西大寺(観音院)|日本三大奇祭「裸祭り」が開催されるお寺【岡山市東区】

西大寺(観音院) パワースポット

岡山市東区にある「西大寺(観音院)」は、奈良時代の創建と伝えられる古いお寺で、毎年2月の第3土曜日に開催される「裸祭り(西大寺会陽)」は、日本三大奇祭として全国的にも有名です。

西大寺(観音院)の詳細

吉井川沿いに開けた西大寺地区は、観音院の門前町として発展していきました。
境内には多くの古建築が並び、石門、仁王門、三重塔、経蔵の拝観は歴史的価値も高く見ておきたいポイントです。
ちなみに西大寺駅のタクシーには「観音院(かんのんいん)」と言った方が伝わります。

また、西大寺 観音院までの参道は五福通りという昭和レトロな商店街があり人気の観光地となっています。

五福通りの風景

初詣も多くの参拝者が訪れます。三が日は開運初護摩供・秘仏金毘羅大権現ご開帳(14日迄)・新春特別拝観(国重文の朝鮮鐘を衝けます)が行われ、境内や参道ではマルシェが開かれ屋台も出店されます。

西大寺観音院の初詣

西大寺(観音院)のおすすめポイント

西大寺(観音院)のマップ

  • 本堂内陣、牛玉所殿の拝観も可能です。(大人500円/小人200円)
  • 境内は静かで、落ち着いたお参りができます。
  • 春に桜が咲き誇ります。
  • はだか祭りは岡山の誇る奇祭です、ぜひ一度は見に行ってみましょう。
  • 西大寺ファンタジーが開催期間中は和風のライトアップイベントが行われます。

西大寺(観音院)の施設

会陽の観覧席

西大寺観音院には、はだか祭りのとき用の鮮やかな青色の観覧席があります。
なんだか地下闘技場の試合が始まりそうな雰囲気がありますね。

西大寺(観音院)の観覧席

仁王門

西大寺(観音院)の仁王門

仁王門は、県内でも最も大きな楼門で、和風(二階三手先、一階四手先)と禅風(尾垂木、台輪、頭貫)の要素を組み合わせた、装飾豊かな建物です。

中央部分には北から東、南、西にかけて十二支の彫刻が配置され、門の左右には金剛力士像が立っています。門の大きな扁額には「釈逸山」という書かれた落款があり、これは書道の名手である禅僧の作品です。

建立年代は元文5年(1740年、寺伝による)であり、修理は明和7年(1770年)に行われました。

本堂

岡山市の指定重要文化財であるこの巨大な五間堂は県内でも最大級の規模で、国の重要無形民俗文化財である「会陽」が行われるため、外陣部分は板張りで、ふきはなしです。
内陣の正面上部には会陽の際に宝木を投下するための御福窓が備えられています。

本尊は秘仏の千手観世音菩薩で、脇には広目天と多門天が従い、裏脇には不動明王と愛染明王が祀られています。文久3年(1863年)に建立されました。

普陀南海観音(百八観音霊場 第2番札所)

西大寺(観音院)の普陀南海観音

中国観音霊場会は、普陀山仏教教会との交流10周年を祝して、普陀山から十分の一の大きさの南海観音像を贈呈され、これを大一番札所の当山にお祀りすることとなりました。

牛玉所殿

西大寺(観音院)の牛玉所殿

国登録有形文化財の牛玉所殿は、拝殿、釣殿、本殿、奥殿から成り立っており、中央の本尊には牛玉所大権現(ご本尊前立て)と金毘羅大権現が合祀され、脇には疫病除けなどのご利益がある青面金剛(しょうめんこんごう)が祀られています。

牛玉所殿の大規模な修復(平成22年/2010年)を記念して、日本最大の白玉文殊菩薩が、智恵の仏として奉納され、学業の成功や試験合格を祈願する人は多いです。

鐘楼門・朝鮮鐘

国指定重要文化財(朝鮮鐘/龍鐘) 国登録有形文化財(鐘楼門) となっています。
鐘楼門は小規模な入母屋造の建物で、1階は開放的な入口として、面取り角柱(出三斗組)が使われていますが、2階は(大輪・頭貫)を備えた出組支輪つきで、軒が深くなっています。建立年代は、仁王門や大師堂が建てられた延宝時代(1673~1680年)に遡ります。

