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倉紡記念館|130年以上の歴史を伝える企業ミュージアム【岡山県倉敷市】

倉紡記念館 倉敷美観地区
倉紡記念館

岡山県倉敷市の倉敷美観地区内に位置する「倉紡記念館(くらぼうきねんかん)」は、明治21年のクラボウ創立当時に建てられた原綿倉庫を、記念館としてリニューアルした施設です。
倉敷アイビースクエアの敷地内にあります。

倉紡記念館の入口

文化財にも指定された建造物での趣きがある雰囲気の中で、日本の紡績産業の歴史を背景に、創立以来のクラボウの歩みを、映像・写真・模型・文書・絵画・データベースなどで紹介されています。

倉紡記念館の展示

館内は、時代ごとに5つの部屋で構成され、それぞれ明治の部屋・大正の部屋・昭和の部屋・昭和〜令和時代の部屋・年表の部屋と呼ばれ、倉敷市が繊維産業日本一になるまでにクラボウや大原家が果たした業績や役割を垣間見ることができます。

また、倉紡記念館は省庁より「登録有形文化財」「近代化産業遺産」「日本遺産」に認定されています。

倉紡記念館のおすすめポイント

  • クラボウの歴史・倉敷の街の歴史が分かります。
  • 当時の貴重な機械・文書・写真・映像・模型などが約500点展示されています。
  • 文化財にも指定された歴史的な建物の中で観覧できます。

倉紡記念館5つの展示室

倉紡記念館は、5つの展示室からなっており、第1室から第4室まではクラボウと繊維産業の歴史を時代順に展示しています。第5室では、創立当初から現在までの歴史を年表や社内報の閲覧システムで紹介しています。

明治時代(1888年から1912年)

1888年から1912年までの明治時代には、当時主流だった紡績機械よりも優れた機械をイギリスから導入し、大規模な機械化と効率化を推進しました。

倉紡記念館の内観

大正時代(1912年から1926年)

1912年から1926年までの大正時代には、第二代社長の大原孫三郎が労働理想主義を掲げ、従業員寮や病院の建設などに取り組みました。また、美術館や労働環境の改善のための研究機関を設立し、活動を展開しました。

昭和時代(1926年から1945年)

1926年から1945年までの昭和時代には、戦災で工場が半減するなど苦難の時代でしたが、芸術・文化の振興に本格的に取り組み、芸術家との交流を深めました。

倉紡記念館の椅子

昭和時代から令和時代(1945年以降)

1945年以降の昭和時代から令和時代にかけては、繊維事業を中心に化成品やエレクトロニクス事業など多角化を進め、海外進出によるグローバル化も早期に展開しました。

倉紡記念館の未来

約500点の貴重な機械、文書、写真、映像、模型などが展示されています。

倉紡記念館の様子・口コミ

倉敷紡績(クラボウ)の原綿倉庫跡地にある記念館で、倉敷駅から徒歩15分ほど、美観地区のアイビースクエア内に位置しています。
この記念館は、クラボウの歴史を追いながら、大原家や倉敷の歴史を探求することができる場所です。日本遺産にも認定されており、倉敷市が繊維産業日本一になるまでに、クラボウや大原家が果たした役割や業績を伝える目的で建てられました。
平日の午後は蔓延防止措置が行われているため、私は一人で館内を約1時間貸し切り状態で廻り、とても贅沢な時間を過ごしました。
倉紡記念館は、明治の部屋、大正の部屋、昭和の部屋、昭和から現代の部屋、年表の部屋という5つの部屋に分かれており、それぞれ時代ごとの展示がされています。入館料は300円で、駐車場はアイビースクエアを含め複数ありますが、美観地区の駐車料金が高いため、2021年にオープンした「市営あちてらす倉敷駐車場」をおすすめします。30分ごとに100円で、最大12時間で830円まで駐車できます。
その上、まだあまり知られていないため、他の駐車場よりも空きがあります。クラボウの社章として現在も使われている「二三のマーク」の謙虚な考え方にも共感しました!

私は以前にも倉敷アイビースクエアに何度か行ったことがあるが、今回は初めて倉紡記念館を見学することになった。この記念館は、かつて原綿倉庫として建てられた建物を利用しており、当初は2棟の建物で構成されていたが、明治30年頃に増築され、コの字型の建物になった。木造であり一部が煉瓦造で、2階建てで、屋根は瓦葺きであり、建築面積は701平方メートルである。
この建物は、1998年12月11日に登録有形文化財に登録された。展示室は5つあり、第1室では明治時代の創業期の紡績機械や文書類が展示されており、第2室では、良好な労働環境を目指した大正時代の資料が展示されている。第3室では、昭和の戦前・戦中期の資料が展示され、棟方志功による従業員に向けた学問の重要性を説く襖絵も展示されている。第4室では、戦後から平成にかけての事業多角化や、日本万国博覧会せんい館に関する資料が展示されており、第5室は写真や映像を交えた年表コーナーになっている。棟方志功の本物の作品も迫力がある。
ここでは大原家と倉敷紡績の歴史がよく分かるので、美観地区の保存に大きく貢献したと言えるだろう。以前はアイビースクエアには何度か入ったことがあるが、この記念館を見学するのは初めてだった。

入場料は300円ですが、その価値は入場料以上です。 「ニ三のマーク」は非常に粋です。企業にとって、一番になった後に慢心して心が緩み、ついには後退することがあることを示唆しています。「どのような状況でも、わが社はいつも謙虚で、不断の努力を続けることでニ番目、三番目の希望に迫りたい」という意志を持ち続けることが、成功企業の秘訣です。
また、大原孫三郎は福祉事業に取り組んだ石井十次との交流や、社会問題に関心を持っていたことなど、仕事と人間性の両面での優れた点を学ぶことができます。

倉紡記念館の詳細情報

施設詳細情報
施設名 倉紡記念館(くらぼうきねんかん)
営業時間 9:00~17:00(入館は16:45まで)
休日 なし
所在地 岡山県倉敷市本町7-1 倉敷アイビースクエア敷地
交通アクセス 山陽自動車道倉敷IC・瀬戸中央自動車道早島ICから車で約15分
駐車場 120台(倉敷アイビースクエア駐車場)※有料
利用料金 個人:一般 300円 / 学生 250円
団体:一般 250円 / 学生 200円※小学生未満は無料です。
※倉敷アイビースクエアに宿泊される方は、招待券を提示すると無料です。
※障害者手帳の交付を受けている方の入館料は無料です。
※団体は30名様以上となります。
問合せ先 086-422-0011(倉紡記念館)
公式サイト 倉紡記念館
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

倉敷美観地区には「倉紡記念館」の他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。

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