五流尊瀧院|修験道の総本山、色鮮やかな緑の木々に包まれた庭園が美しい寺院【倉敷市林】

五流尊瀧院 パワースポット
五流尊瀧院
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岡山県倉敷市林にある「五流尊瀧院ごりゅうそんりゅういん」は、1300年余の伝統を現在に伝える修験道の総本山です。
近くには熊野神社があります。

五流尊瀧院は修験道の祖・役行者の高弟5人がそれぞれ五流の寺院を建造し、中心寺院となるのが尊瀧院です。

五流尊瀧院の像

役行者の像

境内には、1240年に桜井宮覚仁親王と冷泉宮頼仁親王が、隠岐で亡くなった父君である後鳥羽上皇の一周忌供養のために建立した五流尊瀧院宝塔があります。
後鳥羽上皇の遺骨を納めた石造宝塔は国指定重要文化財に指定されています。

五流尊瀧院の仁王

この寺院には、明治維新の中心人物であった大久保利通が1878年(明治11年)に東京の紀尾井坂で暗殺された際に乗っていた馬車が所蔵されています。この馬車はイギリス製で、大久保家から永代供養のために寄進されたものです(現在は見学できません)

五流尊瀧院の社務所

由加山に近いこの一帯は霊地として色々な由縁が残された場所であり、秋には紅葉も綺麗なので、ゆったりと散策してみるのもおすすめですよ。

五流尊瀧院のおすすめポイント

五流尊瀧院マップ

  • 熊野神社と合わせて参拝するのがおすすめです。
  • とても静かで人もそれほど多くないため、きれいな景色を独り占めすることができます。
  • 紅葉の季節に訪れると、色鮮やかな紅葉が見られ、清々しい気持ちになれます。
  • 大久保利通公が紀尾井坂の変で暗殺された時に乗車されてた馬車が安置されてます。

五流尊瀧院のレビュー・口コミ

元々は神仏習合の寺院でしたが、明治時代の神仏分離令によって、神社の部分は徒歩約10分の場所にある熊野神社へ移されました。そのため、五流尊瀧院にある文化財のうち、三重塔や梵鐘、後鳥羽上皇の供養塔は熊野神社に属しています。
寺院の会館には、大久保利通が暗殺された際に乗っていた馬車が永代供養として保管されています。見学は事前予約制なので、訪れる際は先に電話で予約する必要があります。間近で見ることができますが、写真撮影は禁止されており、お寺の方が付き添っての見学となります。

境内は全体的に鬱蒼とした雰囲気があり、単なる観光目的にはあまり適していないかもしれません。境内にある役行者の像は、凛々しく男前な感じで印象的です。今回は「牛王宝印」をいただくために訪れました。和歌山の熊野大社で有名な御札ですが、こちらでは寺務所で600円で頒布されていました。珍しいものが多く、興味深い寺院でした。

五流尊瀧院の寺標の横を通り、道を進んでいくと門に到着しましたが、そこからは入れませんでした。少し戻って周り込むと社務所のような場所にたどり着き、そこから本殿や護摩堂、御庵室に入ることができました。頼仁親王の歌碑や御庵室には御影が安置されています。この寺院は特に観光地化されているわけではなく、人も少なく落ち着く場所でした。

五流尊瀧院の詳細情報

施設詳細情報
施設名 五流尊瀧院(ごりゅうそんりゅういん)
所在地 岡山県倉敷市林952
交通アクセス 瀬戸中央自動車道水島ICから約5分
JR木見駅から徒歩約20分
駐車場 50台あり
営業時間 常時可能
【年間行事】
旧暦正月23日/お日待大祭
5月第4日曜日/地蔵大祭
6月25日/頼仁親王祭
8月4・5日/大峯修行
10月4・5日/大権現大祭
休業日 無休
利用料金 無料
問合せ先 086-485-0027
公式サイト 倉敷市公式サイト
Wikipedia
備考

周辺観光情報 ここもオススメ!

倉敷市には「五流尊瀧院」の他にも見どころが沢山あります。ぜひ足を運んでみてくださいね。

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