銅鐘は、日本に現存する朝鮮鐘の中で最も大きく、龍鐘(りゅうしょう)とも称され、当山の三つの霊宝の一つとされています。

三重塔

西大寺(観音院)の三重塔

三重塔は岡山県指定重要文化財です。江戸時代に建てられた仏塔は県内に多く現存していますが、この三重塔は特に均整の取れた古典的なデザインで、初重内部には金剛界や胎蔵会の主尊である大日如来が祭られています。建立年代は延宝6年(1678年)です。

六角経蔵

六角経蔵は、国登録有形文化財として登録されています。
外側が六角形で中が八角形という珍しい組み合わせの堂内には、所蔵する熊野勧心十界曼荼羅の複製が展示され、その上部には十王像が祀られています。
輪蔵を回転させると、地獄界から仏界までの十界を巡ることができ、全経典を読んだ効果があると言われています。
建立年代は、輪蔵が嘉永七年(1854年)、書架が文化二年(1805年)です。

西大寺(観音院)の主なイベント

西大寺会陽 はだか祭り

岡山県岡山市で2月に開催される西大寺会陽(さいだいじえよう) はだか祭りは、全国的に有名な伝統行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

厳冬の深夜、西大寺観音院の本堂 御福窓から投下される2本の宝木をめぐって、約10,000人のまわしを締めた裸の男たちが激しく戦います。

西大寺会陽(はだか祭り)の案内

イベント名 西大寺会陽(さいだいじえよう) はだか祭り
開催期間 毎年2月の第3土曜日

西大寺ライトアップイベント、西大寺ファンタジー

西大寺ファンタジーイルミネーション5

西大寺ファンタジーは、主に2月にJR西大寺駅前広場を中心に開催されるイルミネーションイベントのことです。

開催期間は6万2千球ものLEDが西大寺地域を明るく照らし、あたたかい光で包みます。
しっとりと落ち着いた雰囲気の和テイストのイルミネーションはここでしか味わえません。

イベント名 西大寺ファンタジー
開催期間 2022年2月1日(火)から2月28日(月)
17:30~22:00
会場 〒704-8113 岡山県岡山市東区西大寺上2丁目4
JR西大寺駅前広場、西大寺観音院、百花プラザ、岡山学芸館スクールガーデン

西大寺(観音院)の様子・口コミ

こちらは真言宗のお寺で、住宅街の中を狭い道を通って行かなければなりません。無料の駐車場があります。本堂と三重塔が非常に立派で、御朱印は直接記帳していただけます。

新年の初詣に行きました。 初めはあまり気に留めていませんでしたが、建物全体が歴史的で、厳かな雰囲気が漂っています。
この寺院は、2月に日本三大奇祭の一つである裸祭りが行われることでも有名です。
近くに立ち寄った際には、ぜひ足を運んでみてください!

奇祭の裸祭りで知られるお寺です。境内は広く、見どころがたくさんあります。ただ、駐車場が狭いので、運転に自信のない方は近くの公民館の駐車場に停めて、公園を横切って参拝する方が安全です。

京都から参拝に訪れました。ナビで検索すると川沿いの道を案内されました。境内は広く、裸祭りの中心となる本堂も威厳があります。本尊以外にも、多数の仏様や神様が祀られています。ただ、禊の池には水が入っていなかったようです。

西大寺(観音院)の詳細情報

施設詳細情報
施設名 金陵山 西大寺(観音院)
所在地 〒704-8116 岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
交通アクセス JR西大寺駅から徒歩約10分
駐車場 普通車70台、バス5台
営業時間 特になし
休業日 なし
利用料金 本堂内陣、牛玉所殿の拝観は有料(大人500円/小人200円)
問合せ先 086-942-2058(別格本山 金陵山西大寺観音院)
公式サイト 西大寺観音院公式サイト
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

岡山市には「西大寺(観音院)」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

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