田倉牛神社 | 牛が神様?世にも珍しい神社が岡山にあった!【岡山県備前市】

田倉牛神社 珍しい神社
田倉牛神社

岡山県備前市にある「田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)」は、お牛様が神様の珍しい神社として親しまれています。

社務所で備前焼の牛を一つ授かり、「御神体」にうずたかく積まれた牛の一つと交換して持ち帰れば、その牛が願い事を叶えてくれるという、民間伝承を伝える神社です。

かつては「牛頭天王(ごずてんのう)」としてお祀りされていたそうです。

田倉牛神社の牛

牛頭天王はスサノオノミコトの本来のお姿と考えられていたようで、疫病や天変地異といった厄除けの神様として信仰され、この地に祀られたといわれます。

田倉牛神社のおすすめポイント

子牛像の奉納

参拝者は子牛の像を購入し、神座に積まれた無数の牛像の山に奉納することが風習となっています。
牛は20万体とも60万体以上もあると言われているそうで見応えがあります。

時代が違うと牛の造形も違いますので、いろいろさがしてみると楽しいと思いますよ。

子牛像の奉納

なぜ牛の像を奉納するようになったのか?

では、なぜ牛の像を奉納するようになったのでしょうか?

実は江戸時代の岡山藩が農業振興策の一つとして農家に牛を飼うことを推奨し、各村に一カ所ずつ神様をまつる祠(ほこら)を設けたことに起因すると言われています。

村人たちは、農耕牛の健康を神社で祈願していたのです。農業器具などがまだ発達していない時代ですから、牛の健康は農業、ひいては自らの暮らしに大きな影響を与えていたのです。

そして田倉牛神社は、徐々に”農耕の神”として信仰を集めていき、備前焼の牛または馬が多く奉納されるようになったと言われています。

田倉牛神社の山

1月5日の牛神社大祭

田倉牛神社の1月5日大祭 

毎年1月5日は田倉牛神社大祭です。
家にいた牛像と新しい牛像を持って石段を上り、拝殿はなく神座に積まれた無数の牛像の山を拝みます。

持ってきた牛像を置き別の牛を持ち帰ります。

田倉牛神社の参拝方法

無料駐車場から道路を横断し踏切を渡っての参拝となります。

鳥居をくぐると左手に売店の様な授与所があり、そちらで子牛の撫牛を頂いて石段を上がり撫牛さんにお詣りします。

備前焼の牛階(¥1,000)と御朱印(自分で判子押す¥300)があります。

田倉牛神社の参拝方法

更に石段を上がると、沢山の子牛の撫牛が奉納されています。
そこに、頂いた撫牛を奉納し、代わりに一体持ち帰ります。

段側とスロープ側とあり、スロープ側がやや楽に登れます。

願いが叶えば、持ち帰った撫牛と新たな撫牛を奉納するのが正しい参拝の様ですが、最近では自分で選んだ撫牛を持ち帰りたいと思う方もいらっしゃる様で、自分で選んだ撫牛を一旦奉納させて頂き、お詣りし神様を宿した撫牛を持ち帰る事もOKなようです。

御朱印もあります。授与所で参拝後頂く事が出来ます。
こちらの御朱印は自分で判子を押す方法ですが、授与所の方が親切に教えて下さいます。

帰りの駐車場へ向かう踏切の立て看板に田倉牛神社様の優しさが伝わって来て心が温かくなれますよ。

田倉牛神社の様子・口コミ

無料の駐車場があります。ここから道路と線路を渡り神社まで歩きます。
牛神社と大仙社とぐるっと一周できます。お店の方も非常に親切な方です。
牛神社の方は階段がかなりきついので注意しましょう。

高齢の愛犬の健康を願ってお参りに来ました。 ほのぼのとした雰囲気で、心和みました。
線路を渡ってお参りするとは思わず、右往左往してしまいました。

牛神社は長い階段を、大仙社は長いスロープを登らなければなりません。牛神社の階段そばに大きな牛神様が祀られており、足の弱い人はこちらで子牛像を奉納されているとのことです

十人十色の牛さんの中から一つ選んで(自分が選ばれたのかも)一緒にお家に帰って毎日お世話します。 信仰心とは違った想いが湧いてきてとても有り難い存在になります。

家畜の神様です。 駐車場ありますがスペースに限りがあるのでご利用の際は注意してください。 牛の焼き物をお供えする場所は数か所ありますので気に入った場所を選べばよいかもしれません。

田倉牛神社の詳細情報

施設詳細情報
施設名 田倉牛神社(たくらうしがみしゃ)
所在地 備前市吉永町福満898-3
交通アクセス JR「吉永」駅から徒歩30分
駐車場 あり
※駐車場からは道路を横断し踏切を渡って参拝します。
利用料金 見学自由(子牛像の購入は奉納料が別途必要)
問合せ先 0869-84-2513(備前市吉永町観光協会)
公式サイト 備前観光協会
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

備前市には田倉牛神社の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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