恩原ダム|日本で珍しい最古のバットレスダム、国の登録有形文化財【鏡野町】

恩原ダム ダム
恩原ダム
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岡山県鏡野町、恩原高原にある「恩原ダム(おんばらダム)」は、昭和3(1928)年、増大する岡山県内の電力需要に対応するため、鳥取県との県境に近い吉井川の最上流部に建設され、貯えた水を用いて平作原発電所の運転を開始しました。

恩原ダムの真下

有名な恩原湖は恩原ダム建設によりできたダム湖です。

恩原湖の紅葉

恩原ダムの建設は、山奥のため建設材料の運搬が難しかったことから、コンクリートの使用量を少なくし、水をせき止める薄いコンクリートの壁の後ろに支える壁(バットレス)をつけて水圧を支えるバットレス形式を採用しました。工費が安く、工期も短いというメリットがありました。

恩原ダムの水

恩原ダムは現存する発電用のバットレスダムとしては日本最古のもので、日本の水力発電において歴史的にも貴重な建造物であり、国土の歴史的景観に寄与しているなどとして、平成18(2006)年11月、国の登録有形文化財に登録されました。また、国土交通省の近代土木遺産にも指定されています。

恩原ダムの表示

また、ダム周辺の恩原高原には、恩原高原スキー場恩原高原オートキャンプ場などの施設があります。

恩原ダムのおすすめポイント

  • 国の登録有形文化財に指定されており、また、土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選」にも選ばれています。
  • 周りの景色も綺麗。恩原湖と紅葉や新緑のコラボレーションが美しい。
  • 日本では珍しいバットレス形式のダムが見られます。

恩原ダムの様子・口コミ

中国電力が管理しているバットレスダムを見学しました。 しかも、同じ型式のダムの中で最も古いものです。 堤高は24メートルで、堤頂長は93.6メートルです。 最初に右岸側にある余水吐きを確認することができました。
また、扉柱の側面には角落としのような溝がありました。 堤体の正面から見学できれば最高でしたが…発電放流口も見てみたかったです。 発電用ダムの見学は制限があるため、仕方ありませんが、残念です。

ダム湖の周りでは、フデリンドウやイカリソウといった花が咲いていました。景観も素晴らしい場所です。
なんと、ダム湖も凍っていました。
さらにその上に雪が積もり、まるで平地のようになっていました。

昭和初期の古いダムでした。ただし、下りる道が閉鎖されており、独特なバットレスダムの姿を下から見ることはできませんでした。
周囲には休憩できるような東屋などは見当たりませんでした。

国内で建設されたバットレスダムはわずか8基しかなく、そのうちの1基が現存しています!
しかし、残念なことに、真下から見上げることは立ち入り禁止となっていました
この珍しいバットレス構造のダムは、初めて見る人には一見してダムとはわかりません。

全国でも稀少なバットレスダムです。一見の価値があります。(電力会社が管理するダムであり、景観はあまり魅力的ではありません)

恩原ダムの詳細情報

施設詳細情報
施設名 恩原ダム(読み方:おんばらダム)
所在地 〒708-0601 岡山県苫田郡鏡野町上齋原
交通アクセス 津山ICから車で50分
院庄ICから車で60分 R179を北上
駐車場 不明
営業時間 特になし
利用料金 見学無料
問合せ先 0868-44-2111(上齋原振興センター)
公式サイト wikipedia
備考

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鏡野町には「恩原ダム」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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