岡山県新見市草間にある「草間の間歇冷泉(くさまのかんけつれいせん)」は、国指定の文化財で天然記念物とされています。地元では潮滝と呼ばれています。
高梁川の支流である佐伏川に面した場所に、高さ1メートル、幅0.5メートルの洞孔があり、24時間で4回、水が勢いよく噴き出します。
地下の石灰洞に水がたまり、一定の水量を越えると、サイフォンの原理によって地下水が噴き出す現象が起きます。カルスト地帯における間欠冷泉は、全国的にも非常に貴重なものです。
草間の間歇冷泉への入り口は、道路脇に看板があるのでわかりやすいです。
しかし、その看板から川までは約100mぐらいなのですが道のりは険しいので、サンダルなどではなく、運動靴・杖や濡れてもいい服等万全の装備で行くようにしてください。
まず入口を降りると、50mほど歩きづらい獣道になります。
草むらを抜けると渓流があり、川を渡った向こう岸の水が湧き出る岸壁に、草間の間歇冷泉があります。
濡れずに川を渡るためには、苔むした飛び石しかないので、杖やピッケルなどで体を支える必要があります。
草間の間歇冷泉のおすすめポイント
- 国指定の文化財ならびに天然記念物となっています。
- 入口の車道は幅があるので、数台駐車することができます
- 夏でも冷たい湧水が流れています。
- 獣道のような道が好きな人はぜひ行ってみてください。
草間の間歇冷泉の様子・口コミ
川から冷泉まで行くためには沢を登る必要がありますので、水に濡れても問題ないサンダルなどが必要です。冷泉は対岸の奥まった場所にあり、茂みに隠れているため一目ではわかりません。対岸から湧き水が流れている箇所をたどることで到着します。岩の壁から流れてくる冷泉はもちろん冷たいです。
草間の間歇冷泉(新見市)
名前に惹かれてアタックしましたがこれはただの美味しい水です
残念っ! pic.twitter.com/G7EzNZuxCs— Namalsadirah (@tripper1881) March 20, 2023
この間欠泉は約四時間から六時間ごとに一時間ほど噴出するそうで、滞在時間が長いほど出会える機会が増えるでしょう。
天然記念物 草間の間歇冷泉
結構な角度の斜面を降りていったものの川を渡れずたどり着けませんでした😭😭😭
水少ないタイミングかウェーダーかなんか持っていかないとだめかな pic.twitter.com/AYLluSc6au— くぷらーと (@pianishimo2222) May 3, 2023
川を渡った先に冷泉があると案内されていましたが、確実に濡れずに渡れるルートを見つけることができず、あきらめざるを得ませんでした。ただ、川は非常に美しく清らかでした。
行き帰りの車道は細く、離合が難しい箇所が続くため、運転に自信のない方は避けた方が良いと思います。駐車場は用意されていませんが、道路脇に約6台程度停めることができます。場所が静かなため、この駐車スペースでも十分でしょう。
草間の間歇冷泉という看板があったので注意深く停車して車の中から眺めてみたけど、どうやって降りるのかわからなかった。
あと道端狭すぎやなのでソワソワしてすぐに走り去った。知ってる道(180号)に到着すると安心。 pic.twitter.com/plHxicOIKs
— 油断するmarukido(珍妙) (@marukido) July 25, 2022
間欠冷泉は沢の向かい側に位置しているようで、数メートルの渡河がありますが、水深はそれほど深くないようです。しかし、渡る場所はどこも滑りやすい飛び石で、結局断念しました。
対岸を探しましたが、そのような場所は見当たりませんでした。天然記念物に指定されてから90年が経ちますが、人けのない山中では自然の摂理に戻るのは当然のことのようです。
草間の間歇冷泉の詳細情報
施設名 | 草間の間歇冷泉(読み方:くさまのかんけつれいせん) |
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所在地 | 〒719-2641 岡山県新見市草間 |
交通アクセス | JR井倉駅から車で約30分 中国自動車道北房ICから車で約20分 |
駐車場 | 車が4台くらい停められる場所があります。 |
営業時間 | 特になし |
利用料金 | 無料 |
問合せ先 | 0867-72-6147(新見市教育委員会生涯学習課) |
公式サイト | 文化庁HP |
備考 |
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