旧野﨑家住宅・塩業歴史館|塩づくり体験や歴史を学べる重要文化財【岡山県倉敷市】

旧野﨑家住宅・塩業歴史館 お出かけ
旧野﨑家住宅・塩業歴史館

岡山県倉敷市児島にある「旧野﨑家住宅」は、製塩業と新田開発で財を成した野﨑武左衛門が築いていった邸宅で、現在一般開放されており国指定重要文化財となっています。「児島ジーンズストリート」の端にあります。
映画『ミステリと言う勿れ』で旧野崎家住宅がロケ地になっているという噂があります。公開は2023年秋なので楽しみですね。

旧野﨑家住宅入口

敷地面積は約3000坪あり、門を入ると本瓦葺の主屋群が軒を連ね、6棟の土蔵が立ち並びます。
庭園は枯山水で、初夏にはサツキの花が咲き誇ります。

旧野崎家住宅の縁側

また、併設された野崎家塩業歴史館では、蔵の中などで、昔と今の塩づくりが学べたり、昔の生活道具などが見学できます。予約すれば塩づくり体験もできます。

旧野﨑家住宅広間

塩づくりの歴史はもちろん、明治の実業家の暮らしぶりがよくわかる展示品や座敷など、なかなかの見応えがある資料館です。

野崎家塩業歴史館

現在も野崎家は、製塩事業を行うナイカイ塩業という会社のオーナーで、200年近く製塩業に携わる日本で唯一の企業です。

旧野崎家住宅・塩業歴史館のおすすめポイント

  • 天保4年(1833)頃から建築された歴史ある屋敷を見学できます。旧野﨑家住宅中庭
  • 塩田王と呼ばれた野崎家の歴史が見られます。
  • 塩づくりの歴史や当時の生活について学べます。旧野﨑家住宅の外観
  • 塩づくり体験が無料でできます!
  • 「犬神家の一族」「ミステリと言う勿れ」のロケ地にもなっています。

旧野崎家住宅・塩業歴史館の様子・口コミ

旧野崎家住宅の屋内

近くには無料駐車場が10台分あります。旧野崎家の受付の向かいには休憩室があり、そこにはロッカーや貸し傘もあります。建物内は階段があり、石畳の床を歩くため、車椅子やベビーカーでの移動は難しいと思われます。
旧野崎家は、広大な敷地内が手入れされ、隅々まで美しく保たれている素敵な建物です。展示品は入れ替えが行われるため、何度来ても新しい発見があります。雛飾りの時期には特におすすめです。建物内の採光の工夫は素晴らしく、古いにも関わらずとても心地よい空間です。
中座敷から向座敷まで42メートルの広がりを持つ続き間は圧巻です。まだまだ書き足りませんが、本当におすすめの場所です。敷地内は5人の職人さんによって手入れされているそうです。素晴らしい場所です。

塩田王の素晴らしい屋敷です。建物だけでなく、お庭も手入れが行き届いており、特に素晴らしいのは苔の美しさです。
また、当時の貴重な台所用品が多数展示されており、当時の暮らしぶりを垣間見ることができました。さらに、土蔵の中にも多くの資料が展示されており、見応えがありました。

旧野崎家はかつて西日本で足袋の製造販売を行っていたが、江戸時代末期に入浜式塩田を使った製塩業に進出した。2つの塩田から名前を取って「野崎」姓となったとされ、計170ヘクタールにわたる塩田を経営していた。
現在のJR児島駅周辺は野崎浜の塩田の真ん中にあたり、野崎家の塩は下津井などから各地に送られた。野崎家は現在もイオン交換膜法による製塩事業を行うナイカイ塩業のオーナーで、200年以上にわたって製塩業を続けている。

日本の歴史や古い住宅に興味がある人には良い場所です。特に、日本の古風な雰囲気が好きな外国人にとっても喜ばれるでしょう。
私が訪れたときは、展示室に能のお面が並んでいて、迫力がありました。また、お雛祭りの季節にはひな壇が飾られるそうです。個人的には、塩で作った王冠やバラがとても可愛かったです。

旧野崎家住宅・塩業歴史館の詳細情報

施設詳細情報
施設名 旧野崎家住宅(きゅうのざきけじゅうたく)
野崎家塩業歴史館(のざきけえんぎょうれきしかん)
開館時間 9:00 ~16:30(17時閉門)
休館日 毎週月曜日(祝日であれば、その翌日)
年末年始(12/25~1/1)
所在地 岡山県倉敷市児島味野1-11-19
交通アクセス 瀬戸中央自動車道児島ICから車で約10分
駐車場 普通車36台、バス5台(無料)
利用料金 入館料:大人500円 小中学生300円 高校生以下は、土日祝は無料
問合せ先 086-472-2001
公式サイト 国指定重要文化財|旧野崎家住宅|野﨑家塩業歴史館|倉敷市
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

倉敷市には「旧野崎家住宅・野崎家塩業歴史館」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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