岡山後楽園|岡山の代表的観光地、日本三名園として知られる特別名勝の庭園【岡山市北区】

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岡山後楽園
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岡山市北区にある「岡山後楽園おかやまこうらくえん」は、今から約300年前に岡山藩2代目藩主・池田綱政(いけだつなまさ)が、安らぎの場所として造った庭園です。
岡山の誇りでもある後楽園は、その美しさから石川県の兼六園けんろくえん、茨城県の偕楽園かいらくえんと共に、日本三名園の1つとして数えられており、特別名勝にも指定されています

岡山後楽園の面積は、133,000平方メートルの広さがあるため、他の観光地とは異なり、混雑しすぎないで楽しむ事ができます。

岡山後楽園の面積

岡山後楽園のおすすめポイント

岡山後楽園のジャムソフトクリーム

  • 園内には、歴史的に価値がある風景として美しい建造物が沢山あります。
  • 季節によって変わる自然の風景が素晴らしい。春夏秋冬すべての季節で風光明媚な景色を味わうことができます。
  • 夜間特別開園「幻想庭園」では園内をライトアップし、日中とは異なる幻想的な景色を楽しめます。
  • 園内の茶屋で販売している「梅ジャムソフトクリーム」も美味しいですよ。

岡山後楽園の基本情報

施設名 岡山後楽園(読み方:おかやまこうらくえん)
所在地 岡山県岡山市北区後楽園1-5
交通アクセス JR岡山駅から徒歩約25分または、バスで約15分
または、路面電車で約4分「城下」下車、徒歩約10分
駐車場 普通車570台、バス10台
普通車:100円/1時間、バス:620円/1日1回
営業時間 3月20日~9月30日:
午前7時30分から午後6時(入園は午後5時45分まで)
10月1日~3月19日:
午前8時から午後5時(入園は午後4時45分まで)
幻想庭園開催期間:
春と夏は21時30分(入園は21時まで)、秋の幻想庭園のみ20時30分(入園は20時)
利用料金 大人410円、65歳以上140円
問合せ先 086-272-1148(岡山後楽園事務所)

岡山後楽園内の紹介

唯心山

岡山後楽園の唯心山

唯心山ゆいしんざん」は、1735年頃に造成された、後楽園のほぼ中央に位置する小山です。
頂上からは後楽園の庭園全体が見渡すことができ、どこからも唯心山が臨めるようになっています。

斜面にはツツジやサツキが植えられていて、眺めもよく 春夏優雅なお花見ができます。

流店

岡山後楽園の流店

流店りゅうてんは、屋内に水路を配した建物で、美しく磨かれた泥岩が水流の中に配置されていて、目にも楽しめます。
夏でも涼しく、水が流れていてとても落ち着く空間です。 土足禁止なので靴を脱いで板間でひと休みします。

延養亭

岡山後楽園の延養亭

延養亭えんようていは、後楽園で一番に建てられた建物で、藩主の静養や賓客の接待、藩校の儒学者の講義場として使われていました。

園内での眺望が最も素晴らしいとされ、沢の池や唯心山ゆしんざん操山みさおやま安住院多宝塔あんじゅういんたほうとうを一望できるます。
岡山空襲で焼失し、1960年(昭和35)に、建築当時の御茶屋御絵図おちゃやおんえずの間取りを踏襲し復元されました。

普段は非公開で、観覧可能期間中でも建物保存のため自前の靴下の上から施設提供の靴下をはく必要があります。

岡山後楽園の能舞台

岡山後楽園の能舞台

後楽園の能舞台は、鶴鳴館かくめいかんの中にあり普段は見ることができません。
中庭につくられた能舞台を座敷から観る形で、江戸時代の大名になった気分で観覧できます。
歌舞伎の公演で2021年に市川海老蔵さんもいらしたことがあります。

福田茶屋

岡山後楽園の福田茶屋

福田茶屋は、「沢の池」から北側に位置するお茶屋さんで、抹茶ビールや和パフェ等の軽食から鯉(コイ)の餌まで購入する事ができます。

福田茶屋の看板

また、岡山後楽園オリジナルのお弁当が予約注文ができ、購入後は園内に点在するベンチで食事をする事が出来ます。
お弁当は常時2種類、季節ごとに異なります。(1000~1500円)

岡山後楽園の幻想庭園イベント

秋の後楽園幻想庭園

毎年春、夏、秋に「春の幻想庭園」「夏の幻想庭園」「秋の幻想庭園」が開催されます。
春の幻想庭園は5月頃、夏の幻想庭園は8月頃、秋の幻想庭園は11月頃に開催されます。

