岡山県笠岡市にある「笠岡市衣笠鉄道記念館(いかさてつどうきねんかん)」は、“マッチ箱”の愛称で親しまれた衣笠鉄道にちなんだ展示が行われている記念館です。
衣笠鉄道は、大正2年から昭和46年まで60年間に渡って親しまれた鉄道で、記念館は昭和56年に設置されました。
建物は、大正2年に建築された旧新山駅の駅舎をほぼ当時のまま使用しており、館内には車両に使われていた部品や備品、レール、車両を反転させる転車台などの展示が行われているほか往時の写真なども飾られています。
車両内や操縦席に入ることもできます。車内では歴史に関するDVDを視聴することもできます。
屋外では、開業当時からディーゼル車が導入されるまで大活躍した第1号機関車が展示されており、実際に客車内に立ち入ることもできますので、鉄道好きの人にぴったりですよ。
記念館の窓口係兼商店の店番は地元の方が当番制で担当されているようで、記念品の古い切符や文鎮などが販売されています。
笠岡市衣笠鉄道記念館のおすすめポイント
- 記念館内では、数種類のオリジナルグッズを販売しています。
- 入館料無料で展示を見ることができます。
- 最寄り駅や最寄りICから約10分ほどとアクセス抜群です。
- 衣笠鉄道のレールの重さを体感できるコーナーがあるなどお子様でも楽しめます。
笠岡市衣笠鉄道記念館の主な展示品
1号機関車
1号機関車は、野外で展示されている機関車です。この車両は、大正1年にドイツのアーサーコッペル社で製造され、井笠鉄道が開業した初期から昭和30年(1955年)まで、ディーゼル車が導入されるまでの間、活躍しました。井笠鉄道が廃線になった際、昭和46年(1971年)3月31日の「さようなら列車」の先頭を走ったのが、この機関車でした。
タブレットとタブレット閉塞機
「タブレット」と「タブレット閉塞機」は、列車の安全運行に不可欠な装置で、路線上での列車同士の衝突を防ぐために必要な「閉塞」状態を確立するために使用されます。閉塞とは、路線を一定区間で区切り、その区間内には一つの列車しか進入できないようにすることを指します。
グッズの販売
鉄道記念館では、クリアファイルやレール文鎮、切符付きストラップなどのオリジナルグッズを販売しています。グッズの通信販売は行なっていないので、笠岡市井笠鉄道記念館へ来館することで購入できる限定品です。
笠岡市衣笠鉄道記念館のレビュー・口コミ
旧井笠鉄道新山駅舎が残っている、井笠鉄道記念館に来ました pic.twitter.com/xspdgW3ryN
— 氷河急行 (@giacierexp) November 5, 2023
日本一周中の97年9月16日、岡山県笠岡市 衣笠鉄道記念館にて。71年に廃止された軽便鉄道の車両が保存されてます。同社は鉄道廃止後もバス会社として存続してたんですが、経営破綻により現在は笠岡市が管轄してます。 pic.twitter.com/E6IXOGja31
— わっはっは (@wahhahhahha11) September 16, 2022
笠岡市衣笠鉄道記念館の詳細情報
施設名 | 笠岡市衣笠鉄道記念館(読み方:いかさてつどうきねんかん) |
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所在地 | 岡山県笠岡市山口1457-8 |
交通アクセス | 【車】山陽自動車道笠岡ICから矢掛方面へ車で約10分 【電車】JR笠岡駅から車で約20分 井原鉄道小田駅から井笠バスカンパニー 笠岡〜矢掛線新山バス停から西へ徒歩約10分 |
駐車場 | 有り |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
休業日 | 月曜日・年末年始 |
利用料金 | 無料 |
問合せ先 | 0865-65-2706 |
公式サイト | 笠岡市公式ホームページ |
備考 |
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