倉敷市下津井町にある下津井町並み保存地区は、江戸時代後期から明治時代の中頃にかけて北前船で栄え、現在は漁業の町として知られる港町です。
今でも当時の商家やニシン倉などが残され、漁師町の雰囲気があります。漆喰壁やなまこ壁の土蔵を擁するお屋敷の町並みや、これら建物の窓に虫籠窓や格子窓が備えており、江戸後期~明治時代の歴史的な景観を偲ぶことができます。
下津井の町並みは、昭和61年に岡山県の町並み保存地区に指定されました。
下津井では、毎週土日の朝に「下津井とれとれ鮮魚市」が開催されていますよ。
下津井町並み保存地区のおすすめポイント
- 古い港町から見る瀬戸大橋の景観は印象的です。
- 地元の方たちの温かみに触れられる場所です。
- 回船問屋の建物を当時に近い形で復元した「むかし下津井回船問屋」などがあります。
古くから海運で栄えた下津井の街
商人町と漁村のたたずまいが同居する町
下津井は、特に北前船が全盛期であった江戸時代後半(18世紀後半以降)~明治30年頃までは、岡山で最も栄えた町であったと言われています。
当時の街並みは、現在も下津井街並み保存地区として遺されていますが、幾つものなまこ壁の土蔵を擁するお屋敷の町並みから当時の繁栄ぶりが窺えます。
江戸時代末期から大きく事業を発展させた廻船問屋の高松屋(現在の「むかし下津井廻船問屋」)は、明治時代に洋式帆船を含め、十艘を超える北前船を有していました。
北陸地方や四国金毘羅街道の船も併せると、年間80隻程度は下津井港を寄港地として栄えていたそうです。
塩や綿など岡山の特産品を、日本海側の東北や北海道へ下りの便で送り出し、帰りの上りの便では綿等の肥料になる干鰯等を積んで来ていました。
下津井冬の風物詩『干しダコ』
下津井の冬の風物詩として『干しダコ』があります。
大きいものでは60cmもあるマダコ。この大きなタコの足を広げ、寒風に晒します。
下津井町並み保存地区の様子・口コミ
今は静かな漁港となっていて、街歩きにぴったりです。
下津井町並み保存地区 回船問屋 ポタリング!`
今に残る回船問屋の建物を復元した資料館・・
「西国の喉首」と言われた瀬戸内海航路の要衝~ pic.twitter.com/lYsw1eA2Qu— 小径車で行く近代化遺跡の旅 (@kazee4k) June 24, 2022
おはようございます。倉敷地方は今日もいい天気です。日中は30℃を超えるとの予想で、内心ドキドキしている今日この頃です。。さて、ひるね姫の舞台となった「下津井地区」下津井回船問屋のパンフレットをご覧ください!!今の季節はいいですよ・・ぜひ倉敷においで下さいね!! pic.twitter.com/9xbGxTuhLl
— 倉敷タクシーソーシャルメディア(公式) (@kurashiki_taxi) May 29, 2017
下津井(岡山県倉敷市) pic.twitter.com/DB5rvfHZzd
— domino (@dmnefkt) October 27, 2021
下津井町並み保存地区の詳細情報
施設名 | 下津井町並み保存地区(しもついまちなみほぞんちく) |
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所在地 | 岡山県倉敷市下津井 |
交通アクセス | 瀬戸中央自動車道児島ICから車で約6分 |
駐車場 | 15台(むかし下津井回船問屋) |
営業時間 | 9:00〜17:00(むかし下津井回船問屋) |
休業日 | 火曜日、祝日の翌日、年末年始(むかし下津井回船問屋) |
利用料金 | 購入代金 |
問合せ先 | 086-426-3851 |
公式サイト | 下津井町並み保存地区 |
備考 |
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