岡山県井原市にある「井原市平櫛田中美術館(いばらしりつひらくしでんちゅうびじゅつかん)」は、2023年4月にリニューアルオープンした、井原市出身の近代彫刻界の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の作品を保存展示する美術館です。
代表作「鏡獅子」の原寸大パネルや、スマートフォンで360度様々な角度から鑑賞できるAR鏡獅子が展示されます。
「鏡獅子」(1958年作、木彫彩色、高さ2.32メートル)は、田中美術の集大成とされており、新歌舞伎十八番の一つである「鏡獅子」を熱演する六代目尾上菊五郎がモデルとなっています。田中は64歳の頃から制作を始め、試作を重ねて完成までに約20年の歳月を費やしました。
(井原市マスコットキャラクターでんちゅうくんの由来です)
2023年4月18日に”新たな井原市の芸術交流拠点”をコンセプトにリニューアルオープンし、田中(1872~1979年)の107歳までの生涯をたどる、珠玉の作品を一堂に展示するほか、田中と関係の深い日本美術院の作家や平櫛田中賞受賞作家の作品も紹介しています。
また、2024年2月から国立劇場(東京)ロビーに常設展示されている「鏡獅子」を、平櫛田中美術館に展示することを発表しました。これは20年ぶりの里帰りとなります。
平櫛田中美術館のおすすめポイント
- 田中の107歳までの生涯をたどる、珠玉の作品を一堂に展示しています。
- 代表作「鏡獅子」の原寸大パネルや、スマートフォンで360度様々な角度から鑑賞できるAR鏡獅子が展示!
- 美術館前には田中の作品を配した公園「田中苑」があり、エントランスの大きなガラスウォールから四季折々の景色を楽しむことができます。
平櫛田中美術館の様子・口コミ
2階と3階から見下ろす田中公園の景色も素晴らしく、ゆったりとした時間を過ごせました。 田中公園内の茶室では記念茶会も行われ、そちらも素晴らしい空間でした。
岡山県の南西部に位置する #井原市 は、
近代日本を代表する彫刻家#平櫛田中 の故郷です。平櫛田中を顕彰する美術館が、
「#井原市立平櫛田中美術館」として、
先月中旬リニューアルオープンしました。より解放的になって、
私たちを出迎えてくれますよ。放送は午後2時40分~📻🎤✨ pic.twitter.com/snoojOzuE4
— ステーションらんでぶ〜 (@fm_rendezvous) May 1, 2023
駐車場は美術館の横にあり(充電設備もあります)、隣の市役所と共用のものもあります。どちらも無料です。
荻原守衛展を鑑賞しました。一階中央には代表作「女」「坑夫」があり、迫力のある展示があります。また、ロダンの小作品も鑑賞できます。二階には高村光太郎の「手」シリーズが展示されていました。
美術館の向かいには整備された庭園もあり、とても美しいです。
星取り機。彫刻の型を、原型から素材へコピーするための測定ツール。よく見ると、右の石膏像の表面に黒い点々がたくさんある。その位置を素材へコピーして彫刻する。今なら3Dスキャナーだろうか。
星取り機という名前がロマンチックでよい。田中(でんちゅう)美術館@井原市(岡山県) pic.twitter.com/hpOKAXEUDN
— 惹起一休 (@jack19998) May 12, 2023
3階の北側は大きなガラス張りになっており、田中苑や周辺の建物を見下ろすことができ、素晴らしい景色です。
入場料は500円で、2時間も楽しむことができました。 リニューアルオープンを記念して、再び鏡獅子を見に訪れたいですね。
岡山県井原市にある
田中美術館
平櫛田中(でんちゅう)
鏡獅子
五浦釣人#民生に届け岡山自慢写真選手権 pic.twitter.com/ZpWvvMdIBn— ちよ (@Su0urzwwqS6QAjy) February 14, 2021
ぜひ行って見てください。 入館料は500円です。最高の体験です。
平櫛田中美術館の詳細情報
施設名 | 井原市立平櫛田中美術館 (読み方:いばらしりつひらくしでんちゅうびじゅつかん) |
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所在地 | 〒715-0019 岡山県井原市井原町315 |
交通アクセス | 井原鉄道井原駅から徒歩約15分 |
駐車場 | 普通車64台、バス5台 EV充電スタンド(中速1台)あり |
営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休業日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替期間、年末年始 |
利用料金 | 大人500円 小・中・高・65歳以上無料 特別催事期間中は特別料金 |
問合せ先 | 0866-62-8787 |
公式サイト | 井原市立田中美術館公式サイト |
備考 |
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