秋の後楽園幻想庭園の紅葉

  • 園内ライトアップ演出
  • プロジェクションマッピング(延養亭前庭)
  • 和紙製のスカイランタン等
  • 伝統工芸や和文化体験(烏城彫、和漆絵付、茶道、狂言等)
  • SNS投稿キャンペーン

などが催されます。(内容は年によって若干異なります)

岡山後楽園の幻想庭園イベント1

詳しいイベント情報は、記事最後の公式サイトリンクからご確認ください。

岡山後楽園の恒例イベント

岡山後楽園の芝焼き

岡山後楽園 芝焼き

後楽園の芝焼きは、春の芽出しを揃え、病害虫駆除の効果があるとされています。
後楽園の春を迎える風物詩です。

岡山後楽園 お田植え祭

岡山後楽園 お田植え祭の様子

お田植え祭りは、1962年(昭和37年)から始まり、毎年6月の第2日曜日に行われる伝統行事です。と男衆の打つ太鼓と田植歌「さげ」に合わせてテンポよく「早乙女」が田植えを行います。
当日は小学生以上の一般の方も田植え体験ができます。

岡山後楽園の梅と「春の和のおもてなし」

岡山後楽園の梅

岡山後楽園内の梅園では、2月上旬から3月上旬にかけて、紅梅白梅合わせて約100本ある梅の木が見ごろを迎え、梅の花を楽しむこともできます。

岡山後楽園の白梅

ちょうど見ごろとなる時期に3月2日の開園記念日があるので、その前後の期間で「春の和のおもてなし」と題して和文化体験などのイベントも年によって催されます。

岡山後楽園の歴史

後楽園は1687年(貞享4年)に岡山藩主・池田綱政の時代に作られた岡山城に隣接する庭園です。
居間・延養亭、能舞台、後楽園周辺の林などの様子は当時の資料「御茶屋御絵図おちゃやおんえず」からも窺い知ることができます。

後楽園は「御後園ごこうえん」と呼ばれていましたが、1871年(明治4年)に「後楽園」に改称されました。
そして1871年(明治17年)には、園の保存のために池田家から岡山県に譲渡され、一般公開されました。

1952年(昭和27年)に、後楽園は国の特別名勝に指定され、国内外から多くの観光客で賑わいをみせています。

岡山後楽園関係年表

岡山後楽園関係年表
  • 貞享4年(1687)
    藩主・池田綱政
    築庭工事の鍬初め。
  • 元禄2年(1689)
    帰城した池田綱政が来園。お田植え行事が行われる。
  • 元禄4年(1691)
    家臣約800人を招待し、祝儀の餅を配る。
  • 元禄年間
    綱政の好みで徐々に庭園の整備がされる。
  • 元禄13年(1700)
    北の一画に添地し、土地の拡大が終わる。[一応の完成]
  • 宝永4年(1707)
    能舞台を作り、家臣の家族や領民に能を見せる。
  • 享保9年(1724)
    藩主・池田継政
    この頃から継政が唯心山やひょうたん池を作るなど改修に着手。
  • 享保17年(1732)~19年(1734)
    『御後園諸事留帳』の記載が開始される。能舞台や周辺の建物の改築を行う。
  • 延享3年(1746)
    以前からの慣習に従い、御庭拝見日が定められ北門に掲示される。
  • 宝暦4年(1754)
    藩主・池田宗政
    隠居継政の指示で、弁財天堂・四天王堂が現在地に移動。
  • 宝暦9年(1759)
    水不足のため後楽園用水からの取水を一時停止し、海岸沿いの新田に水が行き渡ったのを確認後に取水を再開する命令を出す。
  • 明和8年(1771)
    藩主・池田治政
    藩財政が窮乏し、倹約のため園内で働く人員を削減し、園内の田畑を芝生にする。
  • 安永2年(1773)
    園内東に田畑を再開。
  • 天明年間
    盛んに茶事を行う。
  • 天明3年(1783)
    早乙女による田植えの再開。治政が流店の2階から眺める。
  • 天明6年(1786)
    慈眼堂の脇に稲荷宮を勧請。
  • 文政11年(1828)
    藩主・池田斉政
    初午の祭礼で領民約6万人が参拝。
  • 天保元年(1830)
    藩主・池田斉敏
    実家の父で、薩摩藩主島津斉興、その後、天保6年に祖父で隠居の島津斉宣(渓山)も来園。
  • 安政2年(1855)
    藩主・池田慶政
    黒船来航に対処するため、新式の鉄砲の訓練(調練)を行う。
  • 文久3年(1863)
    藩主・池田茂政
    「御後園絵図」作成。唯心山、ひょうたん池があり、沢の池に3つの島が浮かび、井田があるなど、江戸時代の後楽園の姿を知るものとして一番良く紹介される絵図となる。
  • 明治4年(1871)
    当主・池田章政
    「後楽園」と改称し、日を決めて見物を許可する。
  • 明治17年(1884)
    池田家から岡山県に譲渡され、一般公開される。
  • 大正10年(1921)
    西外園と散歩道の整備。
  • 大正11年(1922)
    名勝に指定される。
  • 昭和9年(1934)
    室戸台風で大きな被害を受ける。
  • 昭和14年(1939)
    河川改修で後楽園の東に旭川の支流が開通し、後楽園が完全な中州となる。
  • 昭和20年(1945)
    岡山空襲で園内の建物の大半が焼失。
  • 昭和27年(1952)
    特別名勝に指定。茂松庵を復元。
  • 昭和33年(1958)~42年(1967)
    能舞台、観射亭、延養亭、栄唱の間などの復元工事
  • 平成12年(2000)
    後楽園築庭300祭の開催。『岡山後楽園史』の編纂。

