備前陶器窯跡 伊部南大窯跡|無数の備前焼の陶片が!国内最大の窯跡【備前市】

備前陶器窯跡 伊部南大窯跡 城・史跡・遺跡
備前陶器窯跡 伊部南大窯跡

岡山県備前市にある「備前陶器窯跡 伊部南大窯跡(びぜんとうきかまあと いんべみなみおおがまあと)」は、榧原山麓にある備前焼を焼いた室町時代から江戸時代に操業された共同窯の遺跡です。史跡名勝天然記念物に指定されています。
大窯跡は南と北と西にもあります。

備前陶器窯跡 伊部南大窯跡の眺め

榧原山麓にある備前焼を焼いた室町時代から江戸時代に使われたと推定される共同窯で、3基の窯(東側窯跡、中央窯跡、西側窯跡)と巨大な物原(ものはら:壊れた陶器や窯の道具が捨てられた場所)から構成されています。

備前陶器窯跡 伊部南大窯跡の全体

東側窯跡は全長53.8m、全幅3~5m、傾斜角度17度の半地下式の登り窯で、単房の窯としては国内で最大規模を誇ります。

備前陶器窯跡 伊部南大窯跡のベンチ

備前陶器窯跡 伊部南大窯跡のおすすめポイント

  • 室町時代後期から江戸時代末期にかけての窯群の跡を間近に見ることができます。備前陶器窯跡 伊部南大窯跡の風景
  • 国の史跡に指定されており、物原の備前焼の欠片は貴重な資料なので持ち帰ってはいけません。備前陶器窯跡 伊部南大窯跡の物原
  • 現代まで続く備前焼の歴史を感じることができるスポットです。備前陶器窯跡 伊部南大窯跡の看板

備前陶器窯跡 伊部南大窯跡の様子・口コミ

ここが備前の有名な観光スポットではないとは信じられません。
博物館から茶色い山が見えると思っていましたが、すべて陶器の破片だとは思いませんでした。 広々とした駐車場やベンチも用意されています。
また、駅からは少し分かりにくいですが、歩いてアクセスできます。 備前には他にも窯跡が存在しますが、陶器の破片は注意して見ないと見つけられません。ここでは陶器の破片だけが目立ちます。
立ち入り禁止とは書かれていなかったので、登ってみましたが、素晴らしい景色です。 足元が陶器の破片であるため、スニーカーを履いていると歩きやすいです。

伊部駅の近くで、電車待ち時間に見ることができます。たくさんのかけらが見られます。
伊部南大窯跡は、室町時代から江戸時代にかけて、備前焼の大窯として共同運営されていました。東窯跡、中央窯跡、西窯跡など7基の窯跡と、壊れた陶器や窯の道具が捨てられた巨大な物原があります。山のふもとの斜面に作られた半地下式の登り窯で、東窯跡は約54メートルの長さがあります。
岡山藩の保護を受けていましたが、幕末になると窯の経営が厳しくなり、使われなくなりました。

レンガで作られた窯跡はいくつか見たことがありますが(愛知県の常滑や栃木県の益子など)、これほど古いものは初めてです。大量生産を行うようになり、窯も年々大きくなっていったようですが、小高い丘のあたり全体が窯でした。
たくさんの陶器のかけらや盛り上がった土があります。かつては土のトンネルがあったでしょうが、長い年月の変化により、トンネルは残っていません。

遠くからでも場所は分かるのですが、ナビゲーションがなければ目的地にたどり着くのは大変そうです。
登り窯の遺跡です。窯跡の両側に小さな丘がありますが、これは不良品などのゴミだそうです。何百年もの間に膨大な量の廃棄物が山のように積み上げられている様子は壮観です。
焼き物が風化し、土に戻って山になる様子を見ることで、備前焼の長い歴史を実感できました。

備前陶器窯跡 伊部南大窯跡の詳細情報

施設詳細情報
施設名 備前陶器窯跡 伊部南大窯跡
(読み方:びぜんとうきかまあと いんべみなみおおがまあと)
所在地 〒705-0001 岡山県備前市伊部
交通アクセス 山陽自動車道和気ICから約15分
JR伊部駅から徒歩約5分
駐車場 広い駐車スペースやベンチがあります。
営業時間 特になし
利用料金 見学無料
問合せ先 0869-64-1832(備前市まち営業課おもてなし観光係)
公式サイト 文化庁
備考

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