津山まなびの鉄道館|国内でも有数の鉄道の歴史展示【岡山県津山市】

津山まなびの鉄道館 お出かけ
津山まなびの鉄道館

岡山県津山市にある「津山まなびの鉄道館」は、現在では珍しい扇形機関車庫である「旧津山扇形機関車庫」や収蔵車両を中心とするさまざまな展示を見ることが出来る資料館です。
JR津山駅から徒歩10分のアクセスなので訪れやすい立地にあります。

津山まなびの鉄道館の旧津山扇形機関車庫

旧津山扇形機関車庫

憩いの場もあり、ゆっくりと楽しめるため、鉄道好きだけでなく子どもも楽しめる穴場スポットとなっています。

津山まなびの鉄道館の電車

津山まなびの鉄道館のおすすめポイント

  • 国内に現存する扇形機関車庫のなかで2番目の規模を誇る「旧津山扇形機関車庫」は必見です。
  • 国内では最も大きい動輪の展示を見ることができます。
  • イベントも開催されています。
  • 津山駅から徒歩10分、旅の道中にふらりと訪れることができます。

扇形機関車庫は世界でも数少なく、日本でも10個程しかありません。そのうちの2番目が見られるというのは貴重な体験ではないでしょうか。

イベントでは、転車台の回転を見ることができます。

鉄道好きの方はもちろん、お子様連れの方にもおすすめの施設です。

津山まなびの鉄道館の展示車両

キハ33形気動車 50系客車を改造した気動車で、1988年に2両が登場しました。
キハ52形気動車 急勾配線区向けの普通列車用気動車で、エンジンを2基搭載しています。
キハ58形・キハ28形気動車 急行列車用の気動車で、キハ58系は1,823両が生産され、国鉄の気動車として最多の記録です。キハ58形はエンジンを2基、キハ28形はエンジンを1基搭載しています。
D51形蒸気機関車 通称「デゴイチ」で、1936年から1945年までに1,115両が製造され、全国で活躍しました。
キハ181形気動車 急勾配線区向けに500PSの大馬力機関を搭載した特急列車用気動車です。
DD13形ディーゼル機関車 入換や小運転用に量産された初のディーゼル機関車で、貨物駅の無煙化に貢献しました。
DD15形除雪用ディーゼル機関車 DD13形をベースに両端に複線用除雪装置を装備した機関車の一種です。
DD16形除雪用ディーゼル機関車 DD16ディーゼル機関車を除雪用に改造した4両のうちの1両です。
DD51形ディーゼル機関車 旧国鉄で最も成功した幹線用主力機関車であり、649両が製造されました。
DE50形ディーゼル機関車 大馬力機関を搭載したが、急速な電化のために1両のみが製造されました。
DF50形ディーゼル機関車 日本初の量産された幹線用電気式ディーゼル機関車で、ヨーロッパからの技術導入が行われました。
10t貨車移動機 小規模な入換作業の機械化を目的として、1950年代から全国に導入されました。別名、入換動車とも呼ばれます。

旧津山扇形機関車庫の歴史

津山まなびの鉄道館の様子

1936年に建設された「旧津山扇形機関車庫」は、延床面積2,527平方メートルで、総工費は当時の金額で11万600円でした。
機関車の収容線数は17本であり、梅小路機関車庫に次いで現存する二番目の大きさです。

建物の構造は鉄筋コンクリートのフラットスラブ方式で、向かって右側の低い棟には道具置き場、技工長室、修繕室、鍛冶場が配置されており、高い棟には第1番から第4番まで、中程の棟には第5番から第17番までの機関車の収容線が設けられていました。

屋根の高さは低い棟が6,700mm、高い棟が8,450mm、中程の棟が7,303mmであり、第5番と第6番の線路、第11番と第12番の線路の間にはエキスパンションジョイントがあります。
ジョイント部分では、中程の棟が高い棟に、高い棟が低い棟に乗りかかるように設計されています。エキスパンションジョイントは、温度変化や地震による振動の違いを吸収し、巨大なコンクリート構造物を崩壊から守る役割があります。

庫内は黒い蒸気機関車と煤煙によって暗くなりがちなため、背面は広いガラス窓で覆われており、自然光を取り入れるための工夫がされています。
これが扇形機関車庫の特徴です。

津山まなびの鉄道館のその他施設紹介

転車台

転車台の桁は横枕木仕様であり、クーパー荷重E33に適合しています。全長は18,280mmで、60ftの下路(かろ)プレートガーダ「G2-1」です。転車台自体は、扇形機関車庫が建設される6年前の1930年に、電動牽引機とともに設置されました。現在の二輪式転車台の電動牽引機は、福島製作所が1954年(昭和29年)に製造したものです。

蒸気機関車C57形68号動輪

直径が1m75cmで重量が3480kgの動輪は、国内で最も大きいものであり、多くの旅客列車用蒸気機関車に搭載されています。これらの動輪は最高速度時には時速100kmで走行し、1秒間に5回転します。展示されている動輪の横に立って、背比べをすることもできます。

旅立ちの汽笛

昭和45年に廃車となったD51形蒸気機関車755号機の汽笛が「旅立ちの汽笛」として再び復活しました。
開館日の12時と15時に汽笛を鳴らす予定です。
※イベントなどの都合により、汽笛の鳴らす時間が変更される場合があります。

津山まなびの鉄道館の様子・口コミ

津山駅の裏に位置する鉄道館には素晴らしい転車台があります。入場料は310円と手頃であり、鉄道愛好者やそうでない人、大人も子供も楽しめる素晴らしい施設です。
休日の12時と15時には実際に転車台が動くイベントも開催されます。この鉄道館は貴重な産業遺産でもあり、入場料が安すぎると思えるほど見応えがあります。津山を訪れる際はぜひ立ち寄ってみてください!

