倉安川吉井水門｜日本最古の水門、岡山県初「世界かんがい施設遺産」【岡山市東区】

城・史跡・遺跡

倉安川吉井水門

2023.07.16

岡山市東区に位置する「倉安川吉井水門（くらやすがわよしいすいもん）」は、岡山城の築城技術を応用し1680年につくられた、現存する日本最古の運河の水門です。

岡山藩主・池田光政が津田永忠に命じ1679年から約1年をかけて、以下を目的として倉安川が造られました。

当時の岡山藩が干拓した新田（倉田・倉富・倉益）へかんがい用水を供給、
和気・赤磐・上道3郡の年貢米の輸送、
吉井川を下り岡山城下へ出入りする高瀬舟の水路整備、

何度かの水害に見舞われたにも関わらず300年以上を経た現在もほとんど完全な形で残っており、「倉安川・百間川かんがい排水施設群」として、岡山県初の「世界かんがい施設遺産」に認定されました。

倉安川吉井水門のおすすめポイント
倉安川吉井水門の様子・口コミ
倉安川吉井水門の詳細情報

倉安川吉井水門のおすすめポイント

2019年9月、岡山県内で初めて「世界かんがい施設遺産」に認定されました。
300年以上を経た現在も、ほとんど完全な形で残っている貴重な水門です。
桜の時期には桜とのコラボレーションがより綺麗に映ります。

倉安川吉井水門の様子・口コミ

倉安川吉井水門 pic.twitter.com/EWGIP4hWaa

— 装剣金工片山重恒💉×5 / Katayama Shigetsune (@shigetsune) August 15, 2022

車道に沿っている水が入っていない水門だけでなく、さらに奥にある民家の近くにも、鯉が泳いでいる大きな用水路が存在します。
その場所には、堂々とした水門が設置され、もっと美しくて立派でした。
用水路には常に水が満たされており、その水を止めるための水門は、どことなく堂々とした勇ましさが感じられました。

2019年、世界灌漑遺産に登録された倉安川吉井水門です。
ソメイヨシノはもう見頃は終わりです。#世界灌漑遺産 #倉安川吉井水門 #岡山市東区 #ソメイヨシノ #見頃は終わり pic.twitter.com/HqwGzFdDFp

— くろうさぎ (@kurousa24529326) April 3, 2021

岡山藩の偉業やかつての人々の素晴らしさに直接接することができる。
地方独特だと思われるが、もっと丁寧に扱うべきである。
数々の名所や古跡には魅力がたくさん詰まっている。

渋めになりますが世界かんがい施設遺産の「倉安川吉井水門」は周辺環境もそれ自体も風情があって良きでした。パンフがひっそり配布されてます。#おさふね写真帖 https://t.co/ph81mUNLiU pic.twitter.com/oBAVgDWyjU

— モリコ (@morikorn) June 8, 2022

津田永忠の功績を驚くほど感じさせる遺跡が、当時のままの状態で残されているのは感動的だ。西大寺から旭東を経て百間川を渡り、富山ー平井から旭川までの20キロ以上の距離があると思われるが、ウォーキングには価値があった。
水門付近は農道であるため、公式な駐車スペースは存在しないので注意が必要である。

倉安川吉井水門の詳細情報

施設詳細情報
施設名	倉安川吉井水門（読み方：くらやすがわよしいすいもん）
所在地	〒709-0601 岡山県岡山市東区吉井
交通アクセス	岡山I.C.から車で30分
駐車場	なし
営業時間	24時間
休業日	年中無休
利用料金	無料
問合せ先	–
公式サイト	岡山の埋もれた歴史発見
備考