倉敷美観地区にある「有隣荘(ゆうりんそう)」は、大原孫三郎が家族で住むために建てた大原家の旧別邸で、特別公開期間中のみ入館でき、普段は外観のみ見学可能です。
昭和22年の「昭和天皇の倉敷行幸」では宿所としても使われた由緒ある建築です。
艶やかな緑色の瓦は、独特な釉薬(うわぐすり)が使われており、泉州堺の瓦職人に特別注文したものだそうです。見る角度によって緑色に光り、別名「緑御殿(みどりごてん)」とも言われています。
特別公開期間は、主に大原美術館が開催するイベントに連動しているので興味がある方はチェックしてみてください。(館内の撮影は禁止となっています)
児島虎次郎の関与が深いため、一階の家具はアール・デコ調でありながら、暖炉は非常にシンプルでオリエンタルな彫刻が施されていたり、キッチンは窓から照明まで中国を思わせる雰囲気です。
二階は天井が非常に高い和室で、孫三郎の干支の龍が透し彫りされています。
また、大原美術館本館の建設費の5倍ほどかかったそうです。
再現が難しい箇所も多く、一見の価値がある建物です。
倉敷美観地区内の旧大原家住宅は有隣荘の他にも「語らい座 大原本邸」があります。
有隣荘のおすすめポイント
- 独特な釉薬を使った緑色の瓦が印象的な建物です。
- 倉敷美観地区の中心地にあるので、観光で立ち寄りやすいです。
- JR倉敷駅から徒歩約10分とアクセスに便利です。
有隣荘の様子・口コミ
ハートランド倉敷のオープニングイベントを有隣荘の2階から眺めるという贅沢な体験をしました✨#ハートランド倉敷 #有隣荘 pic.twitter.com/C0OIlTTCFb
— Ake🌸okayama.life (@okayama_tokyo) August 19, 2022
有隣荘は特徴的な釉薬瓦を備えており、黄色と緑が混ざり合った色合いから「緑御殿」とも呼ばれています。また、有隣荘は「倉敷市日本遺産」の一部となる文化財です。
一般的には非公開ですが、1997年以降、大原美術館が主催し、展覧会と合わせて期間限定で特別公開されています。
美観地区さんぽ
今回の目玉!
「秋の特別公開」中(23日まで)の、
有隣荘(ゆうりんそう)!大原家7代・孫三郎氏が
家族のため「大原本邸」の
隣接地に建てた私邸で、
和様折衷の美しい造り、
“侘び寂び”を凝縮したような
庭園が魅力の名建築ですが・・・
内部は残念ながら撮影禁止😭 pic.twitter.com/U20UevVtt5— 詞-Nori-フォローのみの人はお断り (@Nori86651955) October 19, 2022
大原家旧別邸 有隣荘 #1
🏚️
大原孫三郎が妻の為に昭和3年に造立した別邸。緑色が映える独特の屋根瓦が、倉敷川沿いの古い白壁の街並みに、鮮やかな彩りを添えている。通常非公開で、年に数回「大原美術館主催の特別展会場」として公開される。
🏠#建物の記憶 #近代建造物 #岡山県倉敷市 pic.twitter.com/J0Krcz8AAN— 小口善左衛門📷地姿の記憶✒️或は流文 (@13zenzaemon) January 26, 2021
有隣荘の詳細
施設名 | 有隣荘(ゆうりんそう)/別名 緑御殿(みどりごてん) |
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所在地 | 〒710-0046 岡山県倉敷市中央1-3-18 |
交通アクセス | JR倉敷駅から徒歩約10分 |
駐車場 | 美観地区周辺有料駐車場利用 |
営業時間 | 外観のみ見学可能(春と秋の2回、特別展示場として公開) 2022年は8月19日(金)~28日(日)、10月7日(金)~10月23日(日)でした。 大原美術館公式サイトで告知されます。 |
休業日 | - |
利用料金 | イベントによる |
問合せ先 | 086-422-0005(大原美術館) |
公式サイト | 大原美術館公式サイト |
備考 |
周辺観光情報 ここもオススメ!
倉敷美観地区には「有隣荘」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。
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