赤穂城跡|忠臣蔵で有名な日本100名城に選ばれた海岸平城【兵庫県赤穂市】

赤穂城跡 城・史跡・遺跡
赤穂城跡

兵庫県赤穂市に浅野長直が13年の歳月をかけて築城した「赤穂城跡(あこうじょうあと)」があります。
元禄時代に起きた忠臣蔵で有名な、江戸城内の松の廊下での刃傷事件が原因で、藩主の家が断絶した城主です。

赤穂城跡の庭園

1648年より時間をかけて造られた赤穂城跡は、三方を山に囲まれ、東に千種川、南は瀬戸内海に面しています。
本丸を同心円状に囲むように二ノ丸がある輪郭式ですが、三ノ丸が二ノ丸の北側に張り出している原型輪郭式になっているのが特徴的です。

赤穂城跡のお堀

明治の廃藩置県後に取り壊されましたが1955年に大手門の一部などが復元され、1971年には国史跡指定を受け、2002年には本丸庭園と二ノ丸庭園が国の名勝に指定されました。
2006年には、日本100名城にも選ばれています。

赤穂城跡の桜

都市公園としての整備も進み、赤穂市のシンボルとして多くの人々に親しまれています。
近くには、大石神社や歴史資料館、赤穂浪士のお墓もあります。

赤穂城跡の図

赤穂城跡のおすすめポイント

赤穂城跡の討入そば

  • 天守台からは場内を一望することができます。
  • 敷地内に大石神社や歴史資料館、赤穂浪士の銅像などがあり歴史の学習にも最適です。
  • 無料で入場できるので観光にもおすすめです。
  • 名物の討入そばがあります。
  • 大きな無料駐車場があります。
  • 敷地の至るところに桜の木があり、桜の季節になると咲き誇る美しい桜の姿を楽しむことができます。

赤穂城跡の庭園看板

赤穂城跡と忠臣蔵

赤穂城跡は、「忠臣蔵」として知られる事件の舞台の一つです。
元禄14年(1701年)の春に、江戸城の中で松の廊下で起こった事件に始まります。この事件では、浅野内匠頭長矩が勅使の役割を果たす中で、高家筆頭吉良上野介義央に対して刃傷沙汰が発生しました。長矩はその日のうちに切腹し、浅野家は取り潰しとなりました。これが物語の最初の出来事です。

赤穂城跡の討入像

その約1年10か月後、つまり元禄15年(1702年)の12月14日に、長矩の家臣である大石内蔵助良雄ら四十七士の忠義の武士たちが、本所松坂町の吉良の屋敷に討ち入り、義央の首を討ち取り、主君の仇を討ちました。これにより、幕府の政策に抗議する事件が発生し、物語の第二の出来事です。

そして、翌元禄16年(1703年)の2月4日、義士たちは最高の名誉の行為である切腹を受け入れ、劇的な結末を迎えました。この二つの事件が結びついて、「忠臣蔵」として知られる物語になりました。

近くにある「赤穂市立歴史博物館」を訪れることで、歴史の理解がより深まり楽しめますよ。
JR播州赤穂駅からレンタルサイクルも貸し出されています。

赤穂城跡のレビュー・口コミ

御城印は赤穂駅改札を出てすぐの観光センターや赤穂城前の売店で入手できます。赤穂駅からは徒歩で約15分で到着できます。バスも利用できますが、本数が限られているので、体力がある方には徒歩がおすすめです。
櫓は昭和に再建されたものだと言われており、天守閣などはありませんが、城址である二の丸公園などは美しい景観を提供し、四季折々の風景を楽しむことができる素晴らしい場所です。
また、近くには赤穂浪士を祀る赤穂神社もあり、訪れる価値があるスポットの一つです。

堂々と立つ立派な石垣が特徴の城跡です。訪れる際にはクルマが便利ですが、駅から歩いていくこともでき、赤穂上水道を眺めながらの散策も楽しいでしょう。ただし、天守跡に向かう階段は段差が大きく、登りが大変かもしれませんが、頂上からは美しい山々が見渡せます。
当時の賑わいや雰囲気を想像するのも楽しみの一つです。この町の城は人が少ないため、非常に静かで穏やかな雰囲気が漂っています。

子供の頃に家族と一緒に来て以来、ずいぶんぶりです。訪れた記憶はうっすらと残っている程度です。上りの石段は結構きつかったですが、天守台に登ると城跡が一望できます。かなり広いエリアです。
駐車場は無料で利用できましたし、目的の御城印も少し離れた場所にありましたが、購入することができました。

城跡は最近になって再整備され、広大な公園のような敷地が広がっています。本丸には天守台も存在しますが、実際には天守は建てられなかったと言われています。築城当初から、既に平和な時代であったため、天守が必要なかったのでしょう。天守台からは素晴らしい眺望が楽しめます。
また、今後は二之丸庭園など、さらに整備が予定されているエリアもあり、少しずつでも昔の姿を取り戻していくことでしょう。

赤穂城跡の詳細情報

施設詳細情報
施設名 赤穂城跡(読み方:あこうじょうあと)
所在地 兵庫県赤穂市上仮屋1424-1
交通アクセス JR播州赤穂駅より徒歩15分、車で約6分
岡山ICから車で約46分
駐車場 有り
営業時間 見学自由(本丸・二ノ丸庭園は9:00〜16:30)
休業日 無休
本丸・二之丸庭園は年末年始 12月28日~1月4日
利用料金 無料
問合せ先 0791-43-6839(赤穂市役所産業振興部観光課)
0791-42-2602(一般社団法人赤穂観光協会)
公式サイト 赤穂城跡公式ホームページ
備考

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兵庫県には「赤穂城跡」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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