直島に1992年に開館した「ベネッセハウスミュージアム」は、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、有名建築家・安藤忠雄が設計した美術館&宿泊施設です。
この施設は、美術館とホテルが一体となっており、宿泊者は無料で美術館にも入館できます。
館内は1階、BF階、2階に分かれています。1階には、リチャード・ロングが直島に数日間滞在して集めた流木で作った作品「瀬戸内海の流木の円」や、王広義(ワン・グァンイー)の「大批判:ディズニー」などが展示されています。
BF階には、柳幸典のたくさんの国旗が飾られた「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム1990」や、安田侃の「天秘」という石の作品などがあります。この「天秘」は「石そのものをみせるのではなく、その上の空間を感じさせ、天とつながるものにする」というコンセプト。そのため、実際に作品に座ったり、寝転んだりすることができます。
ブルース・ナウマン「100生きて死ね」という作品は、「生きる」「死ね」に関連したさまざまな文字が蛍光色でランダムに点滅します。とても斬新で、しばらく見ていたくなる作品です。
2階には、須田悦弘「雑草」があります。建物の間から草が生えている、、、のではなく、木彫りの彫刻作品です。ユニークな作品が多々あるので感性を刺激されますよ。
また、館内だけでなく、美術館周辺を散策しながら自然を感じる中で思わぬ作品に出会うことができます。そんな楽しみ方もこの施設の見どころです。
ベネッセハウスミュージアムのおすすめポイント
- 直島を訪れたらぜひ行っておきたい美術館&宿泊施設です。
- 「自然・建築・アートの共生」がコンセプトの美術館を堪能できます。
- 作品は展示スペースにとどまらず、館内のいたるところに設置されています。施設周辺の海岸や林の中にも作品が点在おり、思わぬところにあるので面白いです。
- シャトルバスが有りますが、本数に注意です。
ベネッセハウスミュージアムの施設
屋内展示
ベネッセハウスミュージアムには、1階、2階、BF階それぞれに作品が展示されています。
その他、ベネッセハウス ミュージアムの周辺に点在する屋外作品も無数にあります。
ヴァレーギャラリー
ヴァレーギャラリーは、神聖な祠をベースにした小さな建物と周囲の屋外エリアから成り立っています。この建築物は、境界としての役割や神聖な空間としての性格を持つ一方、谷間に建てられており、内部空間は二重の壁によって内省的な雰囲気を醸し出しています。
同時に、半分は屋外に開放されており、自然の要素である光や風などを直接感じることができます。
建築物と周囲の自然、そして地域の歴史が調和し合っており、自然の豊かさや共存、祈りの精神、再生といったテーマについて、新たな意識を喚起します。
文化大混浴
異なる人種や文化が交わるコンセプトを採用し、風水の原理に基づいて、直島で最もエネルギーが強く流れる海岸に設置されました。
シーサイドギャラリー
ベネッセハウス ミュージアムの南側にある階段状の広場に配置されたのは、安藤忠雄によるデザインのギャラリーです。
このギャラリーは、地形に合わせて南北に長く伸びた形状をしており、東側に大きな窓があり、自然光が内部に射し込んでいます。
ベネッセハウスミュージアムの施設
ミュージアムカフェ
ベネッセハウス ミュージアムの2階に位置するカフェです。
広大な南側と西側に開いた窓からは自然光が豊富に差し込み、開放的な雰囲気の店内で、眼下に広がる瀬戸内海の景色を眺めながら、軽食や飲み物を気軽に楽しむことができます。
また、ベネッセハウス ミュージアムに関連する書籍や、素敵なアートグッズを購入できるショップも併設されています。
日本料理 一扇
ベネッセハウス ミュージアムの地下に位置するレストランです。
広い窓からは、どの席からでも瀬戸内海と現代アートが楽しめ、非日常の雰囲気の中でお食事を楽しめます。瀬戸内海の新鮮な海の幸をベースにした会席料理を主体に、季節感あふれる朝食、昼食メニューも提供しています。
ミュージアムショップ
ベネッセハウス ミュージアムの2階に位置するのは、ショップです。
ここでは、ベネッセハウス ミュージアムやベネッセアートサイト直島に関連する書籍や、素晴らしいお土産となるアートグッズを幅広く取り揃えています。
