旧足守藩侍屋敷|入場無料、重要文化財に指定された県唯一の武家屋敷【岡山市北区】

旧足守藩侍屋敷 城・史跡・遺跡
旧足守藩侍屋敷

岡山市北区足守にある「旧足守藩侍屋敷(きゅうあしもりはんさむらいやしき)」は、足守町並み保存地区にある武家屋敷です。昭和31年に岡山県指定重要文化財に制定されました。

旧足守藩侍屋敷の座敷
白壁の長屋門と土塀に囲まれたもと足守藩家老の杉原氏の住居で、お屋敷の内部を無料で見学することができます。

建物は、江戸時代中期の武士の書院造りをしているためまるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができますよ。
侍屋敷の中に茶室や中庭の景色を見るための窓があったりと見どころがたくさんあります。

旧足守藩侍屋敷の資料

常にとてもきれいに庭が手入れされているため、春の新緑や秋の紅葉などシーズン毎に四季折々の美しい景観が楽しめますよ。
近水園とあわせて見学されると良いでしょう。

旧足守藩侍屋敷の紅葉

旧足守藩侍屋敷のおすすめポイント

  • ほとんどが当時の姿のまま保存されています。
  • 中に入るとボランティアガイドさんが説明をしてくださいます。
  • 無料で見学することができます。
  • 落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと見学できます。
  • 近水園とあわせて見学されると、より当時の時代を感じることができます。

足守藩主木下家について

足守藩主木下家は、元々は平氏の出自で、かつては杉原と名乗っていました。
杉原家の当主は織田信長の家臣でしたが、妹の「ねね」は木下籐吉郎(後の羽柴秀吉・豊臣秀吉)とのもとに嫁ぎ、秀吉の天下人になった後は「北の政所」と呼ばれました。そのため、ねねの実家である杉原家が秀吉の一族として木下姓を名乗ることを許され、さらに豊臣の称号も授けられました。

関が原の戦いの際、2万5千石を領有し、姫路城主であった木下家定は、北の政所を保護し、中立を守ることを選びました。戦後の慶長6年(1601年)3月27日、同じ所領である備中国足守に移りました。これにより、足守藩主木下家が誕生しました。一時期、中断がありましたが、家定の子孫は明治維新まで13代にわたって藩主として、足守陣屋町の発展に貢献しました。

旧足守藩侍屋敷の看板

旧足守藩侍屋敷のレビュー・口コミ

手入れが行き届いた美しい庭や、窓から見える景色が素晴らしいですね。竹筒に生けられた花も趣があります。足守の町並みを楽しむために、足守町並みぶらり散策マップを手にして、様々な場所を散策しました。

足守藩家老の屋敷跡です。保存状態が非常に良く、当時の趣がほぼそのまま残っています。広大な藩主の家老の屋敷とは異なりますが、庭園から見えるモミジや長屋門に設けられた茶室、小さながらも目を引く石の配置など、センスや品の良さは藩主のそれと見劣りしません。木下家から受け継いだのでしょうか、門や蔵に施された五七の桐紋からは高貴な雰囲気が感じられます。近水園や陣屋の町並みと一緒に、ぜひ訪れる価値のある場所です。

先日、友達と近水園に向かう途中に、初めて足守藩木下家の家老の旧宅を訪れました。母屋は伝統的な武家書院造りで、県内唯一の貴重な武家屋敷のようです。趣があり、侘び寂びの雰囲気さえ感じさせ、かつての家老の生活がそこに息づいているようでした。ぜひおすすめのスポットです。

旧足守藩侍屋敷の詳細情報

施設詳細情報
施設名 旧足守藩侍屋敷(きゅうあしもりはんさむらいやしき)
所在地 岡山県岡山市北区足守752
交通アクセス JR桃太郎線足守駅下車タクシーで約5分、
岡山自動車道岡山総社ICより車で約12分
駐車場 あり
営業時間 9:30~16:30
休業日 月曜日・祝日の翌日・年末年始
利用料金 入場無料
問合せ先 086-295-0983
公式サイト 旧足守藩侍屋敷公式ホームページ
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

岡山市の足守街並み保存地区には「旧足守藩侍屋敷」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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