有隣荘|独特な緑色の瓦が美しい大原家旧別邸【倉敷美観地区】

有隣荘 倉敷美観地区
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倉敷美観地区にある「有隣荘(ゆうりんそう)」は、大原孫三郎が家族で住むために建てた大原家の旧別邸で、特別公開期間中のみ入館でき、普段は外観のみ見学可能です。
昭和22年の「昭和天皇の倉敷行幸」では宿所としても使われた由緒ある建築です。

艶やかな緑色の瓦は、独特な釉薬(うわぐすり)が使われており、泉州堺の瓦職人に特別注文したものだそうです。見る角度によって緑色に光り、別名「緑御殿(みどりごてん)」とも言われています。

特別公開期間は、主に大原美術館が開催するイベントに連動しているので興味がある方はチェックしてみてください。(館内の撮影は禁止となっています)

有隣荘の入口(イベント時)

有隣荘の入口(イベント時)

児島虎次郎の関与が深いため、一階の家具はアール・デコ調でありながら、暖炉は非常にシンプルでオリエンタルな彫刻が施されていたり、キッチンは窓から照明まで中国を思わせる雰囲気です。
二階は天井が非常に高い和室で、孫三郎の干支の龍が透し彫りされています。

また、大原美術館本館の建設費の5倍ほどかかったそうです。
再現が難しい箇所も多く、一見の価値がある建物です。

倉敷美観地区内の旧大原家住宅は有隣荘の他にも「語らい座 大原本邸」があります。

有隣荘のおすすめポイント

  • 独特な釉薬を使った緑色の瓦が印象的な建物です。
  • 倉敷美観地区の中心地にあるので、観光で立ち寄りやすいです。
  • JR倉敷駅から徒歩約10分とアクセスに便利です。

有隣荘の様子・口コミ

大原孫三郎が、妻の病気のために本宅のすぐ横に建てた別宅があります。美しい土壁と瓦屋根が特徴的です。訪れた時には「モノクローム」という企画展が開催されており、棟方志功からコンテンポラリーまでの作品を楽しむことができました。しかし、建物自体が素晴らしいので、できれば企画展なしで見学したかったです。奥様がこの素晴らしい建物での生活を短期間しか楽しむことができなかったのは残念です。

有隣荘は、倉敷駅から徒歩約15分の位置にあります。大原本邸に隣接する場所に、当初は大原孫三郎の私邸として計画されましたが、後に迎賓館としての役割も兼ね備えた建物として建設されました。洋風建築の平屋部分と、近代和風建築の2階建て部分が組み合わさり、西洋と東洋が融合した独特の雰囲気を持つ住居です。設計は大原美術館も手掛けた薬師寺主計であり、和風建築部分は彼の恩師である伊東忠太の指導を受けたそうです。
有隣荘は特徴的な釉薬瓦を備えており、黄色と緑が混ざり合った色合いから「緑御殿」とも呼ばれています。また、有隣荘は「倉敷市日本遺産」の一部となる文化財です。
一般的には非公開ですが、1997年以降、大原美術館が主催し、展覧会と合わせて期間限定で特別公開されています。

秋の特別公開で訪れたことがあります。東洋と西洋が見事に融合した建物です。建築や美術には詳しくないですが、本当に素晴らしいと感じました。和室には欄フランスの絵画が展示されており、独特の雰囲気を醸し出しています。通常は非公開のようですので、芸術の秋を満喫することができました。

緑御殿と呼ばれるこの建物は、細部に奇妙な組み合わせが見られ、その独特の存在感を放っています。建築費用は、向かいの大原美術館よりも高かったと言われています。時折、建物の内部が公開されることがありますので、ぜひガイドさんの説明を聞きながら見学してみてください。その際に、さらなる理解と鑑賞を深めることができるでしょう。

有隣荘の詳細

施設詳細情報
施設名 有隣荘(ゆうりんそう)/別名 緑御殿(みどりごてん)
所在地 〒710-0046 岡山県倉敷市中央1-3-18
交通アクセス JR倉敷駅から徒歩約10分
駐車場 美観地区周辺有料駐車場利用
営業時間 外観のみ見学可能(春と秋の2回、特別展示場として公開)
2022年は8月19日(金)~28日(日)、10月7日(金)~10月23日(日)でした。
大原美術館公式サイトで告知されます。
休業日
利用料金 イベントによる
問合せ先 086-422-0005(大原美術館)
公式サイト 大原美術館公式サイト
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

倉敷美観地区には「有隣荘」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

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