ライブラリー
ベネッセハウス ミュージアムの2階に位置するライブラリーは、建物自体の特徴である広い窓から瀬戸内海の陽光が溢れる開放的な場所です。
ここでは、建築家安藤忠雄によるベネッセハウス ミュージアムと地中美術館の設計段階の図面と一緒に、収蔵作家に関連する書籍を自由に閲覧でき、休憩にも利用できます。
ベネッセハウスミュージアムのレビュー・口コミ
この点は、直島の他の施設でも同じで、古い建物を改装しアートを展示しているエリアでも手すりのない長い階段を上らなければならないことがあります。また、エリア内には多くの店がありますが、カフェが特に多く、島全体のコンセプトが若い世代を対象としているのかもしれません。
夏ぶりのベネッセハウスミュージアム🥣
直島の美術館はどれも初心者でも楽しいな。 pic.twitter.com/JROW1n7X4d— Yuki (@p_yuk119) February 13, 2023
展示物はメッセージ性の強い作品や実験的な作品などが多彩ですが、柳幸典氏の「The World Flag Ant Farm」が特に印象的でした。宿泊する場合、開館前と閉館後にも作品を鑑賞できますが、夜の方が圧倒的に人が少なく快適でした。
年末は3年連続で直島
ベネッセハウスミュージアム pic.twitter.com/7LkZjZLwH2— 𝗛𝗜𝗗𝗘 (@hide_fsc) December 31, 2022
もし時間に余裕があるなら、ミュージアムツアーに参加して作品の説明を聞くのがおすすめです!絶対にオススメです!アートには、作者の思いや意味が重要ですが、自分なりの解釈とインスピレーションで鑑賞することも大切だと感じました!
ベネッセハウスミュージアム
ここはホテルでもある美術館です。泊まってみたいなーって思いました😊
昨日行ったラコリーナがジブリ感あるの言われるけど、こっちの方がジブリ感あるように感じました✨ pic.twitter.com/6aq6wB9Z3A
— ひで (@hide_VEZEL) May 6, 2022
アートに関する知識や関心がそれほどない方でも、楽しむことができると感じました。また、将来的にはホテルの利用も検討してみたいと思います。
やっぱり直島は大正義…❣️
地中美術館も良いけどわたしはベネッセハウスミュージアム推し
ベネッセ株買おうかな😇 pic.twitter.com/boFUYbA3gW— 🍥どこでも行っちゃう戦闘民族きーまちゃん🍥 (@keemakeema7) May 6, 2022
入場料が1,300円ですが、2022年3月に新しく設立されたヴァレーギャラリー(ここはかなり素晴らしかったです)にも入場できる共通券として提供されているため、それを考慮に入れれば妥当な価格だと思います。
ベネッセハウスミュージアムの詳細情報
施設名 | ベネッセハウスミュージアム |
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所在地 | 〒761-3110 香川県香川郡直島町 琴弾地 |
交通アクセス | 宮浦港、本村港からバスに乗り「つつじ荘」で下車、 その後ベネッセミュージアム行きのシャトルバスに乗り換えます。 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 8:00〜21:00(最終入館20:00) |
休業日 | 年中無休 ※メンテナンス休館や臨時休館があるため公式HPで要確認 |
利用料金 | 1,300円 ※15歳以下の方とベネッセハウスに宿泊のお客様は無料 ベネッセハウスミュージアムおよびヴァレーギャラリーにて販売 【宿泊】 一泊 約2万円~10万円程度/一人(詳細) |
問合せ先 | 0878923223 個人の方はこちら / 団体の方はこちら |
公式サイト | ベネッセハウスミュージアム(ベネッセアートサイト) |
備考 |
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直島には「ベネッセハウスミュージアム」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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