岡山県浅口市鴨方町にある「岡山天文博物館(おかやまてんもんはくぶつかん)」は、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような外観の、天体に関連する多彩な展示品を通じて、身近な宇宙を体験できる施設です。(2018年3月にリニューアルされました)
プラネタリウムや4次元デジタル宇宙シアターでは、まるで現実の星空のような美しい景色を楽しむことができるだけでなく、太陽ドームの見学などが楽しめます。
岡山の市街地から近いですが、山によって隔てられているため天体観測の条件が良い場所になっています。
隣接地には、アジア最大級の3.8m新技術望遠鏡を備えた「京都大学岡山天文台」や、日本最大級の口径188cmを持つ反射望遠鏡を搭載した「国立天文台ハワイ観測所岡山分室(旧岡山天体物理観測所)」があり、展望デッキからその壮大な姿を見ることができます。
岡山天文博物館のおすすめポイント
- 入館料100円、プラネタリウム300円とリーズナブルな料金設定になっています。
- プラネタリウムや4次元デジタル宇宙シアターで、現実の星空のような美しい景色を楽しめます。
- 天体に関連する多彩な展示品を通じて、身近な宇宙を体験できます。
- すぐ近くにアジア最大級の3.8m新技術望遠鏡を備えた京都大学岡山天文台などもあります。
岡山天文博物館の館内紹介
博物館は、プラネタリウム室、太陽観測室、1階および2階の展示室で構成されています。また、売店では天文グッズや浅口市の特産品なども販売されています。(ただし、喫茶店やレストランはありません。)
1階の展示室
主に、岡山天体物理観測所の施設や研究、そして新しく建設中の京都大学3.8m望遠鏡について紹介しています。展示パネルと年代物の望遠鏡のレプリカなどが多いです。
プラネタリウム
約45分の上映で、途中での入退場は光漏れのため不可です。特別上映のある日とない日がありますので、上映時間は必ず確認してください。
投映開始時間
1回目 10:30~、2回目 13:30~、
3回目 15:00~、特別投映 12:00~
プラネタリウムの座席は複数種類あり、客が自由に選ぶ仕組みで、転倒しても安全なものがあります。音楽は葉加瀬太郎さんが作曲したと説明がありました。
太陽観測室
天気がよければ太陽を確認できる「太陽フレア望遠鏡」があります。
15cmの屈折望遠鏡では、太陽表面のフレアやプロミネンスを観察することができ、8cmの屈折望遠鏡では黒点の観察が楽しめます。
2階の展示室
主に、地球上で観察される天文現象(日食・月食の仕組み、オーロラなど)の仕組みを説明する模擬装置から、太陽系、銀河系内の天体、そして遠くの銀河まで、宇宙全般に関する説明がされています。
ショップ
天文に関する様々なグッズも販売されています。
岡山天文博物館の様子・口コミ
晴れた日には、太陽のプロミネンスや黒点も見ることができます。実際のプロミネンスを光学的に観察することは、感動的な経験です。
また、日によっては国立天文台の188cm反射望遠鏡や京都大学岡山天文台の3.8mせいめい望遠鏡の見学も行うことができます。
「天文のまち」としてPRする浅口市。そのシンボル・岡山天文博物館(鴨方町本庄)を訪ねました⭐4年前にリニューアルされたプラネタリウムはリアルな星空を楽しめるように! ガラス張りの展望デッキからは、シュミット望遠鏡で瀬戸大橋まで見えました! pic.twitter.com/THSJ9S6gVj
— 吉備の環プロジェクト (@kibinowa) July 28, 2022
また、プラネタリウムの上映もあり、入場料を含めて400円で楽しむことができます。遥照山キャンプ場の遊歩道も素晴らしく、家族で1日楽しむことができました。
岡山天文博物館のプラネタリウム室、固定椅子がなくなりました。。。って事でごろ寝もOKみたい。
自分のお気に入りの椅子を持ち込めるかは不明です。なお、当面の間入館できるのは浅口市在住・在勤・在学者となってます。 pic.twitter.com/2ewMXabIGD
— とだひろゆき (@pegapegatod) March 15, 2022
博物館を含む全ての施設は山の頂上に位置しており、浅口市や矢掛町の町並み、そして早春の瀬戸内海を一望することができました。
また、91cmと50cmの反射望遠鏡の天文台施設方面には立ち入れませんが、京都大学岡山天文台と岡山天文博物館が主催する公開事業により、188cmの反射望遠鏡はそれぞれの天文台施設内からガラス越しに近くで見学することができます。
数時間前の事になりますが、岡山天文台&岡山天文博物館に行ってきました。
間近で見る #せいめい望遠鏡 に圧倒!
メカ好きとしては、主鏡の裏面から見える調整用のアクチュエーター群に萌え萌えでした😍 pic.twitter.com/XxV7zuBE1X— ういとら (@ms20fun) June 14, 2023
私が訪れた日は、たまたまかもしれませんが、それほど混雑していなかったです。大人も子供も楽しめて、学びも得られる良い機会でした。
お土産に宇宙食のカレーと、宇宙を旅した朝顔の種はいかがでしょうか?種は一家族に一袋ずつもらえますよ。
岡山天文博物館の詳細情報
施設名 | 岡山天文博物館(読み方:おかやまてんもんはくぶつかん) |
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所在地 | 〒719-0232 岡山県浅口市鴨方町本庄3037-5 |
交通アクセス | 山陽自動車道鴨方ICから約15分 JR鴨方駅から車で約25分 |
駐車場 | 普通車30台、バス3台 |
営業時間 | 9:00~16:30 プラネタリウム開始時間: 1回目 10:30、特別投映 12:00、2回目 13:30、3回目 15:00(約45分) |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、祝日の翌日(連休の場合はその翌日翌々日) |
利用料金 | 【入館料】 高校生以上100円(65歳以上の市内在住者は無料)、小中学生50円 【プラネタリウム観覧料】 大人300円(65歳以上の市内在住者は無料)、高校生200円、中学生150円、小学生100円 |
問合せ先 | 0865-44-2465(岡山天文博物館) |
公式サイト | 岡山天文博物館公式サイト |
備考 |
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浅口市には「岡山天文博物館」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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