愛生園歴史館|ハンセン病や療養所に関する資料を展示した施設【瀬戸内市邑久町】

愛生園歴史館 美術館・博物館
愛生園歴史館
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岡山県瀬戸内市邑久町にある「愛生園歴史館(あいせいえんれきしかん)」は、日本初の国立のハンセン病療養所として誕生した施設です。

愛生園歴史館の資料館

館内では、国のハンセン病政策の紹介や、長島愛生園での出来事、ハンセン病とその後の後遺症についての紹介、入所者の方々の作品展示、著名な医師の紹介などが展示されています。

最寄り駅から施設までは、無料見学バスが運行していますので、気軽に施設を訪れることができますよ。

愛生園歴史館の展示

現代もさまざまな問題の残ってるハンセン病患者を差別するという忌まわしい歴史の博物館なので、偏見や差別をなくすためにも、ハンセン病について学習できる施設の訪問をおすすめします。

愛生園歴史館の廊下

愛生園歴史館のおすすめポイント

愛生園歴史館の入口

  • ハンセン病患者がいかに苦しんで来られたか、想像し難い現実が過去にあった事をリアルに学習できます。
  • 瀬戸内のきれいな海が近くにある島に立地する施設で、施設の前には海が広がっています。
  • 何十年前の信じられないような現実に向き合うことができます。

愛生園歴史館のレビュー・口コミ

風光明媚な場所ですが、悲しい歴史を持つ場所でもあります。社会人になったばかりの頃に橋が完成しましたが、なかなか訪れることができませんでした。ハンセン病の過去から現在に至るまでのことを深く理解することができ、多くを考えさせられる体験でした。是非一度訪れることをお勧めします。

歴史館の予約は通常ホームページから行いますが、訪れた日は平日であり、館内の職員に許可を尋ねたところ、親切に許可を得ることができました。訪問時は、入口で来館名簿に記入し、スリッパに履き替えます。入口右側の視聴覚室でハンセン病と長島愛生園の歴史に関するビデオを視聴し、1階の各教室で資料を閲覧し、2階で展示品を見学します。特に印象的だったのは、昭和30年代の長島愛生園の縮尺模型や園長室の豪華なレトロな内装、そして園内でのみ使用された硬貨と紙幣でした。園内でのみ有効な通貨を提供することで逃亡を防いだのです。

とても印象的な体験でした。そこに住んでいた人々が常に不幸であったわけではないと思いますが、ハンセン病患者が子供を持つことができない手術を受けていた事実を知り、涙が出ました。それはそう遠くない過去のことです。新型コロナウイルスを経験すると、これらの話が全く理解できないわけではありません。ホームページでは休業日とされていましたが、連絡したところ歴史館に自由に入れました。まだ住んでいる方がいるため、自由に歩き回ることはできません。

愛生園歴史館の詳細情報

施設詳細情報
施設名 愛生園歴史館(あいせいえんれきしかん)
所在地 岡山県瀬戸内市邑久町虫明6539
交通アクセス 岡山ブルーライン虫明ICから車で約10分
JR邑久駅から長島愛生園行きバス約50分
駐車場 あり
営業時間 9:30〜16:00
休業日 夏季休館日(8月10日~20日)
年末年始(12月28日~1月5日)
利用料金 無料
問合せ先 0869-25-0321(長島愛生園庶務課)
公式サイト 愛生園歴史館公式ホームページ
備考

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瀬戸内市には「愛生園歴史館」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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