岡山県笠岡市にある「笠岡市立カブトガニ博物館」は、世界で唯一カブトガニをテーマにした博物館です。目の前には「笠岡恐竜公園」も併設しています。
上空から見上げると、カブトガニの形になっているユニークな博物館内で、カブトガニの内部の造りや成長の様子や、水槽で飼育されているカブトガニを観覧することで楽しみながら学ぶことができます。
また、カブトガニだけでなくカブトガニの仲間や同時代に生きた古代生物や恐竜の化石などの展示も行われています。
笠岡市立カブトガニ博物館のおすすめポイント
- 生きたカブトガニを間近で見て観察することができます。赤ちゃんもいます。
- 建物内の展望室からは、カブトガニの繁殖地として有名な神島水道を一望できます。
- 入園無料で楽しめる恐竜公園が隣接しています。
- 80人が収容できる大スクリーンで、カブトガニについて勉強ができます。
- 無料駐車場が完備されており、恐竜公園と共有されています。
笠岡市立カブトガニ博物館の展示紹介
カブトガニシアター
シアターには、80人が座れる客席があり、 カブトガニをテーマにした映像を大スクリーンで見ることができます。また各客席にはQ&Aのスイッチが設備されおり、クイズを通して映像と対話することもでき、子どもたちがより楽しめる仕掛けになっています。
カブトガニ水槽
展示室の中には、生きたカブトガニが間近に観察できるように、大型水槽が設置されています。
水槽の中では、いくつものカブトガニの成体を観察することができます。
生きている化石コーナー
生きている化石コーナーでは、8種類の生きている化石動物が、 現存種と化石種に分けて展示されています。
特にカブトガニの化石は、ドイツのゾルンホーフェンという地域から発見された保存度の高いもので、這い跡までもがきれいに残されているのを確認することができます。
ダイノスロープ
中生代を代表する様々な恐竜の展示コーナーがダイノスロープです。
カブトガニは、この時代を生き抜いてなお現代に生存していますが、恐竜たちは絶滅し、今では化石でしか見ることはできません。
飼育展示室
展示室では、人工飼育の状況や、かわいいカブトガニの幼生(赤ちゃん)を間近に見ることができます!
カブトガニが孵化後、何回くらい脱皮をして、 成体になるのかはっきりとわかっていません。
現在のところ、雄は15回の脱皮をして13年目に、雌は16回の脱皮をして14年目に大人になると推定されています。
カブトガニ博物館では、天然記念物のカブトガニ繁殖地内のカブトガニを保護して増やすために、人工飼育と幼生の放流を行なっています。
動く吼えるバリオニクス
2階には、恐竜バリオニクスが展示されています。この恐竜は、世界で初めて魚を食べたことが分っています。もしかするとカブトガニも食べていたかもしれませんね。
恐竜公園
カブトガニ博物館の外にある恐竜公園には、 カブトガニと同時代に生きていた恐竜などの復元模型が7種8体展示されています。
これらの模型は、全て実物大であり、学術監修を受けた精度の高いものです!アスレチック広場もあり子どもと遊びと学習の場として最適なスポットとなっています。
笠岡市立カブトガニ博物館の様子・口コミ
おはようございます😄
笠岡市立カブトガニ博物館📷
モゾモゾ動くカブトガニがとても可愛らしく、見ていて飽きませんでした。#カブトガニ#カブトガニ博物館 pic.twitter.com/YVV8jahGtX— 雪の華 (@ChaconneMoon) March 23, 2019
最近の研究では、人類にとって貴重な生物であることが再確認されています。また、カブトガニが生息できるように海を汚染しないようにする必要性を痛感させられます。
孵化したカブトガニの幼体は非常にかわいらしいです。
笠岡市立カブトガニ博物館
十何年ぶりに行ってみた! pic.twitter.com/xX6zHzJfiM
— Misaki (@kf2pxdl140) March 24, 2019
私が訪れた日には、特別展示「歯!!!」が行われており、様々な動物の歯や歯の化石を見ることができました。
特に、メガトロンの歯(レプリカ)の大きさには圧巻されました。
また、天井に目をやると恐竜のオブジェがあり、展示物を眺めるだけでなく楽しめるように工夫されています。
この博物館は、子供向けの施設と思われがちですが、大人でも多くのことを学ぶことができます。
今日の目玉、笠岡市立カブトガニ博物館。その名に違わずカブトガニまみれ、マジ超楽しい pic.twitter.com/JybEh6wFLb
— ⌘ ヒロタン ⌘ (@hirotang) December 28, 2021
公園ではカブトガニを見ることができ、恐竜の展示もあります。 館内にも恐竜の展示があり、大人でも楽しめる素晴らしい場所です。入場料は大人520円です。
20年以上前に訪れた記憶がありますが、今でも館内は整備が行き届いており、大人も楽しめます。 特にメガロドンの顎の化石の展示は見応えがありました。
子供たちは化石やカブトガニに興味を持ち、とても楽しんでいました。 テラスからは笠岡の海が見え、意外な風情があります。
海に生息するカブトガニを目の前にすると、環境問題について再考させられます。子供たちにも伝えたいですね。また、ぜひ訪れたい場所です。
笠岡市立カブトガニ博物館の詳細情報
施設名 | 笠岡市立カブトガニ博物館(かさおかしりつかぶとがにはくぶつかん) |
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所在地 | 岡山県笠岡市横島1946-2 |
交通アクセス | 【電車】JR笠岡駅からバスで約20分、「カブトガニ博物館前停留所」下車すぐ 【車】山陽自動車道笠岡ICから約16分 |
駐車場 | 無料駐車場100台有り |
営業時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
定休日 | 月曜日(祝日または振替休日の時はその翌日)、年末年始 ※3月25日~4月10日、4月27日~5月10日、7月15日~8月31日の期間は無休 |
利用料金 | 大人520円 高校生310円 小中生210円 |
問合せ先 | 0865-67-2477 |
公式サイト | 笠岡市立カブトガニ博物館公式サイト |
備考 |
周辺観光情報 ここもオススメ!
笠岡市には「笠岡市立カブトガニ博物館」の他にも見どころが沢山あります。是非足を運んでみてくださいね。
笠岡市だけでなく、岡山市にも恐竜をテーマにした遊具のある「太陽の丘公園」がありますよ。
藤井風の出身地、里庄町も近くにあり、ファンが訪れる観光地となっているので気軽に立ち寄ることができます。
近くにある笠岡ベイファームは、中国地方でNo1の人気道の駅です。四季折々の花畑が咲き誇ります。
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