展示です。中学生以上なら充分に楽しむことができそうです。
ただ、このコレクションが個人の手で収集されたという事実には驚きです。パルミラ遺跡の写真や関連資料も展示されており、戦争で破壊され現在は存在しないことに胸が痛みました。美術館内の喫茶店イブリクでは、ソファ席でくつろぐことができます。

約5000点の遺物やレプリカなどが丁寧に展示されており、一部の物ではゆっくりと座りながら鑑賞することもできます。ハンムラビ法典の実物大レプリカやアリッシアレリーフなど、ガラス越しに近くまで見ることができる素晴らしい展示でした。
古代メソポタミア文明などを漫画やゲームで楽しんでいる方にも、説明や展示が多く楽しめます。また、デザインを勉強している方にも建築を含めておすすめです。
写真撮影はできませんが、展示されている遺物はかなり可愛らしいものが多く、許可があれば時間外にデッサン会なども楽しめるかもしれません。
館内では撮影が禁止されていますが、2階の光の広場のような場所では民族衣装を着て噴水周辺で写真を楽しむことができるので、思い出にも良いです(ただし、静かに楽しむことが重要です)。
建物の建築が素晴らしく、自然光が差し込む館内は展示物と調和しており、落ち着いた雰囲気があります。建物の見学だけでもかなり満足感があります。

岡山市立オリエント美術館の詳細情報

施設詳細情報
施設名 岡山市立オリエント美術館
所在地 700-0814 岡山県岡山市北区天神町9-31
交通アクセス JR岡山駅から路面電車で約5分
JR岡山駅から徒歩15分
駐車場 なし(市営天神町駐車場利用で割引券交付)
利用料金 大人310円、高校生・大学生210円、小学生100円
※団体は20名以上で、それぞれの料金の2割引き
問合せ先 086-232-3636(岡山市立オリエント美術館)
公式サイト 岡山市立オリエント美術館公式サイト
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

岡山市には「岡山市立オリエント美術館」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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