横溝正史疎開宅｜名探偵・金田一耕助が誕生し、国民的作家が暮らした家【倉敷市真備町】

岡山県倉敷市真備町にある「横溝正史疎開宅（よこみぞせいしそかいたく）」は、昭和時代に活躍した推理作家の横溝正史が疎開中に家族と一緒に暮らしていた住宅です。

横溝正史は、疎開中にこの家で「本陣殺人事件」などの金田一シリーズを執筆しており、金田一耕助が誕生した場所でもあるのです。

戦時中の1945年から終戦後の1948年7月までの間、横溝正史らが住んでいた当時の佇まいをそのままに復元・整備し、横溝正史の生誕100年にあたる2002年から一般公開されています。

自宅の中には、横溝正史の着物や机などが置かれているだけでなく、土間に家族の写真などが展示してあります。一番奥の部屋の障子に、浮かび上がる金田一耕助のシルエットも見どころです。

また横溝正史疎開宅周辺には、清音駅（JR線・井原鉄道）から始まり、横溝正史が疎開していた岡田地区にかけて「金田一耕助の小径」と言われるウォーキングコースも整備されています。

全7㎞のウォーキングコースは、片道約2～3時間ほどで回ることが可能です。
道中は、小説に関する見どころがあちこちに存在するだけでなく、金田一耕助シリーズに登場する人物のキャラクター像が6体建てられています。

横溝正史疎開宅のおすすめポイント
横溝正史疎開宅のひな祭り「真備雛めぐり」
横溝正史疎開宅の様子・口コミ
横溝正史疎開宅の詳細情報

横溝正史疎開宅のおすすめポイント

横溝正史が70年前以上前に暮らしていた当時の間取りを再現している疎開宅の内部を無料で見られます。
表札には「横溝正史」と「金田一耕助」の2種類が掲げられています。
横溝正史疎開宅から清音駅（JR線・井原鉄道）にかけて「金田一耕助の小径」が整備されています。

横溝正史疎開宅のひな祭り「真備雛めぐり」

横溝正史疎開宅やマービーふれあいセンターでは、「真備雛めぐり」と題して、2月末から3月中旬まで、ひな祭りイベントが開催されています。

真備ならではの、竹を使ったお雛さまや、浮かび上がる金田一耕助のシルエットとひな壇などを楽しむことができます。

横溝正史疎開宅の様子・口コミ

地元の方々によって大切に保存されている横溝正史の疎開住宅を訪れました。この日はひな祭りのイベントが開催されており、雰囲気が異なっていましたが、地元の方々の温かいおもてなしに大変感動しました。丁寧な説明もしていただき、有意義な時間を過ごすことができました。
また、4月や11月には金田一耕助のイベントも行われるそうで、入場料も必要ないことに申し訳ない気持ちになります。再訪する機会を見つけて、また訪れたい場所ですね。

岡山旅行2日目は金田一耕助のふるさと・真備に行ってきました！『本陣殺人事件』で登場した清音駅から歩いて横溝正史疎開宅までハチャメチャ遠かった……疎開宅の職員さんにすごい良くしてもらってお茶出してもらったり解説してくださったりお土産までいただいてしまいました👏✨ pic.twitter.com/kIlWqIippz

— さねりこ (@snlk994) November 8, 2022

川辺宿駅から徒歩40分の場所に位置していますね。横溝正史のファンだけでなく、知らない方にもぜひ立ち寄っていただきたい場所です。
真備町の散策や歴史探求、ウォーキングにちょうど良いと思います。

帰省から帰京する際、岡山に立寄った。
行くか行くまいか迷っていた横溝正史疎開宅。
金田一耕助が執筆されていた部屋でお茶を頂き、庭を眺め、あぁ先生と同じ眺めを観ているんだな、と思うと感慨深かった。
モデルとなった場所も歩き廻った。
足は棒になったが行って良かったね#金田一耕助 #横溝正史 pic.twitter.com/bwozoU0fKD

— π連 (@pairen0213) May 6, 2023

晴れた日にお邪魔させていただきました。室内も風通しが良く、お茶をいただきました。ぼーっとしていると、爽やかな風に吹かれて昼寝をするのもいいかもしれませんね。
横溝正史先生が暮らしていた時代はわかりませんが、同じような風を感じているのではないかと思いました。まるでタイムスリップしたかのようでした。

岡山旅行の際に立ち寄りました。清音駅からタクシーで向かい、帰りはモデルとなった場所を巡りながら、歩いて清音駅まで戻りました（地図をもらえます）。金田一シリーズのファンの方には、清音駅からのアクセスがおすすめです。
他の方が書かれている通り、地元の方々から心温まるおもてなしを受けました。横溝正史が執筆されていた部屋でお茶をいただき、庭を眺めながら、先生と同じ景色を見ているのだと感じました。岡山市から離れているため、訪れるかどうか迷いましたが、訪れてよかったです。

ひな祭り
『横溝正史疎開宅（月・木・金休館）』倉敷市真備町岡田地区の方々が復興を願い手作りした「竹舟雛」や「つるし雛」など観賞(～３月12日まで開催無料、甘酒のお接待有り)#横溝正史疎開宅 #つるし雛 #御殿雛 pic.twitter.com/iyYSTzakRO

— 横山宏子 (@t7wMiu8NjiRK39F) March 4, 2023

お雛様を見に行ってきました。可愛らしいお雛様がたくさん展示されていました。年を重ねても美しいものを見ることは喜びですね。お庭も竹を使った容器で草花が飾られ、その心遣いに感動しました。
そして、甘酒とあられのおもてなしもありました！驚きました。本当にありがとうございました。金田一さんの影絵も素敵でしたね！

横溝正史旅の目的地の一つとして訪れました。
駐車場は2台分しかなく、道路上には約3台分ほどの路上駐車ができます。それ以上の駐車は危険ですので、土日のオープン時間は避ける方がよいかもしれません。平日にゆっくりと見学することをおすすめします。
地元の方々が管理されているのですが、とても素晴らしい対応をしてくださり、申し訳ない気持ちです。しかし、横溝先生の作品がここで地元の方々の話を聞いて生まれたのも納得です。

今日は清音の横溝正史の疎開宅に行ってきました！！ pic.twitter.com/jokpZeig7T

— 藍川陸里 (@imaginary_organ) November 23, 2022

熱狂的な金田一ファンではない私ですが、訪れて良かったという感想でいっぱいになります。小さなお宅ですが、係の方々が暖かく迎えてくださいます。特別な日の翌日に訪れたこともあったかもしれませんが、「お茶もお出しせずに…」とおっしゃってくださったり、丁寧に対応してくださったりしました。
近くのお寺に行こうと歩いていた時に、「お客さん、千光寺はそっちではないですよ〜」と声をかけてくださったりと、映画の世界を思わせる自然な体験でした。石坂浩二さんも記念日に訪れるそうです。

横溝正史疎開宅の詳細情報

施設詳細情報
施設名	横溝正史疎開宅（読み方：よこみぞせいしそかいたく）
所在地	〒710-1311 岡山県倉敷市真備町岡田1546
交通アクセス	【車】山陽自動車道玉島ICから約15分【電車】井原鉄道清音駅から徒歩約40分井原鉄道川辺宿駅から徒歩約40分、
駐車場	あり
営業時間	10：00～16：00
休業日	月・木・金曜日、12月29日～1月3日
利用料金	無料
問合せ先	086-698-8558
公式サイト	倉敷公式サイト
備考