白山神社 | 桃太郎伝説の鬼(温羅)の首が埋められた首塚がある神社【岡山市北区】

白山神社 伝説が残る場所
白山神社

岡山市北区の首部(こうべ)という場所にある「白山神社(はくさんじんじゃ)」は、光考天皇の仁和元年(885年)に石川県にある加賀国の白山比咩神社の御分霊として建てられた神社です。

高い木々たちに囲まれたとても神秘的な雰囲気を持つ神社で、桃太郎伝説とも関係の深い神社としても知られています。

白山神社の入口

この場所は温羅伝説に関連しており、吉備津彦命との戦いで敗れた温羅の首がこの地に晒されたと言われています。この地名の「首部(こうべ)」はこれに由来しているとされています。

しかし、温羅の首は夜になるとうなり声を上げ、それが何年も続いたため、村人たちは不気味さを感じました。そのため、吉備津彦命は温羅の首を吉備津神社に移し、かまどの下地中深くに埋めたと言われています。

白山神社(はくさんじんじゃ)首塚

白山神社には、高さ約2mの鬼塚や、本殿の西側に祀られている御神木の跡などがあります。また、中央部分の地上3cmの場所に手をかざすと、ほのかに温かさを感じるパワースポットも存在します♪

主な御祭神は伊邪那美命と菊理姫命であり、縁結び、家内安全、歯痛平癒、航海安全、商売繁盛、五穀豊穣、合格祈願、商談成立などの御神徳があります。

境内には退治された鬼のモデルとなっている「温羅(おんら)」の首が埋められていたとされる首塚があります。ちょっと怖いですね。
※桃太郎伝説に登場する「鬼」は岡山では「温羅」と呼んでいました。

白山神社の看板

白山神社のおすすめポイント

白山神社のご神木

ご神木があったとされる場所

  • 鬼退治した際に鬼(温羅)の首を埋めたとされる首塚がここにあります。
  • 白山神社は岡山県の首部(こうべ)という地名の場所にありますが、実はこの地名も温羅の首塚が由来です。
  • 岡山では珍しい構え獅子があります。
  • 白山神社のご神木があったとされる場所に手をかざすと温かさを感じる?

白山神社の様子・口コミ

石川県の白山比咩神社から勧請された白山権現として、由緒書きに記されていました。御祭神はイザナミノミコトとククリヒメノミコトです。境内の東側には、桃太郎の昔話で退治された鬼神、温羅(うら)の首塚として、こんもりとした小山があります。
また、社殿の西側にはしめ縄で囲まれた結界がありました。特に説明書きはありませんでしたが、重要なスポットである可能性があります。周辺の道路は非常に狭いため、細心の注意が必要です。

桃太郎伝説の起源とされる吉備津彦対温羅(うら)の戦い。激しい戦いの末、吉備津彦によって温羅は討たれ、その首は切り落とされ、串に刺されて晒されたと言われています。伝説によれば、晒された場所は首(こうべ)村と呼ばれ、現在の岡山市首部(こうべ)の地名の由来とされています。
この地域に鎮座する白山神社の境内には「温羅の首塚」と伝えられるものがあり、それを見るために自転車で訪れました。岡山商科大学から笹ヶ瀬川を挟んだ山のふもと、首部の集落の奥に位置し、南面して静かに佇んでいます。
石段を上り、随神門をくぐるとすぐ右手に目を引くものがあります。高さ約2mほどの盛り上がった土饅頭です。日当たりもよく、一切の不気味さや恐ろしさはありません。
塚の横には「一宮地域活性化推進委員会」の解説板が立っており、首塚の由来について複数の説があることが説明されています。

本殿の奥には小さな公園が広がっている神社です。
鳥居から公園を通り抜けて裏手に出るという散歩コースができるため、お散歩を楽しむ方々が何人か通り抜けていきました。人通りのある神社は素晴らしいですね。
賽銭箱の近くには神社の紹介やパンフレットのような紙があります。この神社専用の紙で、細やかな説明がされています。規模は小さいですが、見どころがたくさんある神社です。

時間が許すなら、ぜひとも首塚を見てみてください。
吉備津神社における鬼の起源とされており、桃太郎伝説において不可欠な場所です。

白山神社の詳細情報

施設詳細情報
施設名 白山神社(読み方:はくさんじんじゃ)
所在地 〒701-1201 岡山県岡山市北区首部236
交通アクセス JR伯備線/備前三門駅から徒歩23分
駐車場 なし、5台あるらしい?
利用料金 見学自由
問合せ先 0868-68-0021
公式サイト https://www.okayama-jinjacho.or.jp/search/16796/
備考 4月第1日曜日:祈年祭
10月第1日曜日:例大祭
11月第1日曜日:新嘗祭

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岡山市には「白山神社」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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