瀬戸内 Kirei 太陽光発電所|未来を担う日本最大のメガソーラー【岡山県瀬戸内市】

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所 お出かけ
瀬戸内 Kirei 太陽光発電所

岡山県瀬戸内市にある、「瀬戸内kirei太陽光発電所」は、面積約500ヘクタールの錦海塩田跡地のうち、東京ドーム約60個分、東京ディズニーランドなら約6個分の広さに相当する約260haの日本国内最大級のメガソーラー建設です。

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所の夕焼け

アジア一の規模を誇った「錦海塩田」の天日採塩法が競争力を失い、製塩事業が2009年に倒産、広大な未利用地「錦海塩田跡地」を再活用して作られたメガソーラーです。

瀬戸内市が「瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社」に25年間賃貸し、商用運転開始後の貸付料は年間4.65億円で、25年間で瀬戸内市が得る収入は約100億円に達するそうです。

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所の看板

日本一の面積規模を誇るソーラーパネルで、今後増える田舎の土地利用にも良い先進モデルになるといいですね。

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所のゲート

牛窓オリーブ園道の駅一本松展望園から眺めることができます。

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所のおすすめポイント

  • 東京ドーム約56個分の広さに相当する約260haの日本最大級のメガソーラーは圧巻。
    瀬戸内 Kirei 太陽光発電所の風景
  • 牛窓オリーブ園や道の駅一本松展望園からも眺めることができます。
    オリーブ園からの瀬戸内 Kirei 太陽光発電所
  • メガソーラーによって25年間で瀬戸内市が得る収入は約100億円に達するそうです。
  • その収入は、公民館の整備、子育て世帯への臨時特別給付金給付、JR邑久駅整備、小中学校でのデジタル教科書利用料など、地域のために有効に使われています。

負の遺産だった塩田跡地が地域振興に貢献

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所の塩田跡地再開発プロジェクトは、

  1. 中心となる「太陽光発電事業」のほか、
  2. 塩性湿地特有の多様な生態系を保全する「環境保全事業」と、
  3. 塩田跡地の浸水対策などを強化する「安全安心事業」

という3つの事業から構成されています。

発電事業の売電収入を原資として「安全安心事業」で堤防施設も整備する点が特徴的なプロジェクトになっています。
発電事業者が、長さ1640mに及ぶ堤防と排水ポンプの補強などを実施して、瀬戸内市に寄贈しました。

収入をまちづくりの為に活用

瀬戸内市では、土地貸付収入(4億円×25年間=100億円)のうち約61億円を、安全安心事業で事業者から譲渡された排水ポンプ設備の更新・修理費用、災害時の復旧費用などのために積み立て、残りの約39億円をまちづくりのために活用する方針です。

公民館の整備や、子育て世帯への臨時特別給付金給付、JR邑久駅整備、小中学校でのデジタル教科書利用料など、予定通り地域のために有効に使われていることが報告されました。(毎年定例報告が行われています)

以前は塩田跡地=負の遺産の象徴だった

以前の塩田跡地は、ポンプによる排水費用などで高額な維持管理費用が財政負担になっており、市にとって「負の遺産」とも言われていました。

しかしそれが「錦海塩田跡地再開発プロジェクト」としてメガソーラー事業に生まれ変わった現在、市内の公共インフラ整備を通じた地域産業の活性化や、希少種に配慮した豊かな生態系の保全に大きく貢献しています。

瀬戸内市が塩田跡地の再開発のため、2012年にメガソーラー事業者誘致のための基本計画提案競技を公募して11年が経ち、見事に形となり順調に運営されています。

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所の様子・口コミ

少し異様な光景ですが、
牛窓オリーブ園から全体を見渡すことができます。

メガソーラーのせいで緑豊かな風景は台無しですが、膨大な発電量なので収入がそれなりに入るのだと思います。この電力分の火力発電が減ればCo2が減って環境には良いですよね。
メガソーラーは環境保護のためにあまり増えないで欲しいですが、土地有効活用ならよいと思います。
災害時や緊急電力が必要な時などに役に立って欲しいと思いますね。

瀬戸内 Kirei 太陽光発電所の詳細情報

施設詳細情報
施設名 瀬戸内 Kirei 太陽光発電所
(せとうちきれいたいようこうはつでんしょ)
所在地 岡山県瀬戸内市邑久町尻海4382-3(錦海塩田跡地)
交通アクセス 岡山ブルーライン邑久ICから約10分
駐車場 特になし
敷地面積 約500haの塩田跡地のうち、約260haに発電設備を設置
土地所有者 瀬戸内市
貸付料 工事期間は年額1億円、売電開始後は年額4億円、地域振興に関する事業費16億円(総額101億円)
出力 太陽光パネル出力・約235MW、連系出力・186MW
発電事業者 特定目的会社(SPC)「瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社」
EPC(設計・調達・施工) 東洋エンジニアリング、清水建設
アセットマネジメント AMSプラス(東京都千代田区)
O&M(運営・保守) 中電工
太陽光パネル 中国トリナ・ソーラー製、中国インリー・グリーンエナジー製(合計約90万枚)
パワーコンディショナー(PCS) 東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(630kW機・146台)と米ゼネラル・エレクトリック(GE)製(1000kW機・94台)
接続箱 ABB製(約5000台)
公式サイト 瀬戸内Kirei太陽光発電所建設プロジェクト公式サイト
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

瀬戸内市にある「瀬戸内 Kirei 太陽光発電所」の他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。

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