岡山県真庭市の湯原温泉郷にある「オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター)」は、自然に生息しているこの地域で保護された「はんざき」を間近で観察することができる無料施設です。
真庭地域では、国の特別天然記念物・オオサンショウウオのことを「はんざき」と呼びます。
湯原温泉では「体が半分にさけても(半裂き=はんざき)生きている」という言い伝えから長寿のシンボルとして親しましれています。
はんざきセンターでは、オオサンショウウオの骨格標本や淡水魚が展示されています。湯原温泉で人気だった「マーちゃん」(推定年齢150歳)も標本としてここで展示されています。
このオオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター)では、何匹もの生きたはんざきを自然に近い状態で観察できたり、生態などを知る事ができます。
1メートルを超える大きさのものから幼生のはんざきまで水槽で暮らしている様子を観察することができます。
オオサンショウウオの研究が本格的に始まったのは、明治31年(1898年)に東京帝国大学(現在の東京大学)の農科大学教授、石川千代松博士が湯原を訪れ、綿密な調査を行ったことからです。この調査により、オオサンショウウオに関する知識が解明されました。
はんざきセンターは、オオサンショウウオについて学びたい人におすすめの場所です。
世界的にも珍しい生物なので、ぜひ湯原温泉街へお越しの際は訪れてみてはいかがでしょう。
オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター)のおすすめポイント
- 水槽の中にジオラマが設けてあり、より自然環境に近い状態での観察ができます。
- オオサンショウウオ研究の歴史や地域住民との関わり等についてわかりやすく解説しています。
- 自然環境についての学習等の場として利活用することができます。
- 湯原温泉街に立ち寄った際の観光にぴったりです。
オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター)のレビュー・口コミ
たまたま息子とベビーカーで散歩していたら、その施設を見つけて入りました。
無人ですがとても清潔で新しい施設で、無料でオオサンショウウオが見られるとは、なんだか申し訳ない気持ちになりました。
歴史を調べると、シーボルトがオオサンショウウオを国に持ち帰って育てていたことが分かりました。そんな歴史上の人物もオオサンショウウオに魅了されたんですね!
この施設にはおむつ交換台もあり、とても助かりました。ありがとうございました!
真庭市湯原にある「はんざきセンター」に寄ってみた!
初めて入ったんだけど、オオサンショウウオが沢山いて、生態系などの学習もでき、おみくじなどある充実ぶり!これが無料だなんて✨湯原温泉行ったら必ず寄るべき👀 pic.twitter.com/pLVvcfoo9J— 吉岡@岡山市のWEB屋 (@yosio831) July 28, 2024
建物の裏手にはんざき大明神があり、広い駐車場も隣接しています。施設の近くには役場?があり、中には図書館やトイレなどがあります。また、市営の小さな温泉プールやはんざき足湯もあります。
湯原温泉の観光の一部として楽しむことをおすすめします♪
湯原温泉にある、はんざきセンターにお住まいの、オオサンショウウオ。 pic.twitter.com/61VO0eGXBc
— ユーカリ (@t13449314658) February 17, 2020
こじんまりとした空間ですが、濃厚なはんざきの世界が詰まっています。訪れる際は、じっくりと展示を見て、はんざきに関する知識や歴史を学んでみてください。
オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター)の詳細情報
施設名 | オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター) |
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所在地 | 岡山県真庭市豊栄1515 |
交通アクセス | 米子自動車道湯原ICから約10分 |
駐車場 | 普通車30台、バス10台 |
営業時間 | 9:00~17:00(6月1日~10月31日は19時まで) |
休業日 | 年末年始 |
利用料金 | 無料 |
問合せ先 | 0867-62-2011(真庭市湯原振興局) |
公式サイト | オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター) |
備考 |
周辺観光情報 ここもオススメ!
真庭市には「オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター)」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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