大多府島|周遊道があり、史跡めぐりができる島【岡山県備前市】

大多府島 島・無人島
大多府島
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岡山県備前市にある「大多府島(おおたぶじま)」は日生港の南6kmにある日生諸島最南端にある、江戸時代には岡山藩の藩所が置かれていた島です。

大多府島待合室

島を一周する自然研究路が整備されているため、灯籠堂や六角井戸、勘三郎洞窟などの史跡を見て周りながら散策ができます。

大多府島のりなはーれ

大多府島は、江戸時代に参勤交代の船の潮待ち、風待ち港として栄えました。

避難港としてちょうど良い位置にある事から、参勤交代の際に用るため薩摩藩が譲って欲しいと持ちかけたことで、島の価値に気付いた当時の岡山藩主 池田家が自分たちで元禄防波堤など港の整備進めました。

大多府島の元禄防波堤

元禄防波堤は国の文化財指定「未来に残したい漁業・漁村の歴史文化財百選」に選定されています。

大多府島マップ

大多府島には「宮ノ下海水浴場」があります。

大多府島のおすすめポイント

  • 元禄防波堤が造られた当時から今も残るほか、灯台にあたる「燈籠堂」も再建されています。
  • 島内を一周できる周遊道「自然研究路」があり、様々な植物の観察や史跡めぐりができ、景色もすばらしいです!起伏に富んだコースになっており、天気の良い日のハイキングにおすすめです。
  • 江戸時代に津田永忠によって構築された「六角大井戸」は堅固さを誇り、諸国の廻船、御用船に飲料水を供給しました。
    大多府島大井戸
  • 島内に海水浴場あり!夏には宮ノ下海水浴場で楽しめます!

大多府島の六角大井戸

大多府島の六角大井戸は、昭和55年に日生町指定文化財になりました。

元禄11年(1698年)大多府港の開港と同時に作られたと伝えられる、島内唯一の井戸です。
この井戸は水道管が開設されるまで250年に渡り、最盛期島民1000人の生活と農耕を支えてきました。

大多府島の歴史を物語る重要な史跡です。

大多府島の六角井戸

大多府灯籠堂

大多府灯籠堂は、江戸時代に参勤交代の風待ち港として開かれた当時から明治初期にかけて、約1世紀半の間、瀬戸内海を照らし続けた旧灯台です。

再建された大多府灯籠堂

当時の灯籠堂は既に無くなっており、石垣だけが残っていました。
そこで町おこしの一環として、昭和61年に再建されました。
当時の灯台としてはかなりの規模の大きいものでした。

大多府灯籠堂の看板

大多府島の勘三郎洞窟

大多府島勘三郎洞窟外観

大多府島には、勘三郎洞窟というスポットがあります。奥行80mの広い洞窟です。
この洞窟はかつて、勘三郎という男の隠れ家だったそうです。

大多府島勘三郎洞窟

勘三郎は隠れ家で偽金を作っては牛窓の色街で豪遊していましたが、役人は見つけることができませんでした。

しかしある時、米のとぎ汁を海に流しているのを役人に見つかり、ついに捕まってしまったと言われています。
洞窟の奥には勘三郎が祀られており、大多府島の隠れたスポットとなっています。

大多府島の勘三郎洞窟の中

大多府島の様子・口コミ

早朝の船で大多府島に上陸しました。
小さな島ですが、燈籠堂や勘三郎洞窟など島の要所を回っていると、次の船までの2時間弱はあっという間に感じます。
島に住む人たちは愛想よく挨拶をしてくれ、優しく接してくれました。
もっと時間を取って再訪したいと思う島でした。

有人島巡りの旅で上陸しました。
大井戸、江戸時代の灯台、夫婦岩、大多府神社を散策してきました。
人口140人足らずで、島の周囲5kmも満たない小島ですが、レストランテやお好み焼き屋さん、カフェ、ペンション等があり、魅力的な島です。
夏も海水浴などあり良いですが、春先か秋口に来て見たい島でした。

大多府島の詳細情報

施設詳細情報
施設名 大多府島(読み方:おおたぶじま)
所在地 〒701-3203 岡山県備前市日生町大多府
交通アクセス 電車:JR岡山駅からJR日生駅まで赤穂線で約60分。
徒歩で日生港まで約15分、日生港から旅客船で約30分。
:岡山ブルーライン備前ICから日生港まで約10分。
日生港から旅客船で約30分。
駐車場 日生駅前に有料駐車場あり
営業時間 定期船始発 6:15、終発 18:05
車輌運搬、海上タクシー 8:00~18:30不定期運航
大多府島時刻表
休業日 なし
利用料金 日生~大多府島フェリー運賃片道 620円
問合せ先 0869-72-1919(備前観光協会)
0869‐72‐0506(大生汽船株式会社
公式サイト https://www.pref.okayama.jp/site/271/456773.html
備考

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日生諸島には、大多府島の他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。

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