時間の制約で、津山の半日観光の最初に会場を訪れました。午前9時に到着した時点で、駐車場は既に半分近く埋まっており、その人気ぶりが伺えました。
扇形機関車庫を初めて見たときは感動しました。説明パネルなども充実しており、非常に学びのある施設です。
扇形機関車庫には転車台や鉄道の遺産がたくさんあります。蒸気機関車D51をはじめ、ディーゼル車も多数展示されています。鉄道ジオラマやお土産店、旧津山駅の様子など、さまざまな施設があります。大人の入場料は310円と非常に安価です。滞在時間は2〜3時間がちょうど良いと思います。お土産も充実しています。
また、時間帯によっては鉄道ジオラマショーも行われています。鉄道好きにとってはたまらない場所です。無料の駐車場も利用できます。支払いは現金やPayPayなどのコード決済も可能です。

約5歳の息子と再訪しました。 鉄道好きな大人にとっては、310円(JAF会員なら240円)という良心的な価格で、旧車両を間近で見ることができる素晴らしいスポットだと思います。しかし、車両に入ることはもちろん、扇形車庫にも入ることはできないため、物足りなさを感じる年頃の息子にとっては少し物足りなかったようです。(仕組みを学ぶスペースもありますが、規模はそれほど大きくありません) 子供連れで訪れる際は、この点を考慮することをおすすめします。
駐車場もしっかりと整備されており、入場券は懐かしい硬券で発行され、検札を受けた状態で手に入る演出もあります!
京都ほど大規模ではないので、気軽に回ることができるのも魅力です。見学者の皆さんもマナーやルールをしっかり守って、安全に楽しみましょう。

岡山にも京都の梅小路で見たような転車台があるということに驚きました。 以前から訪れてみたいと思っていた場所でした。 鉄道館になる前はかなり寂れており、廃墟と化していたそうですが、魅力を見出し再興されたことに感謝します。 規模は小さいですが、展示内容は充実しており、十分に満足できるものです。 来場者も増えているようで、職員の数に比べて入場料が安いことに気づきます。市からの補助金があるのかもしれませんね。
鉄道好きからマニアまで、しっかりと満足できる場所だと思います。 近くに津山駅もあり、実際の車両も見学できます。
転車台が動く日もあるようなので、スケジュールを調整して再訪したいと思う場所です。 津山地区のかつての経済力を感じることができる場所です。
岡山県津山市に位置する津山まなびの鉄道館です。津山駅から徒歩で約15分程度の距離にあります。駐車場は無料で、約30台ほど駐車できると思います。入場料は大人の場合310円ですが、津山城跡の入場券などをお持ちの場合は240円と割引が適用されますので、津山城跡への訪問予定がある方は鉄道館を後回しにするとお得です。
鉄道館では懐かしい列車や転車台を間近で見学することができますが、転車台には入ることはできませんのでご注意ください。また、フェンスの向こうには待機中の列車がたくさんあります。列車の並びを写真に収めるのも楽しいですね。写真撮影にはズームレンズの28〜100ミリがおすすめです。
その他、津山駅の西側に位置しているため、走行中の列車を撮影するのも良いですが、周囲の方々に迷惑をかけないように配慮し、お互いに譲り合いながら写真撮影を楽しみましょう。

京都が電車の博物館であるなら、ここはディーゼル車の博物館といえる存在です。津山時代の象徴であり、交通の要所となっている場所です。
津山扇形機関車庫は、姫新線開通の昭和11年に誕生しました。SL時代が終わり、使われなくなったこの貴重な施設は、推薦産業遺産に認定され、2016年に津山まなびの鉄道館として一般に公開されました。
この鉄道館では、保存と展示、鉄道文化の継承に加えて、津山観光の拠点としても情報発信を行っています。
ジオラマでは、津山市内が再現され、津山城下町の位置関係や見所が楽しく紹介されています。また、津山駅内には割引券が用意されているため、鉄道を利用して訪れることができるでしょう。
館内には貴重なディーゼル機関車や懐かしいディーゼルカーが保存されており、良好な状態で整備されています。間近で見ることができます。特急型キハ181系や急行型キハ58形などは、本当に懐かしく、後世に残してほしい存在です。

津山学びの鉄道館の詳細情報

施設詳細情報
施設名 津山学びの鉄道館
所在地 〒708-0882 岡山県津山市大谷
交通アクセス 【JR】岡山駅からJR津山線快速で津山駅まで約1時間5分、津山駅より徒歩約10分
【バス】津山駅路線バス1番乗り場からごんごバス小循環線が運行
【車】
・岡山ICから岡山道・中国道で院庄ICまで約1時間
・広島北ICから広島道・中国道で院庄ICまで約2時間
・吹田ICから近畿道・中国道で津山ICまで約2時間
・米子ICから米子道・中国道で院庄ICまで約1時間
【タクシー】岡山空港から乗合タクシーで約1時間
駐車場 あり(約35台)
営業時間 9:00〜16:00(最終入館受付は閉館時間の30分前まで)
※季節などにより閉館時刻を繰り下げる場合があります。
定休日 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月29日~12月31日
利用料金 【個人】大人(高校生以上)310円、中学・小学生100円、幼児(小学生未満)・障がい者無料
【団体及び校外学習】
大人(高校生以上)240円、中学・小学生80円、校外学習団体(引率者含む)無料
※「一般団体」は有料入館者30名以上の集まり
問合せ先 0868-35-3343(津山まなびの鉄道館)
公式サイト 津山まなびの鉄道館
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

津山市には「津山学びの鉄道館」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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