岡山県倉敷市真備町にある「まきび公園」は、昭和61年5月に中国の西安市に吉備真備公の記念碑が建立されたのを記念してつくられた古代中国風の公園です。
季節を感じたり、中国にいるような雰囲気を楽しみながらの散策ができます。
春は桜やボタンの花が咲き誇り、秋には紅葉が美しい隠れた名所です。
「たけのこ茶屋」では食事やお茶を楽しめるほか、地元農産物、工芸品の販売なども行われています。

吉備真備公は奈良時代の学者であり、留学生・遣唐副使として2度の在唐期間中に約19年もの間、儒教・歴史・天文学・音楽など多岐にわたる学問を修めました。
帰国後はその知識を政治・文化・習慣に広く反映させ、奈良時代の朝廷で重要な役割を果たしました。また、カタカナの発明や囲碁の普及など、意外な才能も持っていました。

まきび公園マップ
まきび公園のおすすめポイント
- 園内をめぐりながら四季折々の風情を楽しむことができる
- 中国にいるような雰囲気を味わえる
- 「たけのこ茶屋」でうどんやそば、ソフトクリームなど食事ができる
まきび公園の施設紹介
まきび公園内
開かれた窓と六角亭

円形の開かれた窓から望む六角亭は、まるで中国の風情を感じさせます。
吉備真備記念碑
吉備真備公が唐の都・西安で学んだことを記念して、1986年に西安市に建てられた記念碑にちなみ、まきび公園でも同じような碑が設置されました。

庭園
自然の傾斜を利用した流れる水や、中国でよく見られる柳や尊重されている櫂(かい)や槐(えんじゅ)などが庭園に配置されています。
中の池・下の池
上の池からの勾配によって、水が中の池から下の池へと流れており、下の池では龍頭から清流が湧き出ています。
まきび記念館

建物は、四隅が上に反り上がった屋根を朱塗りの柱が支える構造となっており、中国の風情が漂っています。また、館内には庭園が見えるユニークな休憩所もあります。
まきび記念館の展示室では、県内外に残された資料や伝承された内容を写真やパネルなどで展示し、吉備真備公の人物像や歴史について学ぶことができます。
吉備寺は吉備真備公の菩提寺であり、箭田大塚の出土品や国の重要文化財に指定された白鳳時代の蓮華文鬼瓦や当時の磁石などを保管しています。
また、「へちま封じ」と呼ばれる祈祷は脳病に効験があるとされ、南の丘には吉備真備公の墳墓があり、入学や就職の祈願をするため多くの参拝者が訪れます。
| 開館時間 | 10時00分~16時00分 |
|---|---|
| 休館日 | 毎週月曜日、年末年始(12月28日~1月4日) |
| 入場料 | 無料 |
| 問い合わせ | 086-698-7612 |
たけのこ茶屋

「たけのこ茶屋」という中国風の雰囲気を持つ店舗兼お食事処では、庭園をのんびり眺めながら休憩することができます。訪れた観光客にとってくつろぎの場所として利用されています。
| 開館時間 | 10時00分~16時00分 |
|---|---|
| 休館日 | 毎週月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)、夏季休業(8月12日~8月19日) |
| 入場料 | 無料 |
| 問い合わせ | 086-698-1514 |
まきび公園のレビュー・口コミ
デイサービスを利用されている方々が散策されているのを見かけました。 GWの時期にはツツジとカキツバタが咲いていました。次回は別の季節に訪れたいと思います。
この公園は奈良時代の偉人である吉備真備さんをモチーフにしているようで、吉備公の姿を刻んだ石碑があります。また、破壊されてしまっていますが、パンダの像など、楽しい趣向の場所です。
残念ながら、私たちが訪れたのは月曜日で、売店や記念館は定休日でした。しかし、それはまた真備町に来た時の楽しみとして、ボチボチ咲き始めた梅の花を眺めながら、しばらく静かな時間をそこで過ごしました。
まきび公園の詳細情報
| 施設名 | まきび公園 |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県倉敷市真備町箭田3652-1 |
| 営業時間 | 10:00~16:00 |
| 定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
| 交通アクセス | 清音駅から井原鉄道で5分(吉備真備駅下車)徒歩10分 山陽新幹線新倉敷駅からタクシーで15分 山陽自動車道玉島ICから車で10分 岡山自動車道岡山総社ICから車で30分 |
| 料金 | 無料 |
| 駐車場 | 17台 |
| 問合せ先 | 0866-98-7612(まきび公園) |
| リンク | まきび公園 – 真備支所 – 倉敷市 |
| 備考 |
周辺観光情報 ここもオススメ!
真備町周辺には「まきび公園」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。







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