安仁神社|一宮の地位を剥奪された?岡山県内最古の名神大社【岡山市東区】

安仁神社 パワースポット
安仁神社
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岡山市東区にある「安仁神社(あにじんじゃ)」は、岡山県最古、約2600年の歴史を持つとも言われる備前国唯一の名神大社です。
神武天皇の兄を祀っていることから、安仁神社(兄神社)と名付けられました。

安仁神社の境内

神社の起源は確定していませんが、社伝によれば、神武東征の際に五瀬命がこの地に滞在し、神武天皇が五瀬命ら皇兄たちを祀って「久方宮」と称したのが始まりだとされています。

安仁神社の全体

国史での初見は841年『続日本後紀』に記載されています。当初、この神社は備前国一宮となるはずでしたが、939年の天慶の乱で藤原純友方に味方したため、朝廷から一宮の地位を剥奪されました。(ちなみに下津井沖の松島には藤原純友を祀った神社があります)

静かな農村に位置しており、悠久の歴史と落ち着いた境内が特徴です。

安仁神社の入口

御朱印は書置きで用意されており、近くには珍しい松ぼっくりも見られます。神社の雰囲気と歴史を感じながら、静かな時間を過ごすことができます。
本殿裏には、水神様の御神水があります。

安仁神社の御神水

安仁神社のおすすめポイント

  • 岡山県ならではの「備前焼の狛犬」があり、この神社の狛犬は特に大型で凜々しい姿です。
  • ご利益は国家安泰・家内安全・厄除開運などです。
  • 境内は広くて、厳格な趣の中にあります。

古くより安仁神社に伝わる「茅の輪神事 安仁神社まつり」

安仁神社まつり

毎年7月11日には「茅の輪(ちのわ)くぐり」がある「安仁神社まつり」が行われています。
日頃知らずしらず触れる罪、穢れを祓い清め、厄災除け・疾病退散・無病息災・延命長寿などを祈る祭りです。

安仁神社の様子・口コミ

神社略記に記載されている通り、この神社は入海の半島にある岬に位置しており、かつてこの地域に港があったことが容易に想像できます。総社に次いで栄えていたものの、海岸線が後退するにつれて衰退していったのでしょう。
延喜式内社であり、国幣中社にも指定されています。宮司さんがいらっしゃるため、神社の整備が手入れが行き届いており、本殿の裏側には趣のある雰囲気が漂っています。

かつて一宮の社格を誇っていた神社で、静かな森を持ち、深い緑に囲まれた美しい場所です。境内もきれいに整備されています。
境内には数多くの遥拝所があり、後で調べると、この神社に関連する別の神社が山の方にあることがわかりました。涼しい季節になったら再び訪れたいと思います。

備前国一宮である安仁神社は、国幣中社として格式が高いにもかかわらず、参拝者は少なく、廃れているわけでもありません。参道の砂利は非常に手入れが行き届いており、まるで日本庭園のようです。境内には多くの遥拝所があります。
神武天皇の兄を祀っていることから、安仁神社と名付けられました。兄とは、長兄の五瀬命(イセツノミコト)、次兄の稲氷命(イナヒノミコト)、三兄の御毛沼命(ミケヌノミコト)の三神を指します。神社は宮城山の中腹に位置しており、竹林に囲まれています。「蛇に注意」という張り紙がたくさんありますので、夏などの参拝時には気をつけてください。

安仁神社の詳細情報

施設詳細情報
施設名 安仁神社(読み方:あにじんじゃ)
所在地 〒704-8144 岡山県岡山市東区西大寺一宮895
交通アクセス 山陽自動車道山陽ICから約40分
JR西大寺駅からタクシー約20分
駐車場 普通車50台、バス15台
営業時間 特になし
問合せ先 086-946-1453(安仁神社)
公式サイト 安仁神社
備考

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岡山市には「安仁神社」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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