岡山後楽園のよくある質問

岡山後楽園の営業時間は?

3月20日~9月30日
午前7時30分から午後6時(入園は午後5時45分まで)
10月1日~3月19日
午前8時から午後5時(入園は午後4時45分まで)
幻想庭園開催期間
閉園 20時30分 (入園は20時まで)

後楽園岡山の滞在時間は?

滞在時間の目安は40分~2時間です。 はじめてコース40分、スタンダードコース1時間、じっくりコース2時間庭園の
後楽園の散策路は中央の「沢の池」を取り囲むように設けられており、所要時間ごとに3つの散策ルートが選べます。
※園内には段差も多いので、なるべく歩きやすい靴で来園しましょう。

岡山後楽園の入場料はいくら?

大人410円、65歳以上140円
※2023年3月31日まで高校生以下は入園無料
※団体は20名以上で、それぞれの料金の2割引き
年間パスポート 大人2080円 65歳以上830円となっています。

岡山後楽園の無料日は?

3月2日は後楽園の開園記念日で終日入園無料です。
後楽園が池田家から岡山県に譲られ、記念式典が行われたのが明治17年3月2日、この日を開園記念日に制定しました。
高校生以下の方は入園無料です。生徒手帳等証明の提示が必要(~2023年3月31日)

岡山後楽園の駐車場料金は?

普通車570台、バス10台
普通車:100円/1時間、バス:620円/1日1回となっています。

岡山後楽園のレビュー・口コミ

後楽園内はほぼ平坦ですが、中央にある唯心山は、園全体を見渡せるような見晴らしの良さがあります。ただ、上まで登り降りする階段が、大きな石を加工したような作りの為、小さい子どもや年配の方は足元に注意が必要かもしれません。
岡山駅から路面電車の城下駅から徒歩10分位で到着します。運賃は100円です。さすが日本三名園、見応えたっぷりです。1700年には現在の形だったそうで、後世に残していきたいですね。

後楽園への途中で岡山神社を参拝し、後楽園に入りました。
園内は広く、日陰も少ないので夏の暑い時は避けた方がいいと思いました。

後楽園はまるで不思議なおとぎの世界に迷い込む様です。
烏城が何にも遮られる事無く美しく遠目から見え、歩く事に徐々に近づいて来る体験も印象的でした。

出入口は岡山駅方面と岡山城方面の2か所があります。
週末は昼過ぎに辿り着くと、入園ゲートから随分と離れた駐車場を案内されるので、出来る限り早く行かれる事をお勧めします。

岡山後楽園の詳細

施設詳細情報
施設名 岡山後楽園(読み方:おかやまこうらくえん)
所在地 岡山県岡山市北区後楽園1-5
交通アクセス JR岡山駅から徒歩約25分または、バスで約15分
または、路面電車で約4分「城下」下車、徒歩約10分
駐車場 普通車570台、バス10台
普通車:100円/1時間、バス:620円/1日1回
営業時間 3月20日~9月30日:
午前7時30分から午後6時(入園は午後5時45分まで)
10月1日~3月19日:
午前8時から午後5時(入園は午後4時45分まで)
幻想庭園開催期間:
春と夏は21時30分(入園は21時まで)、秋の幻想庭園のみ20時30分(入園は20時)
利用料金 大人410円、65歳以上140円
※団体は20名以上で、それぞれの料金の2割引き
年間パスポート
大人2080円 65歳以上830円
共通入場券 後楽園 岡山県立博物館 520円
後楽園 岡山城 640円
後楽園 岡山城・林原美術館 1040円
問合せ先 086-272-1148(岡山後楽園事務所)
公式サイト 岡山後楽園公式サイト
岡山後楽園夜間特別開園「幻想庭園」
備考 各種支払い方法に対応しています

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