三谷公園・金剛童子|紅葉や桜の名所に佇む、三猿の像を祀る神社【岡山市東区】

三谷公園・金剛童子 公園
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岡山市東区にある「三谷公園(みたにこうえん)」は、紅葉や桜が美しく、紅葉や桜の名所ともなっている閑静で趣のある場所で、公園の入り口に「金剛童子(こんごうどうし)」という神社があります。

三谷公園(金剛童子)の紅葉

金剛童子は元々、船の安全を祈る神様でしたが、現在は、病気の神様、子供の守り神として信仰されています。

金剛童子社

また庚申信仰(十二支)や日枝神様(どちらも猿を神の使いとしています)とも関係があることから、赤や白の布で作った「くくり猿」を奉納したり、神社の裏には「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿の像が祀られています。

金剛童子と猿の像

三谷公園・金剛童子のおすすめポイント

  • 紅葉や桜の名所!お散歩やデートに最適な公園です。三谷公園の様子
  • 毎年11月中旬にもみじ祭りが開催されています。三谷公園の落ち葉
  • 公園の入り口にある金剛童子神社は、病気の神様、子供の守り神として信仰されています。

三谷公園のもみじフェスタ

三谷公園のもみじフェスタ雰囲気

三谷公園と金剛童子境内では、毎年11月にもみじフェスタ(もみじまつり)が開催されます。

三谷公園のもみじフェスタチラシ

様々な催し物が用意されています。

三谷公園のもみじフェスタ様子

キリンビール岡山工場から無料のシャトルバスが運行するので、工場の駐車場を使うことができます。

三谷公園のもみじフェスタマップ

金剛童子と3猿の像

金剛童子の看板

岡山は中世から河川交通の先進地で、吉井川で高瀬舟が物資を運んでいました。特に五本松(東区瀬戸町南方)は船の難所で、船頭たちは船の守護霊である船霊様の祠を建てました。

その後、天正年間(1573〜1591)に、三谷山(東区瀬戸町南方)に祠が移り、福岡(瀬戸内市長船町)の妙興寺の僧が金剛童子と名付けました。ある時、木を切った村人が祟りを受けて山が鳴動し、祈祷により祟りが明らかになったため、山の下に社殿を建てました。現在の社殿がある場所です。

当時、金剛童子の近くには年貢米を積み降ろす波止場(波止巻石遺跡)があり、船頭や旅人の休憩所もあったとされています。

金剛童子は元々船の安全を祈る神様でしたが、今は病気の神様や子供の守り神として信仰されています。庚申信仰や日枝神様との関係から、赤や白の布で作られた「くくり猿」を奉納することがあり、「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿の像も祀られています。

金剛童子と3猿の像

内田百閒歌碑

また、岡山市中区出身のエッセイスト・小説家である内田百閒は、子供のころに祖母に連れられてよく金剛童子に参拝に来ていたと言われています。この様子は彼の著作「麗らかや」に描かれており、「三谷の金剛様」という作品も内田百閒全集第18巻「つはぶきの花」に収録されています。

百閒は熱狂的な鉄道ファンとしても知られており、JR万富駅と熊山駅の間にある吉井川をまたぐ鉄橋は、彼の全集15巻「春光山陽特別阿房列車」で「曲がった鉄橋」として紹介されています。この鉄橋は鉄道写真ファンには有名です。

金剛童子がある三谷公園には、内田百閒ゆかりの地として、彼の句碑が建てられています。

内田百閒歌碑

句碑の後ろにある池には、三谷山から引かれた水を使った噴水があります。山水のため水温が低く、2月頃には池の中の草花の葉が凍り、自然の氷の芸術が楽しめます。

三谷公園・金剛童子の様子・口コミ

金剛童子神社の鳥居をくぐると、しばらく歩くとゆるやかな丘陵に、噴水池や小川に沿った小さな石橋がいくつかかかっていて、風情が感じられます。
美しい枝ぶりの紅葉の木がたくさんあり、新緑や秋の紅葉の時期は素晴らしい色彩が楽しめるでしょうね!今回は、残念ながら季節外れでした。ハイキングコースもあり、楽しめそうですね。内田百閒さんとの関連もあり、歌碑もあります。

美しい紅葉があり、公園として整備されています。春には桜も楽しめます。
周囲はハイキングコースとして歩くことができます。中心部には「金剛瞳子社」という神社があります。 昔、近くの「吉井川」を航行していた「高瀬舟」は、五本松周辺が難所であったため、船頭さんが瞳子社様に安全を祈願していたといわれています。 近くを通る際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか!

この公園には、一本も桜の木が存在しないとのことです。 しかし、多くのもみじが植えられており、新緑と紅葉の時期には美しい景色が楽しめるようです。 また、秋にはもみじ祭りも開催されるそうです。

三谷公園・金剛童子の詳細情報

施設詳細情報
施設名 三谷公園・金剛童子(読み方:みたにこうえん・こんごうどうし)
所在地 〒709-0844 岡山県岡山市東区瀬戸町南方1609
交通アクセス 山陽自動車道山陽ICから約20分
JR万富駅からタクシー約5分
駐車場 普通車5台
営業時間 特になし
利用料金 拝観無料
問合せ先 080-1948-8894(瀬戸町観光文化協会)
公式サイト https://www.city.okayama.jp/kankou/0000006529.html
備考 紅葉:11月中旬~11月下旬

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岡山市には「三谷公園・金剛童子」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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